日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 唐松駅

2015-09-28 10:51:32 | 北海道
降ったとしても傘が要らない程度で持ちこたえてきた本日の天候でしたが、幌内を出たところで本降りの雨が落ちてきました。雨宿りを兼ねて、マンサード屋根の駅舎が印象的な唐松駅を訪ねます。
昨秋の道内滞在最終日、夕暮れ時にここを訪ねて、あとはフェリーが出る苫小牧に向かうだけという状況になったとき、携帯電話を落とすというまさかの出来事がありました。気付いてから慌てて引き返し、管理人のお宅に飛び込んで、自分の番号へ発信してもらいながら薄暗い芝地を探し回ると、着信音が聞こえて事なきを得たというのがそのときの顛末です。そのような出来事もあり、この駅は自分にとっては萱野と並ぶ思い出の残る場所となりました。
周辺の民家の数からしても、広々した待合室からしても、かつては萱野以上に賑わったのでしょうか。その賑わいも今は去り、開け放した待合室を涼しい風が吹き抜けて行きます。

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