畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

七十二候

2010-12-27 20:00:26 | 農作業

12月27日(月)  

強い風は、夜中中吹きまくる。が、夜明けとともに、徐々に弱まってくる。久しぶりで、静かな日中と云う感じだ。少しくらいの風は、苦にならなくなる。

連れ合いは、髪切とか、胃カメラ飲みとか、押し迫ってから、忙しいこと。胃カメラは、喉に触り「オエッ、オエッ」となるから、注射を打ってもらうということで、車の運転ができない。送迎係をやる。

明日は賃餅搗きの予定。朝一番で、モチ米を洗い、水に浸す。朝のうちはまだ、風が残り、時折音を立てる。水は冷たい。臨時の野菜便。一個だけでも、畑の収穫から、一通り。合間を見て、大豆の脱穀。広げて干しておいて、乾いたものを機械に掛ける。ちょこちょこ中断しながらだが、夕方には、予定をこなせる。残りの物を広げて、明日に脱穀しようと思う。

七十二候

麋角解(びかくげす)  鹿のつのが落ちて生え変わるころ

七十二候も、最後です。先人は、季節の移り変わりを、このように、自然の現象で、表してくれています。四季のある、自然豊かな列島。その島国に住む、民たちの特権だと思います。しかし、今、グローバル化の名の下、世界は一つ、地球は一つ。物や人の、流通や移動の急速化と、急激な工業化が、豊かな生活を保障しています。その豊かさが、ほんの何十年か、せいぜい百年の人間の営みが、数千年の民と自然の係わりの表現を、一つ、また一つと、消し去っています。どちらが良いかは、判りません。しかし、両方を望む贅沢は、不可能のように感じます。

歳時記カレンダーの一年。

連れ合いは、2011年版を買ってきました。来年は、何を見ようか、思案中です。

コメント (1)
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