日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 17:41:24 | 居酒屋
下関の駅から脇目もふらずに「三枡」へ乗り込みました。六時前なら余裕かと思いきや、今日もカウンターには三つばかりの空席が残るだけという盛況ぶりです。
この店に寄るというと、山陽本線を下って黄昏時に着き、九州への乗り継ぎの合間に一杯引っかけるのが常で、いずれも時間には十分な余裕がありました。それが昨日、実質一時間弱で切り上げなければならないという状況を経験して、今まで見過ごしていたこの店のよさに気付きました。提供時間が非常に短いということです。たとえば刺身は、あらかじめ切ったものが用意されており、目の前の冷蔵ケースを指さして選べば、ものの一分で目の前に運ばれてきます。酒も湯舟に浸かって待機しており、注文すればやはり一分と待つ必要がありません。列車の時間が迫り、5分10分待つだけでも気になる状況にあっては、頼んだものがすぐさま供される手際のよさはまことに重宝します。
とはいえ、似たような状況を二日続けて思うのは、やはりもう少し腰を据えて呑みたいということです。せごし、湯引きあたりを肴に最初の一本を開け、二品目の肴でもう一本を開け、ふくちりをつつきながら三本目を飲み干し、残った出汁を雑炊にしてもらえば最高でしょう。しかし、そのためには最低でもあと30分から一時間を見込んでおかなければなりません。それぞれ広島と別府に心ゆくまで滞在した上での結果とはいえ、少なくとも下関に関する限り、今回は急ぎすぎたというのが実感です。
年末になれば、沖縄からの復路に福岡を通ってもう一度下関に寄る機会が作れるかもしれません。そのときこそふくちりで一献傾けたいものです。

三枡
下関市竹崎町2-13-1
083-223-8608
1500PM-2300PM(盆正月休業)

菊川×2
めんぼせごし
あら炊き

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