日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 幽泉閣

2015-09-29 11:50:06 | 温泉
空模様と同様、函館までの移動に暗雲が立ち込めてきました。朝風呂を手早く浴びて粛々と移動するつもりが、風呂に入ったところで早くも午前中が終わろうとしています。時間との戦いが始まりつつある中立ち寄るのは、昆布駅の裏手の「幽泉閣」です。
「交流促進センター」なる名称が示す通り、道中の行く先々で世話になってきた、宿泊施設を併設した半公営の温泉で、雰囲気はよく似通っています。しかし、曲線を描いた巨大な浴槽に注がれるのは、無色透明無味無臭の源泉です。道中で入った風呂というと、情緒を味わう銭湯、手早く入れるところに価値がある最寄りの温泉施設と、お湯については二の次のところがほとんどでした。数少ない掛け流しの風呂でも、浴槽はいずれも小さめでした。それだけに、滔々と掛け流される源泉がなおさらありがたく感じられます。旅の最後を飾るにふさわしい一湯です。

★ニセコ昆布温泉 幽泉閣
磯谷郡蘭越町昆布町114-5
0136-58-2131
月曜 1200AM-2100PM(最終受付)
その他 600AM-800AM/1000AM-2100PM(最終受付)
入浴料500円
泉質 ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 53.4度
pH 8.2

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