日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in北陸 2015 -前夜

2015-01-16 21:43:19 | 旅日記
五日活動、三日出勤、三日活動、四日出勤と移り変わって、新年第三弾の活動が明日に迫りました。出勤日より活動日が多いという状況が続き、四日間の平日が普段以上に長く感じられましたorz

予告通り、今週末は北陸への汽車旅に出ます。しかし、決断にあたっては少なからず迷いました。天候不順といわれた今週末の予報が昨日から急に上向き、結果的には土日とも晴れるという予報に一変したからです。この時期に晴れるとすれば、静岡へ富士山を眺めに行くのが最も順当でしょう。特に去年は、週末の天候が噛み合わず機会を逸していただけに、冬晴れの駿河路を旅するのは喫緊の課題の一つです。そのような事情があるだけに、目的地を変えることも当然ながら検討しました。
それにもかかわらず元の鞘に収まったのは、今回の投宿地となる福井の宿泊事情に由来しています。というのも、来週末が不運にも公演または学会の類に重なったらしく、宿が全くとれないのです。その結果、今週末を静岡に注ぎ込むと、北陸は事実上二週間延期されます。新幹線の開業まであと二月を切った今、一週ならともかく二週も先延ばしにするという選択は許されません。
昨年のから暮れにかけて北陸へ足繁く通い、ある程度のことをやり尽くした感はあります。上越新幹線がスキー客で混み合い、北陸本線も廃止間際の混沌とした様相を呈すると予想される中、冬晴れの週末を一回棒に振ってまで、北陸へさらに重ねて行く必然性があるのかと、自分自身懐疑的に感じているのは事実です。しかし、「北陸に来年はない」という差し迫った事情が、最終的な決め手となりました。

上記の通り、年内にある程度のことをやり尽くした感はあり、今更あれもこれもと欲張っているわけではありません。昨年末も乗車した上沼垂色のT13編成が、新幹線の開業を待たずに運用から離脱するなど、時間が経てば経つほど多くを期待できなくなりつつあるため、汽車旅は次回あたりが潮時と考えています。別れの時まであとわずか、しみじみ名残を惜しむ旅となりそうです。
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