日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 連休の弊害

2015-09-20 12:19:06 | 甲信越
出航から間もなく二時間が経とうとしています。船は粟島沖を航行中。出航以来見送るように佇んでいた弥彦山の姿は去り、左手には佐渡島が見えています。この後山形との県境を越えれば、鳥海山が見えてくるかもしれません。前回乗船した一昨年を彷彿とさせる、青空にいくつも浮かんだ大きな雲が印象的です。
それはよいのですが、五連休の只中ということもあり、乗客が明らかに増えています。船内のロビーとラウンジは取りつく島もなく、前回貸切同然だった後部のデッキにまで相当数の人が出ていて、10組ほどあるテーブルは常時埋まっている状況です。騒々しい団体客などがいるわけではなく、不快に感じるほどではないものの、混雑を何より嫌う自分としては、これがただの週末ならばと仮想せずにはいられません。
そもそもフェリーで北海道に行くならば、少なくとも一週間単位の日程を組むのが順当であり、五連休では足りません。どのみち一週休むのであれば、週末の間に休みをまとめてとればよいわけで、実際過去はそうしてきました。今季も当初の構想では上旬の渡道を予定していたわけであり、それが長引く悪天候により図らずも連休と重なってしまったわけです。
これだけ人が出ている以上、世間では大いに歓迎されているのでしょう。しかし、自分にとっては弊害しか感じられないというのが本音です。例年通り、敬老と春分の連休二度に分かれた方がありがたいのですが。

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