日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー 2014 -ステーションサウナ25-

2014-11-23 09:52:26 | 中国
出発が慌ただしかったため紹介が遅れましたが、昨晩世話になったのは「ステーションサウナ25」のカプセルルームでした。ホテル併設のカプセルルームだった長崎のドーミーインに対し、サウナ併設という業態からも分かる通り、こちらは良くも悪くもカプセルらしいカプセルで、快適性にかけてはドーミーインと比べるべくもありません。しかし、あれと比較してしまってはさすがに酷でしょう。結果として、6時に出るなら文字通り寝るだけだったわけであり、今回はこれでよかったのではないでしょうか。宿泊事情が逼迫する中、助け舟となってくれたことに感謝します。
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中国九州縦断ツアー 2014 -山口線-

2014-11-23 09:37:28 | 中国
益田で山陰本線と分かれ、山口線に入りました。それとともに速度が大きく落ちており、あちらは曲がりなりにも本線だったのだと実感します。風光明媚な海沿いの車窓は、ごくありふれた農村風景に変わったものの、赤い瓦と黄色いガードレールが山口ならではで、あらゆる木々が紅葉しているところも眺めていて楽しいものがあります。
一時は30分近くに達した遅れを、浜田までの間に10分少々に詰め、その後は少し遅れが延びて、今のところ15分遅れで運転中です。終着駅に着くのは10時半頃になりそうです。
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中国九州縦断ツアー 2014 -節約術-

2014-11-23 07:34:15 | 中国
出雲市からは何事もなかったように快走し、只今大田市を発車しました。遅れも大きく回復し、今のところ21分の延発です。
この列車を利用するにあたっては、鉄道愛好家の間では有名な、ごく基本的な節約術を利用しています。新山口から厚狭まで新幹線の特急券を買い、乗継割引の適用を受けるというものです。この場合、新山口までの特急料金が1190円と半額になるため、新幹線の特急券に860円支払っても、総額ではかえって安くなるという寸法です。実際のところ、新山口からは普通列車で移動する予定であり、乗継割引だけのために、本来必要のない新幹線の特急券をわざわざ買ったということになります。
しかし、汽車旅が新幹線で直行直帰するだけの無味乾燥なものへと変質するにつれて、このような割引制度も年を追えば追うほど縮小され、九州では全廃、東日本でもほぼ使えなくなってしまいました。奥羽本線から北海道方面への乗継割引など、今や駅の係員すら分かっていないという始末です。
乗継割引に限らず、現代の汽車旅にはこのような創意工夫の余地がほとんどなくなってしまいました。世知辛い世の中になったものだと思います。
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中国九州縦断ツアー 2014 -誤算-

2014-11-23 07:09:36 | 中国
只今定刻より30分遅れて出雲市を発車。実は、松江を出た時点で霧のため8分ほど遅れており、その後も速度を落としたり、交換駅で対向列車を待ったりしたため、このような結果となりました。しかし、霧はようやく晴れて朝日が差してきたため、この先はおおむね順調に走ってくれるでしょう。予定より五時間早く出た以上、30分程度の遅れなどどうということはありません。むしろ、このような予期せぬ事態も楽しみのうちなのです。
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中国九州縦断ツアー 2014 -僥倖-

2014-11-23 06:43:36 | 中国
そのようなわけで、下りの始発列車となる「スーパーおき」で新山口へ向かいます。車両は昨日と同じ安普請ながら、始発の米子からは285kmを四時間半、松江からでも256kmを四時間で走破する長距離列車は、今や貴重な存在です。益田までの区間列車もある中、新山口行にこだわったのもそのためでした。
乗車に際して驚いたのは、連休とはいえ中日、それも夜が明けきらない六時台の列車にもかかかわらず、自由席の乗車口にかなりの長さの列ができていたことです。始発駅ならともかく、米子からの先客がいる状況では、通路側に座れれば御の字だろうと思えるほどの人数でした。案の定、入線してきた列車の自由席は三割方埋まっており、それにこの待ち客が加われば、どう考えても窓側は無理です。しかし、完全にあきらめつつ、ともかく奥の方へ向かって進むと、一番奥の先客が目の前で席を立ちました。通路の反対側の先客と二人連れで、それぞれ二席分を使っていたところが、大量のお客が乗り込んできたのを見て片方を空けたということでしょう。図ったような間合いに救われ、海側の窓際にまんまと着席。開始早々あり得ない僥倖です。

★松江615/スーパーおき1(3001D)/1014新山口
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中国九州縦断ツアー 2014 -二日目-

2014-11-23 06:13:40 | 中国
おはようございます。二日目は霧に煙った松江駅で始まります。二日目以降としては異例の早い活動再開です。
このような展開となった直接の理由は、前夜が「やまいち」一軒限りとなり、11時過ぎには宿へ戻るという早じまいだったため、結果として目覚めるのも早かったことによります。その結果、本来乗る予定だった11時過ぎの列車を大幅に繰り上げました。五時間も繰り上げたのは、新山口まで直通する特急に乗ろうとすると、前の列車がこれしかないからです。
これにより、今年は松江に夜着いて未明に出るという結果に終わりました。これまで松江に泊まるというと悪天候がほとんどだったところ、今回は珍しく好天が予想されていただけに、夜明け前に立ち去るのが少々心残りではあります。しかし、仮に予定通りの列車に乗ったとしても、11時には出なければならない以上、どのみち十分な時間はとれなかったわけです。詰め込み型の弊害が露呈した今回の滞在となりましたorz
しかし、一晩限りの滞在だったとはいえ、松江の静かな街並みは毎度ながら秀逸でした。静かといってもうらぶれているわけではなく、むしろ古都らしい上品さを感じさせるのが松江のよさだと思います。その松江に今年も一泊できたことに感謝します。また来年…
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