思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

顕在意識と潜在意識(意識と無意識)について

2018-10-18 15:54:00 | 思想、哲学、宇宙論
http://www.thehypnotherapy.com/consciousness


顕在意識と潜在意識(意識と無意識)について



ヒプノセラピー(催眠療法)とは、ヒプノシス=Hypnosis(催眠)を使って、人が普段は意識していない潜在意識(無意識)に直接アクセスし、肯定的な変化を及ぼすセラピーの事を言います。

ヒプノセラピー(催眠療法)はセラピーだけではなく、コーチング、教育、医療現場など、とても幅広い分野において使用されています。

このように使用範囲の広いヒプノセラピー(催眠療法)ですが、いずれの場合においても「催眠」を理解するためには催眠を使って直接コンタクトをとっていく対象となる「潜在意識」を理解しなければなりません。






潜在意識(無意識)とは何なのでしょう?


潜在意識を説明する前に、少し、言葉の定義についての説明をします。と言いますのは、催眠が直接働きかける意識のことを、「潜在意識」と表現したり、「無意識」と表現されたりしているのが一般的です。

なので、これが時に読者を混乱させるのですが、催眠を行う場合、「潜在意識=Subconscious」も、「無意識=Unconscious」も同じ領域のことを行っていると思ってください。(補足:稀に厳密に区別をしようとする方もいますが、催眠を大まかな概念を理解するときは厳密に区別する必要はなく、同じもの。)

よって、このサイトでは、基本的に「潜在意識(無意識)」という表記をしております。

では本題です。

「潜在意識(無意識)」とは一体、何なのでしょう?

アメリカではメジャーなヒプノセラピスト団体、ABH(American board of hypnotherapy)の会長を務める、タッド・ジェームス博士は、「潜在意識(無意識)」を以下のように定義しました。

「潜在意識(無意識)とは、あなたの意識の一部。しかし、今は!意識していない意識」

では、「あなたの意識の一部で、今は!意識していない意識」って、一体、どんな意識のことを言っているのでしょう?

例えばあなたは今、このサイトを一生懸命に読んでいます。そして、見えるものを見て、聞こえている音を聞いて、感じている感覚をしっかり感じています。

そして、こう思うかもしれません。「今、結構、いろんなことを意識しているが、意識してないものって何だろう?」







例えば、こういうのはどうでしょう?


そうなんですね。結構、いろんなことを意識しているように思えます。

しかし、例えば、このような意識はどうでしょうか?

あなたが今、椅子に座っているのなら、

「あなたの足の裏と床が触れている感覚を感じてください。」

いかがでしょうか?

あるいは、あなたがもしジッと椅子に座ってこの記事を読んでいたのなら、

「お尻が椅子に触れている感覚を感じてください。」

いかがでしょう?

こう言われると、足の裏が床に触れている感覚も、

お尻が椅子に触れられている感覚も、

確かにあるはずです。

しかし、面白いことに、

私に

「その感覚を感じてください。」

と言われるまでは、

その感覚を全く意識していなかったと思います。

つまり、「無意識」だったはずです。

どうでしょう?

もちろん、ほんの入り口にすぎませんが、

これが、潜在意識を意識する、

という良い例です。

そして人には、このように無意識が

他にもたくさんあります。







例えば、瞬き(まばたき)はどうでしょう?


瞬きもまた、無意識的に行われています。

そして、意識的にまぶたを動かそうとすれば、

そうすることができます。しかし、意識していない時も、まぶたは勝手に動いていますよね。

まばたきは、とても、無意識的な動きです。このように考えていくと、呼吸もそうですし、心臓が動いているのも無意識の働きとなります。

傷かできて血が流れていれば、血を固めて傷を治そうとする免疫システムも、無意識です。

私は以前、ある信頼できる文献で、ヒマラヤ山脈あたりの行者には、自分の呼吸や心臓の動きを自由に操ることができる行者がいるということを知りました。

もちろん、通常の人間にはこういうことができませんが、修行を積むことでそいうことが意識的にそういうことできるということであれば、呼吸や心臓の動きも「意識」だと捉えることができるでしょう。

そう考えると、私たちの生命を維持しようとしている源、こそが「意識」であり、私たちは、普段意識していない「無意識」の意図によって生かされており、その意識体は、どんどん掘り下げていくと、さらに広大な、例えば、「宇宙意識」という範囲にまで広がって行くかもしれません。

manashiki

仏教における学派の一つに、唯識学派というのがあるのですが、そこで説明されている人の心は、六感(五感と意識)があり、その奥に、末那識、と、阿頼耶識があると説かれており、これは、先ほど説明した、顕在意識と潜在意識を説明する時に使用する図とよく対比されます。







潜在意識(無意識)は学びます。


このような広大な世界に行き着いてしまう潜在意識(無意識)ですが、もちろん、催眠療法を行う上で、ここまで深い領域を扱うことはありません。

ただ、「潜在意識(無意識)」という領域を突き詰めて考えていくと、どうしてもこのような深い領域に到達してしまう、ということが理解できればそれで十分だと思います。

なので、催眠を突き詰めていくと、どうしてもスピリチュアルな領域に到達せざるを得ません。

しかし、スピリチュアルなところに傾きすぎることがあれば、それは催眠を怪しいものにします。

よって、催眠に関するしっかりした考え方と理論が必要でしょう。

催眠の理論の中で唱えられている潜在意識(無意識)の大きな特徴に、「潜在意識(無意識)は良いことも、悪いことも、どんなことでも学ぶ」という性質があります。

特に繰り返されるとそれを学んでしまい、一旦それを学ぶと、その学びがしっかりとプログラムされます。

例えば、あなたが幼い頃に覚えた、お家の電話番号、あるいは、幼い頃に長く住んでいた、住所、を言ってください。

と言われれば、それがスラスラ出てくるはずです。そして、情報はどこから出てきたのか、少し意識してほしいと思います。

いかがでしょう? かなり無意識の奥底から出てきたのではないでしょうか?

このように考えると、あなたの無意識には、あなたが幼いことに体験したことから、今、現在に到るまで、意図的に覚えたこともあるだろうし、無意識的に覚えたこともあるだろうし、いろんなプログラムがされてきて、それが今のあなたの個性、になっているのかもしれません。







潜在意識(無意識)の性質


潜在意識(無意識)とは実に広大な領域にたどり着くということと、人間の意識の根源となっていることから、「催眠療法」こそが、人の心のもっとも深い根源的な領域にたどりつくことができる究極のセラピーだと言うことができるでしょう。

このことは歴史が証明しており、インドやエジプトの眠りの寺院、アジア、日本、ヨーロッパ、ハワイなど、どの地域においても人が「潜在意識(意識)」と言う領域にアクセスをとって様々なヒーリングを起こしていました。

そして歴史上のどの文明も、潜在意識に対して同じような理論を唱えています。









身体を管理して保持する


潜在意識(無意識)が私たちの体を保護しているのは明確です。なぜなら私たちは意識しなくても呼吸をしていますし、寝ている間も心臓が動いています。また車に引かれそうになれば、意識しなくても勝手にびっくりして反射的に車をよけるでしょう。これらはすべて無意識の性質と言えるでしょう。









感情の領域


顕在意識(意識)はとても論理的な考え方をします。例えば数学の問題を解いたり、何かを証明しようとするのは顕在意識の領域で行われています。しかし、潜在意識(無意識)は感情の領域となり、嬉しい感情から悲しい感情まで。潜在意識は感情がプログラムされた領域です。









素直なので暗示に従う


無意識は奉仕することを好み、命令に従います。なので、「あなたの人生はどんどん良くなっていきますよ。」という暗示を無意識に与えれば、それを本当のことだと素直に受け止めます。例えば対人恐怖症の人に対して、「あなたはもっと人まで堂々とできますよ。」といえば、それを素直に受け取り実行に移そうとする素直さがあります。









現実と非現実の区別ができない


例えばレモンをイメージしてください。レモンが本当に手のひらの上にあるように、生き生きとイメージしてください。そしてレモンをナイフでスライスして、その一片をかじってください。さあ、体はどのように反応しましたか?

例えば私の場合、背中を流れている神経が逆なでされるような感じになり、口は酸っぱいものを感じます。そして、ここで面白いことは何なのかというと、なんと、実際にレモンをかじったときに動く微細な神経細胞は、イメージの中でレモンをかじった時と同じ動きをすることが確認されている。

他の実験では、あるアスリートにバイオフィードバック装置をつけて、イメージの中で走らせると、実際に走っている時と同じような筋肉の動きが見られるというものがあります。

他にはこんな実験もあります。

それはバスケットボールのフリースローの実験です。

学生を3つのグループに分けます。そして、一定の期間、バスケットボールのフリースローの練習をさせ、それぞれのグループがどれだけの伸び率を示したのかを測る実験です。

Aというグループは一定期間、実際にフリースローの練習をさせます。

Bというグループは一定期間、イメージの中でフリースローの練習をさせます。

Cというグループは、全く練習をしません。

では、どのグループが最も良い伸び率を示したでしょうか?

というものです。

答えは、AとBは同じでだった。

催眠の世界で、無意識は現実と非現実を区別できないということはこのことを意味しています。

無意識は現実と非現実を区別できないのです。

なので、ある一流俳優は長い間、他の誰かの役を演じていると、その役から出れなくなるどころか、本当の自分が何だったのかさえわからなくなるらしい。









繰り返すと学ぶ


無意識は繰り返すことで何かを学びます。もちろん恐怖症のように一発で学ぶ場合もあります。
繰り返すと学ぶという性質がよくわかる例としては、自転車の運転を学ぶ時、ピアノやギターといった楽器の練習、など、何度も繰り返すとそれを学ぶことができます。英単語も繰り返すことで暗記できます。つまり、人は何かを学ぶ時に、繰り返して、無意識においてそれを学ぶのです。









記憶を保存する


これまでの時間の流れの中で起こった全てのことを保存しています。年齢退行や前世療法はここにある情報を引き出します。







http://www.clearhypnosis.jp/clearlightofficial/archives/898.html

潜在意識を書き換え、人生の主人公になる。

2015年10月14日


こんにちは

クリアライトの今本です。

今日は潜在意識の書き換えについて語りたいと思います。

なぜ書き換えが必要なのでしょう?

それは、

実はわたしたちは、毎日の生活の中で

すでにいろんな暗示を受けていて、

それらがわたしたちの考え方と行動をコントロールしているからです。

それらは、日常生活の中で

あなたがお付き合いしている人たちの間で交わされている

ふとした会話の中にあるかもしれませんし、

テレビや映画などを通して流れてくるメッセージなのかもしれません。

あるいは、あなたが読んでいる本などからの影響かもしれませんが、

こういうのは、

しらずしらずの間に無意識の中にインプットされていきます。

潜在意識の特質として、『繰り返し暗示を与えられると、それを真実だと思い込む』

というものがあります。

なので、毎日、美味しそうなコカコーラーの宣伝を繰り返されると

喉が渇いた時に、思わず、コーラーが飲みたくなるようなことが起こるわけです。

こういうことはよくあることですよね。

例えば、今、ペットボトルの中に、ちょうど水が半分はいっていたとしましょう。

そして、これを見た時に、ある人は

『もう半分しかない』

と思う方がいる反面、

『まだ半分もある』

と思う人もいるわけです。

こういう考え方は、実は、潜在意識に

どのような暗示がインプットされているかによって

変わってくるのです。

そして、実は、

わたしたちの現実は、

わたしたちが潜在意識のレベルで

物事をどうとらえているのか?

ということに、大きく左右されているんですね。

例えば、エスキモーには雪を表現する言葉が

日本人のそれて比べて、何倍もあるそうなんですね。

これはおそらく、厳しい雪の中の環境で生活をしてきたために

いろんなパターンを認識しなくては、生きていけなかったことに起因していると思います。

また、サーファーも、海の状態を表現することばをたくさん持っています。

これもまた、必要性からそうなったのだと思いますが、

つまり、エスキモーも、サーファーも、

わたしたちがしらない、あるいは、認識できていない現実を

認識している。

ということが言えます。

これはとても興味深い話で

つまり、わたしたちは、出来事や現象に

言葉を使ってラベルを貼った時に、

それを現実として認識するという習性があるのですね。

なので、日常生活の中でつらいことがあったとしても、

それを、『ああ、最悪だ!』

ということもできるし、

『次の機会に成功するための勉強』

ということもできるわけです。

しかしこれらは、あなたが体験した現象を

どう取るのか?ということにかかっており、

いずれにせよ、実在するものではありません。

つまり、『最悪』と取れば、それは『最悪』

ですし、『次の機会に成功するための勉強』

と思えば、それが正しいわけです。

かつで、ヘンリーフォードが言った言葉に

こういうのがあります。

『できると思っても、できないと思っても、どちらも正しい』

つまり、現象そのものを

どう受け取るか、つまり、その現象に対して

どういう『暗示』を与えるか?

があなたの現実になるということです。

わかりますよね?

だからこそ、

わたしたちは、

ヒプノセラピーそして、潜在意識の働きを学ぶ必要があるのです。

なぜかというと、ヒプノセラピーを学ぶと言うことは

あなたがこれから直面する現実を変えていけるということを意味するからです。

これから先の人生において、

あなた自身が現象に対して、

どのようなラベル貼りをしていけば良いのか、

どのような暗示を与えて行けばよいのか、

あるいは、プロとして、

セラピーやコーチングをする場合なら、

どのような言葉をクライアントにインプットしていけばよいのか

がよく理解できるからです。

どんなに深いところに

根強く暗示されたものに対しても、

退行催眠などを使えば

ポジティブなものに置き換えることができるからなのです。

なので、世の中には学ぶものがたくさんありますが、

ヒプノセラピーを学ぶこと以上に重要なことはないのかもしれません。

これまでは、潜在意識にコントロールされてきましたが、

ヒプノセラピーと潜在意識の働きをしることで、

この関係性を逆転させることができるのです。

これはどういうことかというと、

あなたが現実をコントロールする、

あなたがあなたの人生の主人公になる

ということなんです。









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