日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

さて今週の活動は

2014-10-03 21:27:15 | 旅日記
一週間を淡々とやり過ごして週末を迎えました。しかし、祝日二日に休暇を合わせ、中三日、四日で旅を続けてきたこともあり、先々月以来となる週五勤がやけに長く感じられました。旅から旅に明け暮れて、いまだ日常生活に順応しきれていないようです。

かねてからの予告通り、北海道と東北を股にかけた長旅も、今週末でついに完結となります。明日は天童を振り出しに活動を再開し、二日かけて帰京するのを基本とします。「基本」というのは、さらなる展開を考えているからです。
まず、山形からさくら回廊を通って南下するところまでは確定的かと思います。そうすると、夜は米沢、会津若松あたりが順当ではあります。ところが、連休でもないのに宿が異様に混んでおり、若松では東山の高級旅館を除いて空きがなく、米沢でも手頃な宿はあらかた埋まっている状況です。宿探しが難航すれば、前回に続いてのキャンプとなるかもしれません。
いずれにしても、翌日は会津を通って帰京するのが最も自然な流れになります。ただし、翌週末の三連休に北陸へ転戦することを考えると、会津から新潟に出て、またしても車を置いて一時帰京するという選択が考えられないわけではありません。この拡大策のよいところは二つあります。一つは、自走で帰京してから再び北陸へ向かう場合に比べて、走行距離を300kmほど短縮できることです。もう一つは、自走で再出発する場合、北陸へ到達するだけでも実質一日がかりとなるのに対し、列車ならばその日の午前中には着くため、現地での滞在時間がその分延びることです。
逆に、これまで三度繰り返した一時帰京のときと違い、金銭面ではさほどの利点がありません。すなわち、一旦帰京してから舞い戻る場合、八戸でも盛岡でも天童でも、自走した場合のガス代と高速代の合計と大差のない出費で列車に乗れてしまうため、運転の労力を考えると、車を置いて列車に乗るという選択に明確な優位性がありました。これに対し、一旦自走で帰京してから再出発する場合と、新潟に車を置いて帰京する場合とでは、金銭面だけ考えれば前者が明らかに有利なのです。
このように、今回は車を置いての一時帰京にさほどの利点がないため、基本的には自走で帰京するつもりではいます。ただし、見方を変えると、今回さらに一時帰京をすることは、300km距離を縮めてガス代高速代を切り詰め、その分を汽車賃に回すということでもあります。北陸本線、日本海縦貫線の旅にも終焉が近付く中、割安な運賃で列車に乗れ、翌週末も早々に北陸で活動できるという利点を考えると、新潟からの一時帰京もあながち無意味な選択ではありません。どちらを取るかは風まかせです。

天候は土曜が晴、日曜が曇後雨と予想されています。「有終の美」に散々固執し、北海道からさらに三週引き延ばしたにもかかわらず、最後の最後が雨というのはどうにもいただけません。しかし、東北では一貫して天候に恵まれてきたことを考えると、好天がここまで続いたことにむしろ感謝すべきでしょう。最終日は無事帰れればそれでよしと割り切ります。
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