畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

散髪

2008-01-24 19:16:04 | 暮らし
今日は  時々 

昨日に比べ暖かく感じる一日。陽が落ちるとぐっと寒くなる。
大豆の脱穀機を掃除して、片付ける。たった一日しか使わないが、掃除や点検はしておかなければならない。また一年後まで、お休み。
午後は、田んぼの草刈。

夕方早めに片付け、散髪。私は昔から床屋さんは好きでなかった。めったに行かないから、何時もぼうぼうの髪をしていた。半年以上も切らないことも珍しくなかった。レザーカッターで自分で散髪していたこともある。
会社を辞め、移住してからは、電気バリカンを購入して自分で坊主頭にした。けれど、相変わらず半年くらいは髪を切らない。集落の仲間から、「なんだ、そのベートーベンのような頭は」といわれたりしていた。
若いうちはそれでもよかったが、年をとるとそういう訳にもいかない。あまりきたなっぽい格好は気が引ける。で、今では、二カ月おきくらいに、散髪する。作業場に鏡を置き電気バリカンでざっと髪を切るだけだが。

散髪するたびに思い出すことがある。もう20年位前のお正月。箱根駅伝を見ながら一杯やってて、散髪しようと思い立った。電気バリカンを持ち出すと、当時、休みになるたびに我が家に来ていた姉妹。妹のほうが、「私、やりたい」と、床屋さんをかってでた。中学の一、二年生頃だったと思う。それじゃあということで、バリカンを渡す。「わあ!面白い」とか、はしゃぎながらバリカンを動かす。時々、ちくちくと痛いので、「ほら!もっと真面目にやれ!」。しかし相変わらず、ちくちく。バリカンが切れなくなったのかな、などと思いながらも、ほろ酔い気分もあって、最後まで任せてしまった。
「おじさん、出来たよ」と、得意そうに鏡を差し出す。「どれどれ」と鏡を受け取って。なんと、スキンヘッド。 と頭に手をやると、手にはぽつぽつと、赤い点が。
なんと、かわいい床屋さんは、バリカンを逆さに使っていたのだ。
バリカンの刃は二枚あるが、下の刃は動かず、上の刃が左右に動いて髪を切る仕組みだ。逆さにされたらたまったものではない。私の頭の頭皮は、バリカンの振動刃をもろに受けていたのだった。
コメント (5)
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