日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く - 相内駅

2015-09-26 11:04:40 | 北海道
東進はこれにて終了、39号線を留辺蘂方面へ引き返します。途中に現れるのが相内駅です。
駅舎は平成初頭に道内各地で量産された安普請ながら、実は二つとして同じものはなく、それぞれ独自の意匠を持っています。例えばこの駅の場合、箱型の建物の中央から三角屋根の玄関部分を張り出させたような外観です。ところが、箱型に見えるのは玄関側とホーム側に立てた壁のせいで、実は建物全体が大きな三角屋根になっています。要は看板建築の商店のようなものです。玄関の三角屋根の延長線に合わせる形で、四角い壁に同じ色の線が引かれているのは、この意表を突く造りをさらに強調するためなのでしょう。かくも周到な仕掛けが、側面から眺めたときだけ気付くようになっているのも心憎いものがあります。

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