畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

麦秋

2010-05-31 19:19:53 | 農作業
5月31日(月) 

好く晴れるが、空気はひんやりしている。朝晩は、ヤッケをかぶらないと、寒い位だ。
秀畑。
サツマイモ苗の仮植。マルチ2畝撤去。ロータリー耕。サツマイモ、ヤマイモなどを、植えるための畝立を、急がなければならない。
午後は、花畑。
トマト用の支柱組。途中だが、母がショートステイから、帰ってくる日だから、4時過ぎには、家に帰る。もう一度、畑に行くには、中途半端な時間。家の周りで、なにやかやと。

七十二候。
麦秋至(ばくしゅういたる) 麦を刈りいれるころ
五月の晦日で、明日からは、6月である。梅雨を迎える、雨や曇りの多い季節到来。麦の収穫は、まさしくこの時期の作業。私たちも、移住してからかなりの間、麦を作っていた。小麦、裸麦(大麦)を作った。製粉機も手に入れて、小麦粉を作ったり、製麺屋に依頼して、干麺を作ってもらったりもした。販売もした。裸麦からは、麦麹を作り、麦味噌をつくったこともある。甘口の、美味しい味噌ができた。麦芽糖にも挑戦した。しかし、はるか昔のことになる。
麦の収穫が、雨の多い季節であることが、麦作りを諦めた理由である。ごく少量の、10kgや20kgでは、手作業で、手間が大変だ。少なくとも、100kg以上は作らないと、機械の手間は出ない。しかし、その位だと、収穫後の乾燥が、大変だ。大量ならば、米用の乾燥機も使える。しかし、それだけ規模を大きくしても、他の作業とのバランスが、取れなくなる。作業場や、家の中に、所せましと、麦を広げ、乾燥させても、天候次第では、カビを発生させ、使えなくなったり、品質を悪くしたりしたこともある。
結局、手間がかかり、他の作業を犠牲にしたりで、麦作りを、捨ててしまった。
自給の思いから、苦労していた過ってのことが、懐かしくもある。

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