日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 旭ヶ丘公園キャンプ場

2015-09-28 22:14:05 | 北海道
この展開を予想できた方はいらっしゃるでしょうか。道内最後の夜は倶知安でのキャンプとなりました。
キャンプをしようと積極的に考えていたわけではありません。十六夜の月が出るならともかく、その月は余市を出たあたりで陰ってしまいました。しかも倶知安の市街に入ると、一時止んでいた雨が再び降り出す有様です。キャンプをするかどうかの迷いは完全に消え、長万部の宿に電話を入れました。ところが、あるところは満室、またあるところは到着の遅さについて難色を示され、ことごとくお断りというまさかの結果に。全部入れても数軒の温泉街だけに、片っ端から当たってみるという選択もあり得たものの、ここは縁がなかったと諦めた方がよかろうと思い立ち、そのままキャンプ場に流れ着いた次第です。
気温は10度と、どうにか耐え得る状況ながら、断続的に降ってくる小雨が厄介です。先客は乗用車一台のみ、既にテントで休んでおり、これから誰かが来ることもないでしょう。テントは屋根付きの炊事場に張らせてもらいました。晩酌もここですることになるかと思います。
結局、道内の最初と最後はいずれも雨の中のキャンプとなりました。特に今夜の場合、宿の手配に難航しているうちに、一風呂浴びる時間もなくなるという誠に痛い状況です。有終の美とは言い難い結果ではありますが、暗い中でも羊蹄山を遠望できる、静かなキャンプ場の雰囲気は悪くありません。最後の晩餐にふさわしい肴も用意しており、どうにか体裁を取り繕うことはできそうです。

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