日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -全行程終了-

2014-10-26 22:30:44 | 甲信越
全行程終了です。更埴から上信越道を経由して帰ります。「倉下の湯」に閉館まで滞在し、それから帰るという行程は何度も経験しており、到着時刻も自ずと読めます。眠気が噴出しやすい上信越道だけに、おそらく小休止をはさみながらの移動にはなるものの、大きく破綻しない時間に着くでしょう。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -倉下の湯-

2014-10-26 22:12:35 | 温泉
糸魚川から148号線を南下し白馬に着きました。最後は「倉下の湯」に立ち寄ります。
「たから温泉」にまで寄ったため時間が押し、ここに到着したのは最終入館時刻の九時半を五分少々回った頃でした。しかし、以前は数分回っても入れたことがありました。玄関に掛かった「準備中」の札を、見なかったふりをして乗り込みます。すると受付の御仁から、もう閉めたという無情の宣告が下されました。しかし、一瞬落胆しかけると、中で支払うようにとのお告げが。券売機も締め切ったところを温情措置に救われ、どうにか入館と相成りました。
北陸からの帰り道には何度となく世話になってきたこの温泉ですが、八月は時間が遅くて立ち寄れず、これが昨秋以来の再訪となります。料金が100円上がったり、白色の眩しい照明が設置され、露天風呂の雰囲気が損なわれるといった残念な出来事はあったものの、総檜の大きな浴槽に濁った源泉が滔々と注がれる贅沢さは毎度ながら秀逸というほかありません。ここで一風呂浴びるのが、北陸からの帰り道における楽しみの一つでもあります。三度の週末にまたがった旅を、ここで締めくくれることに感謝します。

倉下の湯
北安曇郡白馬村大字北城9549-8
0261-72-7989
1000AM-2130PM(最終入館)
入浴料600円
泉質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(中性高張性高温泉)
泉温 48.1℃
pH 7.14
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -珍事-

2014-10-26 20:40:11 | 甲信越
8号線を走って糸魚川に着きました。通算1130kmを走破したところで、先々週黒部で入れたガソリンをほぼ使い果たしたため、ここで二度目の給油をします。給油については日頃から宇佐美に丸投げしているだけに、それ以外のスタンドで給油するのも久しぶりです。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -ひまつぶし-

2014-10-26 19:29:21 | B級グルメ
結果として、今日は朝晩ともにたら汁でした。温泉の隣にもたら汁の店があるため、こちらを本日の二軒目とします。訪ねるのは「ひまつぶし」です。
今朝入った「コロ」が海の家のような雰囲気だったのに対し、こちらは看板通りの「お食事処」です。カウンターを中心に、三卓ある小上がりを配置した店内は、ドライブインとは明らかに違います。スナックのママのような風貌のおばちゃんと、同年輩の店主が二人で営むところからしても、カウンターの正面に焼酎の五合瓶が並ぶところからしても、普段は地元客が食事がてら一杯やる店なのかもしれません。
ここでは単品のたら汁に合わせる品が見当たらず、月並みながらも定食を注文。鍋ごと出るのは想定通りでも、分量は一軒目の倍はあるでしょうか。切り身の一つ一つが巨大で食べ応えがあります。しかも、塩辛、お新香、おひたしに、ふくらぎの刺身まで付く豪華版で、1100円するのもこれなら納得です。

ひまつぶし
下新川郡朝日町境662
0765-83-1656
平日 1100AM-1400PM/1500PM-2100PM
土日 1100AM-2100PM
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -たから温泉-

2014-10-26 18:56:06 | 温泉
風呂か飯かと考えたとき、今の気分は風呂でした。昨日よりも気温が高くて汗ばんだのに加え、昨夜風呂に入れず、朝風呂の時間もないままここまで来てしまったという事情もあります。現在地からして選択肢は自ずと絞られ、「たから温泉」を二週ぶりに再訪します。

たから温泉
下新川郡朝日町境642-1
0765-83-3356
800AM-2100PM(第一火曜定休)
入浴料500円
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 源泉49.7度
pH 7.59
湧出量 150l/min
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -移動開始-

2014-10-26 18:38:34 | 北陸
小一時間滞在する間に、上下の「はくたか」と普通列車、それに下りの「北越」が通過して行きました。一時帰京をはさみつつ、三週にわたって続いた北陸の旅にも、そろそろ仕舞いの時が近付いてきたようです。あとは腹ごしらえして一風呂浴びて帰ります。
新幹線開通前最後の秋を迎えた北陸に、連休を含む三度の週末を注ぎ込み、一日を除き好天に恵まれたという点で、当然満足はしています。ただし、あらゆるものを撮り尽くしたわけでもなく、さらなる一時帰京をはさんで次の連休を注ぎ込むにも、一向にやぶさかではありません。しかし間が悪いのは、次週に九州・沖縄への遠征を控えており、珍しく宿も交通手段も一通り押さえてしまったことです。極論すれば、沖縄など来年でも再来年でもよいわけで、北陸が最後の佳境を迎えている今、何故このような予定を入れてしまったのかと、今となっては軽く後悔してしまいます。
とはいえ、今から諸々解約するのも現実的ではありません。その一週を乗り切れば、翌週からは一泊二日の小旅行を二回続けることができます。天候さえよければ、もちろん北陸を再訪することになるでしょう。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -撮影終了-

2014-10-26 18:06:10 | 北陸
五時を回ったころで夕日が能登半島の向こうに落ちました。日没前に撮れたのは「はくたか」と普通列車二本に過ぎなかったものの、日没後も夕景を撮ったり、スローシャッターで列車を流して撮ったりと大忙しでした。街灯もない城跡を、わずかな残照だけを頼りに駐車場まで歩き、只今下山してきたところです。通称「北陸本線キャンプ場」のベンチからこの文を投稿しています。
撮れるかどうか未知数だった西側の眺めですが、結果としては期待通り、あるいはそれ以上でした。秒間12コマのシャッターを怒涛のごとく切りまくったこともあり、少なくとも液晶画面で確認する限り、列車は狙い通りに撮れています。加えて、扇状地の夕景が実に見事でした。眩しかった西日が次第に弱まり、夕日が沈むのと同時に明かりが点々とつき始め、いつしか下手な名所も顔負けの夜景になっていたのです。秋の虫が鳴き始めたと思ったのも束の間、たちまち大合唱が始まったのも印象的でした。
終わってみれば、今週末も二日にわたり最高の天気でした。扇状地を順光で撮れなかったといった、わずかばかりの心残りはありながらも、残りわずかな時間でやれる限りのことをやり尽くしたという点では、本当の意味での後悔は何もないというのが偽らざる心境です。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -扇状地の夕景-

2014-10-26 16:01:06 | 北陸
上沼垂色の「北越」を仕留めたところで東向きの撮影を切り上げ、天守から一段下がった西向きの場所に移動してきました。
やはり、強い逆光で撮影には厳しいものの、カーブを切りつつ東進する線路が西日で光り、彼方では富山湾が西日で輝き、その向こうに能登半島が連なるという眺めは見事です。黒部の扇状地が、文字通り扇形に広がっているのを一望でき、海側に迂回する北陸本線、内陸寄りを弓なりに短絡する北陸道、その中間を行く8号線といった位置関係まで手に取るように分かる絶景だけに、これが順光だったらと想像してしまうのは致し方のないところではあります。特に、一面水鏡になった田植えの時期などは最高でしょう。
しかし、ここから北陸本線を撮ろうにも、水鏡の季節はもう訪れないわけです。順光のときの様子も、来月再訪する機会を逃せば、もう二度と拝むことはできません。別れの時が無情にも近付きつつあることを、否応なしに実感させられる光景です。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -秒読み-

2014-10-26 15:15:11 | 北陸
二時過ぎの普通列車に続き、先ほど上りの「はくたか」が通過して行きました。昨日の経験から、四時前の普通列車の頃には山陰が線路の方まで延びると分かっているため、三時半に来る「北越」を見送れば、撮影可能な列車は実質終了となります。時節柄、日が傾き出してからは秒読みに追われるかのようです。
ちなみに、今日はここに日没まで滞在しようかと考えています。もちろん、四時前に日が陰るのは上記の通りであり、その後も往生際悪く粘ろうとしているわけではありません。本当の狙いは西側にあります。多分に未知数ながら、現在眩しくて撮りようのない西側が、日没間際に日が弱まれば、意外と絵になる可能性があるのです。「北越」で切り上げて他の場所へ行こうにも、時節柄日が傾くのが早すぎて、実質的にはあと一、二本しか撮れないため、それならわずかな可能性に賭けてみようと思い至りました。
列車云々は抜きにしても、黒部川の扇状地を一望する見事な眺めではあります。少なくとも、夕景に関してはそれなりに期待をしてもよさそうです。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -宮崎城址再訪-

2014-10-26 14:29:46 | 北陸
貨物列車を仕留めたところで一旦切り上げ富山県側に戻りました。今度は宮崎城址を再訪します。幸いにも、一時陰っていた日差しが復活してきました。しかしこの時間から早くも日が傾きかけています。日没に追いまくられる、晩秋らしい展開です。
西側の登山道から上がった昨日に対し、今日は東側から登りました。その途中で道を間違えるという失策があり、二時過ぎの「はくたか」をあと一歩のところで逃してしまったのが惜しまれます。しかしそれ以上に痛いのは、昨日は見えないと思っていた西側の線路が、場所を少し変えれば一望できるのに今更気付いたことです。残念ながらその方角は完全な逆光となってしまい、今日はもう撮影になりません。結果としては、呑気に寄り道などせず午前中からここへ来るべきでしたorz
重ね重ね痛いのは、北陸本線に次の機会は事実上ないということです。再挑戦の機会があるとすれば、来月の第二週か第三週でしょう。その週が運よく晴れてくれれば、またしても北陸へ舞い戻るかもしれません。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -三たび市振-

2014-10-26 12:05:22 | 甲信越
ここからはしばらく昨日の行動をなぞります。県境を越え、またしても市振駅にやってきました。
連休中日に昨日と、既に二度訪ねたわけであり、さらには時間帯まで同じです。それにもかかわらず馬鹿の一つ覚えに走るのは、列車を大写しにするにはここがまことにおあつらえ向きだからです。人により好みは様々ながら、個人的には富山以東の北陸本線ではここが一番ではないかと思います。昨日は国鉄色の「北越」を捉え、貨物列車も前回とは違う赤い牽引機だったため、少なくとも昨日再訪した価値は十分にありました。今日もそれなりの収穫はあるだろうと期待しています。
ちなみに、雲一つなかった昨日に対し、今日は朝から絹のような薄雲が出ており、時間が経つにつれて日が陰る場面が増えてきました。しかし、連休最終日のようなどうにもならない天候ではありません。明らかに半分以上の時間は晴れているため、今日も一時台の貨物列車まで粘るつもりです。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -食堂コロ-

2014-10-26 11:09:41 | B級グルメ
そのようなわけで、海側の県道を走って越中宮崎にやってきました。たら汁の看板を掲げたドライブインが8号線沿いに点々とする中、今回は趣向を変えて駅前の「食堂コロ」を訪ねます。
国道沿いの店が、いかにもドライバー御用達といった雰囲気なのに対し、こちらは翡翠を売る土産物屋と一体化しており、すぐそばに海岸があることを含めて、駅前食堂というより海の家と形容するのが合っています。そのような業態を反映してか、品書きも麺類にわずかばかりのご飯ものと簡素です。ここはもちろんたら汁を選びますが、一見客の大半が選ぶであろうたら汁定食をあえて避け、前回いただいたときと同様、単品とおにぎりを組み合わせます。
主役のたら汁はアルミ鍋で出てきました。昔は家庭でも作ったが、今は専ら観光客向けだというのが店のおばちゃんの弁です。名物というのは得てしてそんなものなのかもしれません。

コロ
下新川郡朝日町宮崎3239
0765-82-2909
たら汁+おにぎり850円
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -魚の駅生地-

2014-10-26 10:15:39 | B級グルメ
まずは一駅西へ進み、毎度おなじみ黒部の漁港にやってきました。鮮魚から加工品まで、海産物なら何でもござれの品揃えに加え、味噌醤油といったものまで揃うこの漁港ですが、この二月で三回目ということもあり、今回買い求めるのは干物だけです。
ちなみに本日はおにぎりがなく、朝食になるものはかに丼だけです。蟹の脚を何本も使って700円とは、おそらく蟹好きにはたまらないでしょう。しかし、あいにく自身蟹には全く興味がありません。この後越中宮崎を再訪するため、今日はたら汁をいただくのがよさそうです。

魚の駅生地 とれたて館
黒部市生地中区265
0765-57-0192
1000AM-1800PM
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -園家山キャンプ場-

2014-10-26 09:39:16 | 北陸
撤収を済ませて出発します。キャンプ場から呑み屋へ繰り出すという奇策も二度目となりましたが、必ずしも宿代を惜しんだわけではありません。翌朝の行動を考えたとき、富山から出るよりここを起点にした方が好都合というのが一つ。加えて、可もなく不可もなくのビジネスホテルより、このキャンプ場に泊まりたかったという理由もあってのことです。
近くに波音、遠くに列車の音が聞こえる松林のサイトは心地よく、特に昨夜は適温無風だったためなおさら快適でした。何度か通ううちに分かってくるよさがあるという点では、キャンプ場にも酒場めぐりに通ずる楽しみがあるといえそうです。
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秋の北陸信越縦断ツアー 2014Part3 -二日目-

2014-10-26 06:58:50 | 北陸
おはようございます。昨夜は終列車でキャンプ場に戻り、それから設営してテント泊するという予定通りの展開でした。適温で完全無風という完璧な条件もあり、先週末と違って寝袋を重ねる必要もなく、おかげですっかり快眠できました。しかし、先客がソロキャンパー3人しかおらず、そのいずれもが焚火をしているところは、いかにも晩秋のキャンプです。深まる秋をあらゆる場面で実感する一日でした。
現在の気温は13.5度、引き続き空には雲一つありません。この好天が今日いっぱい続くと予想されています。これだけの好天なら、近辺で終日撮影に注ぎ込み、あとは糸魚川から白馬経由で帰るという展開になるでしょう。昨日と同様、日中は飲み食いどころではなくなりそうです。
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