日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 再設営

2015-09-22 19:40:18 | 北海道
よいことづくめと思っていた留萌のキャンプ場ですが、一つだけ難点があるのに気付きました。近くにある工場から装置の動作音が聞こえて、それが相当耳障りなのです。工場が無人になっていることからすると、場合によっては一晩中無人運転されるのかもしれません。これでは晩酌するにも眠るにしても煩わしいため、設営したテントを一旦解体し、最も離れたキャンプ場の北端に再度設営しました。
炊事棟からはかなり遠くなり、手近な場所にはベンチもないなど、利便性には劣ります。しかし、騒音はどうにか気にならない程度になり、周囲には他のキャンパーの姿もほとんどなく、月が浮かんだ空はより広々して見えます。そしてもう一つのよいところは、瀬越駅を近からず遠からずほどよい位置に見渡せることです。段丘の下にある駅が橙色の照明に浮かび上がる様子が様になっています。北陸本線キャンプ場こと海浜公園キャンプ場が、今春の新幹線開業によりすっかり有名無実化してしまった今、線路が見渡せるキャンプ場としては、こちらの方がむしろ上ではないかとさえ思えてきます。とはいえ、この光景もあと少しで見納めです。一期一会の眺めに出会えたことを幸いに思います。

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