畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
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食、農への思い

台風逃げた、猿は来た

2022-07-07 21:01:00 | 暮らし
今日は七夕だそうだが、空は見ていない。
あまりの失意ゆえ、気もそぞろなのか。
5日。台風の予想進路は、日本列島縦断か南海上を通過するかで、豪雨や洪水の被害予想で、ニュースショウは気象予報士が引っ張りだこ。しかし、我が家のあたりは、時折、傘のいらないポツポツがあるぐらいのもので、地面は濡れることもない。そんな空の下、何時ものように、畑の草取りをしながら、日照りでぐったりのやさいたちに、もうすぐたっぷりくるからねと、気を届けていた。
6日は、我が家の一大イベントの、廃鶏出しの日。夕方も過ぎ、暗くなり、鶏たちが皆、止まり木に止まった頃を見計らい、今まで、2年ほどタマゴを生んでくれた老鶏たちを処分するため、コンテナに入れる作業を始める。早朝発の予定なので、大雨を警戒し、鶏舎のすぐ傍まで軽トラを寄せて、積み込み作業を楽にと、準備もしておいた。
雨は、なかなか本降りにはならず、降り初めの時間はどんどん先送りされて行く。けれど、予報の雨雲は、超強雨を降らす雲が居座っている。廃鶏コンテナの積み込みや、豪雨中のうんてんをしんぱいしながら、床についた。
まだ暗い中目覚める。4じにもなっていない。豪雨?。静かな闇。シトシト雨の音すらない。どうした?、と思いつつうつらうつら。5時前に起き外を見るが、降るには降った気配はあるが、ちょっとした雨上がりの朝の様子だけ。
連れ合いは言う。ずっと南に行ったようだよ。遅くまで予報を見ていた結果だそうだ。台風から変わった低気圧は、気象専門家の予報を見事に肩透かして、ずっと南の海上を通り、雨雲も海の上だったようだ。予報の一割にもならない雨量を残して、台風一過
となった静かな朝だった。
雨に打たれることもなく、コンテナを積み、荒れることなく、静かな、そして、低気圧のおかげで、日の照ることない、快適気温の中、6時ちょうど頃、廃鶏ドライブに出発した。
コメント
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