3月17日(土)
暗がりの中、静かだが、雨音が聞こえる。予報通り、降っているな、と、気を緩める。起床は、30分ほど遅れた。
出荷の手伝い。急に、収穫が少なくなる。そんな感じがするほどに、菜花や、コウサイタイの量が少ない。ブロッコリーも、頂花は、全部取ってしまったと云う。それほどに、この時期の花野菜類のピークは速く過ぎてゆく。春の来るスピードが速まると云うことだろう。今までのように、蕾が固く、開くまでに時間がかかることが無い。ちょっと取り遅れると、次に行くと、花が開きすぎたり、ブロッコリーなどは、蕾が離れ、開花の準備を始める。しっかりとまとまった蕾の塊が、風船が膨らむように、ふわーと開き始める。見た目も悪く、しゃきっとした食感が無くなる。かなり大量のブロッコリーが、箱の中に収まることとなる。
そんな訳で、出荷の手伝いも、早めに終わる。そうだ、サバが氷温室だ。15日の夜。一人で、夕食。そろそろアルコールが回ってくる頃の時間。勝手口から声がかかる。今、届いたからと、バケツの中に、10匹のサバ。小ぶりだから、油はのっていないだろうからと。今日は、さばく気にならないからと、氷温室を空にして、ブチ込んだ。翌朝、少し早めに起きて、三枚に下ろしておいてある。この大きさからして、唐揚げにするのが、最適だろうと、雨の予報の土曜日を待っていた。時間のできた、昼前に、氷温室から、まな板に出す。
適当に切って、しっかりと唐揚げにして、砂糖醤油にショウガとトウガラシを入れて、鯖の唐揚げの、甘辛煮。これは、日持ちもするし、冷めてもおいしく食べれる。サバやイナダなどをたくさんもらった時には、時間が取れればだが、作り置きしておく。
めずらしい、昼時の勝手仕事で、昼食には、一品追加。
午後は、合羽を着て、トラクターの洗浄。二時間ほどで終わり。後はのんびり。
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