日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 小樽駅

2015-09-28 19:45:03 | 北海道
銭函駅に寄ってから5号線を上り、小樽駅に着きました。初日に走った道をたどり、上陸地点に戻ってきたわけです。道中の出来事が走馬灯のように甦り、否応なしに感慨が押し寄せてきます。
上陸時に朝日を浴びていた駅舎はライトアップで浮かび上がり、六つ並んだファサードの窓にはランプの明かりが格子状に灯って、その奥には吹き抜けになった高い天井が見えます。明るい中ではもちろんのこと、暗くなってからはなおさら引き立つ名建築です。
日中に比べて弱まりはしたものの、雨は依然として断続的に降っており、気温も12.5度に下がっています。これでは残念ながらキャンプは厳しく、長万部に泊まるという選択肢が現実味を帯びてきます。いずれにしても晩酌の準備は必要となるため、先ほど駅の近くのコープで買い出しを済ませました。昨日遅い時間に立ち寄って何もなかったという事実から、買い出しは七時頃が最善と考えてのことです。その狙いは見事に的中し、最後の晩餐を飾るにふさわしい布陣が整いました。あとは早く投宿して一息入れたいものです。
ただ、そうはいっても、長万部まで140kmもの移動が残っています。先は長くなりそうです…

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