畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

脱原発と報道

2011-09-20 19:08:07 | 暮らし

9月20日(火)  ときどき 

昨晩、かなりの雨が降った。雨音で、目が覚めるほどでもあった。庭には大きな水溜り。待望の雨ではあるが、少し多すぎた。昨日、土埃がひどいので、マルチを張らずに、機械もそのままにしておいた。朝、雨の止み間に出かけて、作業を引き継いだが、畑土は、水分を吸い過ぎていた。機械はタイヤも、作業機部分も、土がへばりつき、重くなる。やっとのことで、マルチフィルムを張り終えるが、持ち上げ気味にしないと、滑って、進まないほどだった。ようやく終えるころには、雨も強く降り始め、びしょ濡れで、帰ってきた。

寺の役員になり、施食会の準備をしなくてはならず、この天気を利用して、案内文を作り、遠方の何人かには郵送。地元の檀家回りをして、配って歩いた。

話は変わる。昨日の、「さよなら原発 集会」。どんなだったのかと、昨晩からのテレビニュースを見ていたが、全く触れられることはなかった。今朝のニュースでも耳、目にしなかった。夜は早く床に着くし、ワイドショー的なものにはチャンネルを回さないので、すべて、NHK局であるし、ずっと目を凝らして、見ているわけではないので、漏らしていないとは言えない。が、少なくとも、注目される事件としては報道していないだろう。NHKにしてみれば、こんな集会に集まる連中の多くは、「受信料」を払っていないのだからと、対象外の扱いなのかもしれない。

今朝の、我が家の新聞。「東京新聞」ではあるが、トップではないが、一面にも、しっかりと「6万人集会」との見出しが載っていた。見開きの特集面も「脱原発集会」を特集していた。3月11日以来、東京新聞は、脱原発的な、報道姿勢を見せているように思う。社の方針なのか、編集方針なのか、あるいは、編集部の中心に、脱原発の立場の人たちが多いのか。ある程度は、信用できるような報道が多いと感じてきた。この姿勢を維持していってほしい。

他の新聞、テレビ局が、どうなのかはわからないし、調べるのも何かと大変の様だが、今日の昼番組では、テレビ朝日は報道していた。

まだまだ、こうした状況を切り開きながらだから、道は長いと思う。

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畝立マルチ

2011-09-19 18:57:31 | 農作業

9月19日(月) 

真夏日は続く。異常な暑さだ。久しぶりで、本格的な、畑作業だ。

機械の準備、肥料、マルチフィルムなどなど、準備のも時間を使う。草を刈り、耕しておいた所に、施肥、畝立マルチ張りをするが、畑土は、本当にカラカラに乾いている。少しくらいパラパラしたような雨では、その後の、真夏の日差しが、帳消しにしてくれている。機械のロータリーの回転で、土埃が舞い、黒いマルチフィルムも白っぽく見えるほどだ。風下に舞い飛ぶほこりの量も半端ではない。風下の近くに、住宅がある場所は、さすがに、作業する気にはならなかった。一雨あってから、やろうと、施肥だけして、引き揚げてきた。

今日は、9月19日。どうだったのだろう。

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「さよなら原発」一千万署名

2011-09-18 19:21:05 | 暮らし

9月18日(日) 

今週末はお祭りである。今日は、その最後の準備の、行燈張りという行事の日である。祭場をきれいにし、こまごまとした、準備をする。そして、作業が終わると、生ビールの樽を用意して、バーべキューである。今年は、3.11の大震災以降、いろいろあったが、イネの収穫が終わり、私たちの地域では、具体的には汚染という結果も出ることなく、米の収穫は終わり、皆、ホッと胸をなでおろしている。

片や、いまだ、原発の事故は、収束することなく、事故対応に多くの人とエネルギーを使っている。そして、その行き着く先も、ある意味、どうなるのかすらわからないのが現状だ。

私は、今日の、この集落の集りの場で、「脱原発一千万署名」を呼び掛けることにした。脱原発の呼びかけと、署名の用紙を印刷して、参加者(と云ってもわずか、30名ほどではあるが、)に手渡し、一、二分の、呼びかけ時間をもらい、話をした。それが、どのような影響を与えたのかはわからない。

しかし、少なくとも、25年前の、チェルノブイリの時には、遠く、よその国の出来事でしかなく、日本の原発は、安全だと云う、政府、電力会社の、圧倒的な力と経済力の前には、負け犬とは言わないまでも、はるか遠い所の、遠吠えでしかなかった。

3月11日。日本では、地震と津波という、地球の当たり前の活動により、最悪の原発事故を起こしてしまった。原発の危険を訴えていた、専門家が指摘した、まさにその指摘通りの事故が現実に発生した。そして、半年以上が過ぎても、その事故は、収まることなく、事故処理に、多くのエネルギーを使い続けている。そして、原発周囲の街は、「死の街」と化し、何時になったら、また、その時のように住み暮らしてゆけるのか、めどすら立っていない。はるか、250kmも離れた、私たちの地域も、原発事故の放出した放射性物質が、汚染して、農作物の安全性すら、不安の中に放り込んで仕舞った。幸いに、結果は、汚染という結果には至らず、という検査結果に落ちついた。

今日集まった集落の多くも、米を作ったり、作ってもらっている人たちは多い。不安にかられたり、心配したりの時間は、消して短くは、なかっただろう。結果を受け入れ、ホッとして、実りの秋を収穫し終えた。そして、秋祭りである。

少なくとも、今回の福島原発の事故は、関東圏に住む。人々にとって、大きなショックではあった。原発はいらないという思いは強い。しかし、今の豊かな生活と引き換えに、原発を無しにするのか、その結論を引き出すには、まだ時間は足りない。

「さよなら原発」のホームページは  http://sayonara-nukes.org/  

 

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役員会

2011-09-17 20:54:51 | 農作業

9月17日(土)  ときどき  いちじ 

時折、ザーッと雨が降る。そんな一日だったが、暑さは変わりない。畑にも、役に立つとは言えないほどの雨量。蒸し暑さと、作業の妨げ、だけをもたらすと云うほどの雨。なにやかやで、午前中は遊んでしまい、午後は畑に行くが、5時には、寺の役員会ということで、早めに上がる。

役員会は、近くの食堂を会場とする。終わった後、一杯入れるので、自転車で行く。こぐこと10分ほどだが、ビールの入った体には、遠く、帰りつくと、ホッとして、汗がジャー。これから、飲み直して、お休みなさい。

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お世話になります

2011-09-16 20:07:56 | 介護日記

9月16日(金)    いちじ  

一日、家にいて、機械の掃除など。籾コンテナは、掃除して、一番奥に収納。一年のお休みだ。代わりに、大豆の脱穀機を前にしておく。コンバインは足回りの洗浄。高圧洗浄機で、水を吹き付ける。かなり丁寧に、時間を掛けて水を吹き付けても、固まった粘土はきれいにはならない。適度な所で折り合う。乾かしてから、作業機部分の分解掃除だが、これはあす以降になる。

昨日、ショートステイから帰った母。今日は、デイサービス。入浴の件、聞いてみると、全く問題なかったと云う。さて、それで、今日のデイはどうだろう。朝、送りだす時に、「今日も暑くて、汗をかくから、ちゃんと風呂に入ってきなよ」と、声をかけておいた。帰りは、4時過ぎ。どうだっただろうと、デイにしては、めずらしく、迎えることにした。帰った時は、ちゃんと自分の部屋に云っているので、めったに、家にいて迎えることはない。

居間で、コーヒーを飲みながら、待っていると、車の止まる音。職員にサポートされて、玄関に入ってきた母。

「また、厄介になりにきました。」 玄関から部屋に向かいながら、「お世話になります。お願いします。」

そんなことはどうでもいいんだ、風呂はどうだったんだと、思いつつ、連絡帳を見ると。

「いろいろと、誘導してみたのですが、どうしても、入浴してくれませんでした。」

今回は良い。明日から、また、ショートステイ。その後が大変だ。在宅が、10日もある。この間のデイの入浴をどうするか。思案だ。

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日記

2011-09-15 19:17:35 | 農作業

9月15日(木)  

残暑は続く。

畑に出ても、この暑さと、乾燥では何もできない。ただ、今のうちに、夏の間、荒し放題だったか所を少しでも片づけておかなければならない。この乾燥では、耕すと、土埃がひどく、周囲に迷惑を掛けるからやれない。茂り放題の草を刈る位だ。と云ってもこの草刈が大変だ。畝にはマルチが張ってある。通路部分と、植え穴の草が、高さと横とに生育し放題なのだ。高さは良い。困るのは、横への広がりだ。地面を這い、接地部分から根を出しながら広がってゆくから、始末におえない。マルチがなければ、地面の土を削る様に刈ってしまえばよいが、そうはゆかない、マルチを切らないように、ある程度の高さで、刈るので、かなりの草が残る。マルチの撤去に手間取ること必定。

こんな草刈だから、一時間もやれば嫌になる。残りの時間は、畝間の草取りなどで、時間をつぶすことになる。この草取りもやらなければならないのだが、草刈と、マルチの撤去が本当は、優先作業なのに。畑仕事は、半日で、いやになる。

午後は、コンバインの片付けに手を付ける。まずは清掃からだ。田んぼを走った、クローラー部分の土を取らなければならない。稲刈前半に、柔らかく、少々ぬかる田んぼで作業していたので、田の粘土と、切藁が混ざった壁土のような泥が、クローラーと機械の間に詰まっている。これが、固くなって、取るのが大変だ。長いバールを差しこんで、こじるようにしてもなかなか取れない。車体の下に潜り込んだり、悪戦苦闘。時間をかけて、ようやく、大きな土刳れは落とすことができたが、今日はここまで。

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土埃

2011-09-14 19:07:14 | 農作業

9月14日(水)  

夏の太陽。気温も高い。残暑は続く。

午後、畑に行く。夏草だけは、すさまじい勢いで生育している。進入路の草も、ついこないだ、稲刈前に刈っておいたと思ったが、もう膝くらいまで伸びている。カボチャや、ズッキーニの畝間は、ヒユナが、二m以上に伸び、灌木のようだ。しかも、多くある枝先には、穂をつけて、無数の種を用意している。とりあえずは、通路の草刈。刈払機の刃が、土を削ると、いっきに土埃が舞いあがる。畑土はカラカラで、根の張りの好くない草は、夏草ですら、葉っぱがしんなりと、しおれるように、へたっている。

この畑、今のところニンジンと大豆だけしか育っていないが、ニンジンは、この残暑と、水分不足で、小さなままに、枯れ死したものもある。そこまで行かないまでも、いくらかでも、この暑さの中、水分を蒸散させまいと、葉を巻くように縮こまり、懸命に耐えている。菜っ葉類を蒔いた短い畝の、不織布の下は、わずかに枯れ死を逃れた菜っ葉が、少しだけ、いじけたように緑の葉っぱを広げている。

畝間の草取りも少しやったが、カラカラの固い土に、がっしりと張った夏草の根の力強さとの格闘だった。

午前中は、秋の収穫作業の後片付けで、機械の掃除、作業場の掃除をして、籾すりしておいた米を、保冷庫にしまう。

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入浴拒否

2011-09-13 19:32:51 | 介護日記

9月13日(火)  

デイサービスで、母の、入浴拒否が、たびたびとなり、職員が困っていると云うことで、話し合いを持つことになった。ケアマネージャーが、母の通っているショウートステイの職員たちも含め、対応を話し合うので、来てくれと、連絡があった。デイサービスでの、入浴拒否は、以前からあり、「風呂に入れてください」とのお便りが、通い帳の中に入っている。しかし、最近は、その手紙の効果はなくなり、かたくなに、拒否をするようになったそうだ。理由は、朝、風呂に入ってきた。私は、毎日温泉に入っている。

ショートステイでは、入浴拒否はほとんどなかったが、最近、嫌がることもあると云う。困ったものである。

そこで、「認知症の入浴拒否」を検索してみたら、そのすさまじいこと。認知症の、症状の一つだと云うことを知る。ハウツウ的に、風呂に入りたがらない患者を、いかに誘導して入浴させるかなど、など。二か月、三か月風呂に入らないどころか、最長で、一年はいらない患者がいたと云う話も聞いた。

そんな訳で、今日の話し合いでの、利用者側の意見として、デイサービスでは、職員が、大変なら、無理をして、入浴させることはしなくともよいと。ショートステイの場合、そこが生活の場という意識があるから、極度の拒否はないのだろう。とりあえずは、一週間位は風呂に入らなくとも、我慢しよう、ということで、お開きに。

そんなこともあり、出かけたので、ついでに、隣町の病院へ。脳梗塞で、入院している友人の見舞い。ある程度回復してきていると云うので、半年ぶり位で、顔を見に行く。

海岸沿いの国道を、久しぶりに走ったが、海はどこまでも青かった。この海が盛り上がり、多くの人の命や生活を奪うこともあるのか、と思いながらも、濃い青い海はきれいだった。

田んぼの耕起。これで全部、秋起こしは終わった。今年は、早い。

無農薬米の籾すり。こちらは最低の出来。いやになる。

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中秋

2011-09-12 19:24:05 | 農作業

9月12日(月) 

夕方、西に向かい、車を走らせる。5時をかなり回った頃の時間だ。沈む夕日が、山の稜線の少し上あたりで、眩しい。ちょうどフロントガラスの真ん中ぐらいで、赤く光って、何も見えなくなるほど。少し腰を伸ばし、立ち上がる位に目の高さを上げて、どうにか前方の車の後をついて、走らせる。

30分ほど、所用を済ませ、家路に着くのは、6時を回ったころ。帰りは、東に向かうことになる。

今度は、フロントガラスの真ん中ぐらいに映るのは、中天にかかる中秋の名月。晴れ渡り、ほとんど雲の無い正面の空の真ん中の満月は、時折の、道路のカーブで、右に左に、姿を隠すことはあるが、帰り道のほとんどを付き合ってくれた。10分にも満たない、帰りの運転だが、十五夜の月を、充分楽しみながらのドライブとなった。

宮畑 インゲン用のネット張

田んぼ  無農薬の田んぼの草燃し。イネと一緒に、草も刈って、細断して排出してある。来年以降の為に、いくらかでも、種を減らすために、燃しておく。

昨日の、草刈で、草刈機が壊れてしまった。部品の交換をして、修理する。ほぼ半日かかる。

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共同作業

2011-09-12 05:43:38 | 農作業

9月11日(日)  

共同作業。お祭りも近いからということで、農道等の草刈作業。各集落ごとに、公会堂などに集合する。毎回、7~8人は集まるが、今回は、時間が過ぎても、頭数は4人で打ち止め。役員によると、15軒に出席要請のお願いは配ったとのこと。今日は、集落内の一寺の草刈とぶつかってしまい、数人は、そちらに回ったらしい。また、稲刈りの終わっていない家もあるので、出席者は4人だけになってしまったようだ。

空は、曇りの予報に反し、夏の太陽が照りつけ、残暑の厳しい中、広い草刈範囲の中に、4人が、点々と散る。何時もなら、昼上がりの頃には、ほぼきれいに刈られる道路の草も、まだあちこち残ったままで、エンジンを止める。午後も、引き続き、最終的に終わったのは、3時を過ぎたころ。あまりにも暑かったので、たまには、慰労会でもということになり、4人での宴会をやることになる。

カラカラの体に、ビールは、無尽に吸い込まれるほどで、、、、、、、、、。

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