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携帯基地局の放射に関する世界最大の研究が発ガンとの関係性を確認

2019-05-17 15:20:45 | 思想、哲学、宇宙論
https://indeep.jp/worlds-largest-study-on-cell-tower-confirms-cancer-link/


携帯基地局の放射に関する世界最大の研究が発ガンとの関係性を確認

イタリアのラマツィーニ研究所(環境毒性と発癌リスクを特定する研究を行う非営利団体)による研究と、アメリカ政府の研究が、それぞれにおいてスマートフォンを含む携帯電話の放射による発ガン性に関しての研究を報告し、それを受けて、科学者たちは、世界保健機構(WHO)国際がん研究機関(IARC)に、携帯電話の放射に関しての発ガン性を再評価することを呼びかけた。

環境毒性の研究で著名なラマッツィーニの研究者たちは、携帯基地局の環境レベルにさらされた実験動物による大規模な生涯研究(実験動物が自然死するまでのすべての経過を観察すること)の結果、携帯基地局レベルの放射はガンの発生を助長させると発表した。

米国国家毒性プログラム(NTP)も 2500万ドル( 27億円)の予算を投じて、同様の研究を行っており、その結果、携帯電話の無線周波数の高いレベルの放射を受けた雄ラットにおいて、心臓のシュワン細胞(末梢神経の構成細胞)由来の稀なガンが発見されたと報告した。

また、ラマツィーニ研究所による携帯基地局の放射においては、雌ラットでの悪性脳腫瘍(グリア細胞由来の腫瘍)の増加、および雄ラットおよび雌ラットの両方でのシュワン細胞肥厚を含む前ガン状態の増加が見出された。

調査結果を報じたイタリアのメディアによる「基地局の放射は非常に稀な腫瘍を引き起こす」という見出しの記事で、ラマツィーニ研究所の代表者であフィオレッラ・ベルポッギ(Fiorella Belpoggi)博士は、以下のように述べている。


「環境レベル(私たちの通常の生活の中での携帯の電波の放射と同じ程度という意味)の携帯の周波数に曝露されたラットのガン性腫瘍の所見は、携帯電話の放射に関する米国国家毒性プログラムの研究結果と一致しており、ラットの脳と心臓の同じタイプの腫瘍が、共に増加したことが報告されました」

「これらの研究は、ともに、WHO 国際がん研究機関(IARC)に、ヒトにおける携帯電波放射の発ガン性に関する結論を再評価、再分類するよう求める十分な証拠を提供しています」

ラマツィーニでの研究は、2448匹のラットたちに、出生前から自然死するまで、1日 19時間の「環境レベル」の放射を携帯基地局から暴露させ続けた。

ラマツィーニは、模擬基地局のアンテナから放射を曝露させたが、その曝露レベルは、米国国家毒性プログラムの携帯電話放射に使用されたレベルよりはるかに低いレベルの放射だった。

毒物学者であり、アメリカ国立衛生研究所の元上科学メンバーだったロナルド・メルニック博士(Ronald Melnick Ph.D)は、このラマツィーニの研究発表を受け、以下のように述べている。


「ラマツィーニの研究で使用された携帯電波の放射への曝露レベルはアメリカ連邦通信委員会(FCC)の規制値以下のレベルでした。つまり、ラマツィーニでの実験で使われた携帯の放射は、連邦通信委員から許容されるレベルなのです」

「言い換えれば、(アメリカでは)人々は、このレベルの携帯基地局の放射は合法だということです。しかし、この法的に許容されるレベルの放射でラマツィーニの実験では、動物たちにガンの増加が見られたのです」

「この研究は、米国国家毒性プログラムの報告の結果とも一致しています。これらの有害な被ばくからアメリカ国民を守るために、政府は規制を強化する必要があると考えます」

また、このふたつの研究報告の後、世界中の著名な医学者たちから、携帯基地局に対しての懸念の声が上がっている。それは以下のようなものだ。


「環境毒性の研究において、世界で最も評価の高い機関の一つであるラマツィーニ研究所によるこの重要な論文は、基地局からの放射が強い懸念となる理由が明らかに示されています」(スペイン・レウス大学の医学部毒性学部教授ホセ・ドミンゴ博士 / Jose Domingo PhD)



「米国国家毒性プログラムの研究結果と、ラマツィーニの研究の内容は、携帯の周波数放射が前庭神経鞘腫および神経膠腫を引き起こし、これがヒトに対しての発ガン性物質に分類されるべきであるという明確な証拠を提供していると思われます」(スウェーデン・エリアブロ大学病院の腫瘍学科の教授であり医師であるレナート・ハルデル / Lennart Hardell MD, PhD)



「携帯電話の無線に発ガン性があることを示す証拠は増え続けており、もはや無視することはできなくなっています」(王立カナダ内科外科大学のエメリトゥス・アンソニー・B・ミラー博士 / Emeritus Anthony B. Miller MD)



「この研究は、基地局の近くに暮らしているというだけで、健康に脅威が与えられるという懸念を提起しています。各国の政府は、基地局の出力レベルを削減するための措置を講じる必要があると思われます。また、基地局を、学校や病院の近くには設置しない、あるいは住宅の近くへの設置もよろしくないと考えられます」(米国オールバニー大学の公衆衛生学校の教授デヴィッド・O・カーペンター博士 / David O. Carpenter MD)



また、カーペンター博士は以下のようにも述べた。

「公衆衛生当局は、携帯電話やスマートフォン、学校の Wi-Fi など、無線ラジオ波のあらゆる放射源からの被ばくを減らす方法を一般市民に教える必要があるのではないでしょうか」

「現在、(アメリカでは)全国のあらゆる通りの 300メートルごとに小さな 5Gの携帯基地局を配置するという計画があり、そのためにこれは特に緊急な案件です。これらの 5Gの「小型の携帯基地局」アンテナでも、近くに住む人たちは全員、そして、通りを歩いている人々も継続的に暴露されることになります。基地局からの電波による被ばくの増加は、ガンや電気過敏症などの他の疾患のリスクを増加させることになるでしょう」

ラマツィーニ研究所の科学者たちは、これまで、200種類以上の化合物について約 500件の発ガン性についてのバイオアッセイ(生物学的試験)を完了しており、その研究の方法は、遅発性腫瘍の検出を可能にするために、動物が自然死するまで生きさせるという点で独特といえる。

すべてのヒトのガンの 80%が 60歳以降に発生する後発性だが、自然死するまでの長い観察期間をとることにより、ラマツィーニ研究所は、多数の化学物質について後発性腫瘍を検出することが可能となった。これまで公開された研究には、ベンゼン、キシレン、マンゼブ、ホルムアルデヒドおよび塩化ビニールの研究が含まれている。

なお、現在のアメリカ連邦通信委員会の携帯基地局
に対しての規制は、20年前に設定されたものだ。

当時は、携帯電話での平均通信時間が 6分間だった。携帯での通信料金がとても高額であり、携帯での通信そのものが現在よりはるかにわずかしか使われていない時代だった。

その基準が現在も使われているわけで、この携帯基地局の基準は、子どもたちや妊娠中の女性や胎児を保護するものになっていないと指摘する医学者たちは多い。

今回のふたつの結果を受けて、環境保健信託は、アメリカのカリフォルニア州、コネチカット州、メリーランド州、そして、フランス、イスラエル、ベルギーの公衆衛生専門家と連携して、政府および民間部門に公衆衛生教育を実施するよう求めた。

安全な携帯電話機や端末の技術を促進するためのキャンペーン、屋内外の環境で携帯電波の放射 /マイクロ波放射への曝露を減らすためのハードウェアとソフトウェアの基本的な変更を要求し、また、それを迅速化し、解決策や将来の問題を特定するための主要なモニタリングを行うことにより関連する危険性とリスクの防止に乗り出そうとしている。

なお、中国、イタリア、インド、ロシアなどの国では、アメリカ連邦通信委員会と比較して、はるかに厳格な携帯基地局の放射規制が実施されている。しかし、この研究は、それらの国においても、政府がさらなる行動を取るべきであるという科学的証拠を提供している。
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