日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 22:01:50 | 近畿
全行程終了です。最終の新幹線で帰ります。
500系を目当てに、最終の一本前の新幹線で帰るという習慣を数年続けた後、その500系の撤退と、西日本所属車の運用変更などもあり、最終の新幹線に乗るのが常態化してから一年少々になります。その後何度となく同じ列車を利用した結果、博多18時55分、小倉19時12分、新大阪21時20分、京都21時34分といった具合に、途中駅の発車時刻をそらんじることができるまでになってきました。以前申したように、何分に殺陣が始まり、何分に印籠が飛び出すといった紋切り型の展開が、帰りの列車においてはなぜか心地よいのです。列車を替えた当初に抱いた違和感も、ここへ来てようやく払拭された感があります。

★京都2134/のぞみ64(64A)/2345東京
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 18:58:37 | 居酒屋
続いては木屋町三条の「よしみ」を訪ねます。
以前、「酒場放浪記」に登場する店を評して、「八割はどうでもいい店、一割はそこそこいい店、行ってみたいと思うのは残りの一割」と申したことがあります。時折放映される地方遠征においても、この傾向はおおむね成立します。しかし、数少ない例外だったのが京都で、先ほどの「伏見」に加え、新京極の「スタンド」に教祖も薦める「神馬」など、登場する店がことごとく粒ぞろいでした。そして、これらとともに紹介された店の一つがこの「よしみ」なのです。昨年京都を訪ねたときは、時間の都合で「伏見」にしか寄れなかったため、この店には二年ぶりの再訪となります。

よしみ
京都市中京区河原町通三条上ル恵比須町534-16
075-252-4110
1630PM-2300PM(日曜定休)

ねのひ・住吉×2
突き出し
おでん三品
京芋唐揚げ
かす汁
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 17:27:05 | 居酒屋
一軒目には川端二条の「赤垣屋」を予定していたところ、開店15分後に乗り込むと既に満席の大盛況。お客が一巡した頃ならともかく、この時間ではどうしようもありません。あえなく退散し、川沿いをそのまま三条まで下りました。開店早々「赤垣屋」に振られてここへ流れるという展開は、図らずも一昨年と全く同じです。三条京阪の「伏見」を訪ねます。

伏見
京都市東山区三条大橋東入ル二町目76
075-751-7458
1700PM-2200PM(日曜・木金土除く祝日定休)

菊正宗×3
鱧肝湯引き(おごり)
てっさ
穴子あぶり
蕪蒸し
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 16:14:51 | 近畿
その後八坂の塔、高台寺と回り、八坂神社に着いたところで一昨年回った経路とつながりました。夕日は既に山の彼方へ落ちようとしており、さすがにもう時間切れです。とはいえ切りのいいところで終われたのは幸いでした。
この後は酒場で一献傾け、最終の新幹線で帰路につきます。五時に呑み屋が開くと同時に始めると、実質的な持ち時間は四時間弱で、欲張れば三軒はしごできるといった見当です。しかし、そのためには一軒あたり一時間弱で切り上げ、なおかつ効率よく移動しなければなりません。常に時間を気にしながら呑むのも興ざめなので、潔く二軒に絞り、残った時間は紅葉のライトアップを眺めるというのも悪くないでしょう。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 15:28:07 | 近畿
続いては建仁寺を訪ねます。適度な広さだった養源院に対し、こちらはとにかく広大です。祇園の花見小路に直結した大寺院ですから、昨日などは取り付く島もないような混みようだったのでしょう。今日が平日でよかったと改めて思います。三時を回って大分日も傾き、日陰になる場所が増えてきました。日没との戦いがいよいよ本格化しそうです。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 14:28:25 | 近畿
東大路から左に折れて松原通を西へ向かいます。京都といえば碁盤上の街路という先入観に反し、右へカーブを切りつつ緩やかな坂が下り、その両脇に商店が並びます。しかもその商店というのが、中心街によくある和紙や扇子や画材などの小洒落た店ではなく、食堂、酒屋、クリーニング屋に肉屋などの生活臭漂う店ばかりです。しかし、チェーン店全盛の今、細い路地に個人商店が居並ぶ様子もまた、京都らしい光景の一つではあります。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 13:50:52 | 近畿
市内を流していて気付いたのは、鴨川を渡ると高い建物がほとんどなくなるいうことです。これが中心部だと、所々に高い建物が屹立して景観が損なわれているものです。この点東山では高くとも三階建てがほとんどで、町家が並ぶ路地裏の景観が保たれており好ましいものがあります。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 13:33:50 | 近畿
丸々一時間滞在して切り上げます。紅葉がそれだけ見事だったということです。平日だけに、見物客はまばらで車の往来もほとんどなく、草むらからは時折虫の声が。ここは京都の市中かと思うほどの静けさが印象的でした。決して広くはない境内でこの調子なのですから、日没までの残り時間を考えると、動ける範囲はたかが知れています。数を追うのはやめにした方がよさそうです。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 12:31:06 | 近畿
東大路を軸にして、七条から四条へ北上します。この界隈で思いつくのは何といっても清水寺、あとは三十三間堂に智積院といったところでしょうか。もちろんそのような観光地を訪ねるわけではありません。広大な三十三間堂を横目に小さな寺が並ぶ中、山門と紅葉の見事な取り合わせが目にとまったため自転車を降りました。
小さな寺といっても京都の市中ですから、当然ながらそこらの寺とは格が違います。名を養源院といい、徳川ゆかりの由緒ある寺です。山門から本堂へ向かって緩やかな斜面に石畳が敷かれ、その両脇を見事な紅葉が彩ります。先日置賜を旅した時、紅葉は桜に比べて絵になりにくいと申しましたが、山門、お堂に石畳など、点景が加わると俄然絵になります。人々が京都京都と騒ぐ理由がようやく得心できました。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 11:54:57 | 近畿
自転車を借りて京都市街を周遊します。三年前は嵐山と嵯峨野を、二年前は白川周辺を訪ねたため、今回は東山を主戦場とします。東山といえば、遠い昔に修学旅行で訪ねて以来、まともに歩いたことがほとんどない場所です。地図も持たずに出たため、観光客向けの案内板だけを頼りにさすらい歩きます。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013番外編

2013-12-02 11:48:21 | 近畿
業務連絡です。自転車を引き取り、これから市街を回りますが、PCをロッカーに預けたため、おそらく帰りの列車に乗るまでblogの更新はしないことになると思われます。やはり、PCでの更新に馴れてしまうと、携帯電話からの投稿は煩わしくていけません。荷物の一部を預けざるを得ない汽車旅では、まとめて事後報告するのが基本となります。ご了承のほどお願いします。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 11:23:46 | B級グルメ
京都駅まで来たからには、ここへ寄らない手はありません。宿の朝食からさほどの間は開いていませんが、早めの昼食に「第一旭」のラーメンをいただきます。昨日は10時台から行列ができていた人気店も、さすがに今日は適度な入りです。これぞ平日を休んだ特権といえるでしょう。
右に「新福菜館」、左に「第一旭」と並んだ双璧のうち、明らかに行列ができやすいのは後者です。「第一旭」の行列を敬遠して「新福菜館」に入るという行動を、昨日を含め過去何度経験したことになるでしょうか。しかし、これは必ずしも「新福菜館」より「第一旭」の人気が高いことを意味するものではないと、最近ようやく気付いてきました。間口は全く同じ二軒でも、二階席がある「新福菜館」と、一階しかない「第一旭」では、当然ながら定員が全く違います。このような収容力の違いが、見かけ上混み具合の違いに結びついているというのが自身の仮説です。

第一旭
京都市下京区東塩小路向畑町845
075-351-6321
530AM-200AM(木曜定休)
特製ラーメン800円
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 10:49:16 | 近畿
京都駅に不要な荷物を預け、身軽になって本格的な活動再開となります。コンコースにクリスマスソングが流れ、いつの間にやらすっかり年の瀬といった雰囲気になりました。
いつの間にやらといえば、最近関西でもエスカレーターの左側に立ち、右側を開けるという習慣が定着したように思います。記憶をたどると、このようになってから少なくとも一年は経つでしょうか。誰が言い出すわけでもなく自然発生的に始まった、エスカレーターの片側を開けるという風習ですが、「左空け」が「右空け」に変わったのもまた自然発生的な現象なのでしょうか。それとも、かつて沖縄が右側通行から左側通行に変わったときのように、あるときから一斉に切り替わったのでしょうか。Web上で調べる限り何の手がかりもないということは、どうやら前者なのかもしれません。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 09:38:34 | 近畿
出発します。昨晩世話になったのはもちろん「ホテル杉長」でした。前回と同様、四千円を切る格安プランを利用しての宿泊です。やはり、和室の居心地は無機質なビジネスホテルとは比べものになりません。夜中に聞こえてくる火の用心の拍子木も、京都らしくて風流でした。さすがに週末の宿泊は難しく、直前にとれるとすれば日曜祝日の晩に限られるのでしょう。しかし、同じ状況が再び巡ってきたとすれば、迷うことなくこの宿を選びたいと思っています。
コメント

京阪神居酒屋探訪 2013二日目

2013-12-02 08:28:48 | 近畿
おはようございます。昨夜はその後、さらに呑み屋一軒とラーメンをはしごしてから千鳥足で宿に戻り、気付いたときには着衣のまま布団に倒れ込んでいました。九月に高知を訪ねたときもそうだったのですが、早い時間に始めると悪のりしてしまっていけません。経験上、最もよい状態で楽しめるのは二軒までのような気がします。そのように考えると、二軒目の閉店時間から逆算して始めるのがよいのかもしれません。
とはいえ、三軒目の「んまい」は実質本位のよい店で、最後に寄った「大豊ラーメン」も前回と同様秀逸でした。唯一惜しまれるのが、「ごとし」にまたしても振られてしまったことでしょうか。二軒目に「きのした」を選んだのは、「ごとし」が二時まで開いているという情報を知った上でのことだったのですが、十時台に通りがかったところ店の明かりが落ちていました。以前訪ねたときは、日付が変わってから入ったという記憶があり、深夜営業しているのは事実なのでしょう。しかし、少なくとも日曜に関する限りは早じまいすることもあるようです。今後の参考にしますφ(. . )メモメモ

さて、本日の京都市街は雲一つない快晴に恵まれました。夕方に一時曇ると予想されてはいるものの、昨日のように終日好天が続く可能性も十分あるでしょう。雲霞のごとくに出ていた観光客もあらかた去り、今日は適度な人出の中で紅葉見物ができそうです。
まずは一旦京都駅に出て不要な荷物を預け、その後自転車を借ります。時間の無駄は出るものの、最後に京都駅から列車に乗ると決まっている以上、そこに預けておいた方が何かと安心できるからです。日が暮れたら自転車を返して酒場で一献傾け、最終の新幹線で帰ります。昨日は「なな治」に「きのした」と小さな店を続けたので、今日は勤め人で賑わう大衆的な店を攻めようかと考えています。
コメント