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なぜ消臭芳香剤は危険なのか

2018-11-03 15:30:36 | 思想、哲学、宇宙論



消臭芳香剤には多くの種類がありますが、ほとんどの製品に含まれているのが「界面活性剤」です。界面活性剤は台所洗剤、衣類用洗剤、シャンプー、リンスなどに使われていますが、人体にとってよい効果をもたらすものではありません。

界面活性剤は、OECDによる毒性試験ガイドラインでは、「軽度の毒性がある物質」というカテゴリに属します。これは、5段階のレベルの2番目で、1番下の「事実上無害」と3番目の「中程度毒性」の間に位置します。

このガイドラインは、誤飲した場合に起こる身体的影響がどの程度かをもとに作成されていますが、「中程度毒性」があるカフェインよりも少ないことから、「界面活性剤は毒性はほとんどない」と主張する人もいます。

しかし、これは体重が60kgや70kgある、成人であれば害がないと想定した場合の話となります。もしこれが、より体が小さい人間の子供だったり、犬や猫などのペットに対しては、同じ量が体内に入った場合、人間の成人よりも配慮が必要です。子供やペットの体重は、年齢や種類にもよりますが数キロから10数キロしかないためです。

また、上記OECDガイドラインをもとに「界面活性剤はカフェインよりも毒性が低いのだから、界面活性剤は安全」という理解は、やや間違っています。

一日中、休まずにカフェインが入った飲料を飲み続けられる人はいません。コーヒーを多く飲む人であっても、せいぜい一日数杯程度ですし、睡眠中は当然ながら飲むことはできません。

しかし、消臭芳香剤は製品の特性上、界面活性剤などの成分が「部屋などにおいてずっと体内に入る」、また「車やトイレなど長時間過ごす空間で体内に入る」ため、危険性がないとは言えません。消臭芳香剤のある部屋等にいる場合、ずっと界面活性剤が体内に入ってきているということです。

もちろん、消臭芳香剤がある部屋に一日いたら必ず異常が起こる、というわけではありません。界面活性剤を、急性の毒物のように考えている人もいますが、それは間違っています。いくら「計毒の毒性がある物質」とはいえ、人体に短期間に大きな害を及ぼすものではありません(そうでなければ、界面活性剤入りのシャンプーが目に入ったらすぐに失明してしまうでしょう)。

ただ、短期間に体内に取り込まれる界面活性剤については問題がないでしょうが、年単位、十年単位、数十年単位で見た場合に、どの程度の影響があるかについては分からないのが実際のところです。

消臭脱臭剤の危険は界面活性剤だけではありません。「香料」「色素」とだけ記載されて、成分がよく分からないものについても気を付ける必要があります。成分が明示されていれば調べることもできますが、明示されていないと、この香料は何か、この色素は何かなど調べることすらできません。よって、香料・色素に限らず、よく分からない成分、成分名がきちんと明示されていない物質が入っている場合、「よく分からない物質=リスクを高い物質」だと想定しておく必要があります。

危険性があるものは避けるべき

危険性があるものは避けるべき
危険性があるものは避けるべき
日常生活にあまりに深く浸透しているので、ことさらに指摘されることもありませんが、界面活性剤は「軽度の毒性がある物質」です。界面活性剤が入ったシャンプーが目に入って痛い思いをしても、洗い流せば問題ありません。しかし、界面活性剤入りのシャンプーをずっと目に入れた場合、いくらシャンプーの濃度が低くても害があるのではないか、と考えるのは自然なことです。

消臭芳香剤も同じです。直接的な害がない、短期的な害がない、日常生活に広く浸透しているとしても、消臭芳香剤に満ちた環境で十年、数十年暮らした場合の害については、誰も知らないし調査もできないのです。何十年経過した後で「問題があることが分かりました」「このような健康被害がありました」と発表されたところで、誰も責任を取れません。不都合を被るのは、私たち消費者や家族の命や健康なのです。よって、できる限り自衛する必要があります。

とはいえ、界面活性剤を過度に怖がる必要はありません。過度に怖がった結果、洗剤やシャンプーを使わないという、極端な行動に走ることもありません(とても不便な生活を強いられることになります)。ただ、消臭芳香剤から出ている界面活性剤を体内に長期間入れてしまうことによるリスクについては理解しておくべきです。

また、香料や色素に関しても同様です。香料と色素だけでなく「成分が具体的に記載されていない成分」は、よく分からない成分=人体に良くない成分かもしれない、という理解をしておく方が無難です。

少しでもリスクを減らしたい、そして家族や子供、ペットへの影響を考えるのであれば、ご家庭や車の中などで消臭芳香剤を使わないことを強くおすすめします。家庭や車の中、トイレといった安心をもたらす場所に、目に見えない危険を持ち込むことはやめましょう。

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