思想家ハラミッタの面白ブログ

主客合一の音楽体験をもとに世界を語ってます。

究極的実在と合一する中元すず香

2015-05-23 13:45:28 | Weblog
アリストテレスは、全自然は、それを超越する「不動の第一動者」すなわち自らは動くことなく宇宙万物を動かす第一原理によって動かされている、と考えました。宇宙万物は、「不動の第一動者」を究極目的として運動する、というわけです。



プロティノスの形而上学における究極的実在・第一原理は、一者と呼ばれています。それは、すべてのものの根源であり、自らのうちから流れ出て宇宙万物となるとともに、自らのうちへと還帰します。そこに、「存在の諸段階」が成立することになります。それは、次のようなものです。

 ①最深層には、一者が存在します。②次の段階は、ヌースあるいはイデア界です。この二つが、超時間・空間的な無限絶対の実在界です。③第三の段階は、宇宙霊魂です。④第四の段階は、自然です。⑤そして、最表層が、質料です。この③④⑤が、時間・空間的な有限相対の実在界です。一者は、宇宙万有の彼岸にある究極的実在であるとともに、他のすべての段階に顕現しています。したがって、存在の五つの段階すべてにわたって、一者であるわけです。

 人間の霊魂は、宇宙霊魂に属していますが、自らを純化し、高めることによって、ヌースに達し、さらに一者まで帰ってゆき、それと合一することができる、とされています。人間は、自覚的に自己を高めることによって有限相対の実在界から無限絶対の実在界へと超越し、ついには究極的実在である一者にまでのぼることのできる存在とされています。
 

 ルネッサンスのヒューマニズムは、このようなかたちで形而上学との内面的連関性を有していました。すなわち、そのヒューマニズムは、究極的実在と人間の合一という事実を成立基盤とするものであった、ということができます。

前回の記事より抜粋


どうして中学三年の中元すず香が、最初の部分で創造主のような威厳を感じさせることができたのか。

その理由は彼女が不動の第一動者である究極的実在と合一したからではないでしょうか。

イントロ部の曲は、自らのうちから流れ出て宇宙万物となるとともに、自らのうちへと還帰する根源的エネルギーを表現しています。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm24772911

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