日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 10:49:43 | 北海道
下川駅の跡を訪ねます。国道から折れる100mばかりの道道こそ、かつての停車場線そのもので、跡地に建つバスターミナルに現役時代の写真や備品が展示されているのは、かつて鉄道が走っていた北海道の田舎町にはよくある光景です。それに加え、ここでは建物の裏手に二両の気動車が残ります。その気動車はあいにく修繕中で、足場とシートに覆われてはいるものの、痛んだ部分にパテを塗るなどしているのがシート越しにも分かりました。同じ理由で保存された道内各地の気動車の中には、荒廃した挙句撤去されてしまったものもあるわけで、こうして修復されるのはよいことです。残念ながら今回は撮影になりませんが、修復なった美しい姿を拝めるうちに、ここを再び訪れてみたいものです。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 10:30:13 | B級グルメ
下川まで走ったところでようやく町らしい町が現れました。そして、この手の町につきものなのがセイコーマートです。定番中の定番であるとり天丼を本日の朝食とします。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 10:03:08 | 北海道
再び跨線橋が出現。建設年代は先ほどの中線跨線橋と同じで、逆S字がS字に変わった以外はきわめて似通っています。しかし、中線跨線橋では明確に識別できた線路の跡が、ここでは周囲の草地と同化して全く区別がつきません。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 09:51:07 | 北海道
一つ隣の上名寄に着きました。バス停の隣に駅名標が建ちます。実物ではなく、後年複製されたとおぼしきものながら、人々の記憶から鉄道が完全には消去されていないことが感じられ、愛好家にとっては感慨深い光景です。
昨日たどった宗谷本線では、二、三駅も進めば小さな町が現れたのに対し、中名寄も上名寄も「町」というより「集落」と呼ぶ方が似つかわしいほどささやかで、国道の交通量も目に見えて少なくなりました。本線として唯一廃止されたことで知られる名寄本線ですが、その実態は本線とは名ばかりのローカル線だったのだということが、駅前の佇まいから偲ばれてくるようです。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 09:02:07 | 北海道
年を追うほど失われつつある北海道の廃線の痕跡ですが、比較的後年まで残りそうなものが二つあります。一つはかつての駅前へ接続する「停車場線」の看板で、もう一つが道路との立体交差です。中名寄から少し走ったところにも、盛り土をして造った逆S字型の立体交差があり、かつての線路をまたぐ位置の前後にはご丁寧にも「中線跨線橋」の看板が。その上から東の方に目を向けると、かつての線路跡とおぼしき一本道が、小高い山を背景にして田圃の中を右上から左下へ走っており、現役当時はそこそこの撮影地になっただろうと推察できます。しかし、その一本道はかつての路盤そのものではなく、明らかに最近盛り土されたもので、その上では重機が作業中です。おそらく拡幅して道路にするのでしょう。鉄道の痕跡が失われ行くのを否応なしに実感する光景です。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 08:50:19 | 北海道
北への未練はありながらも、東へ行くほど天気がよいとの情報に鑑み、オホーツク方面へ進路を変えることにしました。まず中名寄の駅を再訪します。今日は名寄本線とその支線の遺構を訪ねるのが活動の中心となりそうです。ただし、本気で探索すれば一日などでは到底終わらないため、おいしいところを拾いながら進みます。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 08:17:17 | 北海道
出発します。昨晩世話になったのは「トムテ文化の森キャンプ場」でした。広大な道立公園の一角ということもあり、設備の充実ぶりは士別のさらに上を行くものです。特に、鬱蒼とした木立の中のサイトは見るからに心地よさそうで、時間が遅いのを理由に車中泊で済ませてしまったのはもったいないことでした。明け方の雨風を考えると、結果としてはこれでよかったのでしょう。しかし、次の機会があれば、今度こそ木立のサイトにテントを張って休みたいものです。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 06:54:25 | 北海道
おはようございます。気温は昨夜と変わらず15度、しかしながら明け方に降った雨を境にして風が吹き出し、体感温度はかなり低くなりました。幸いにしてにわか雨にとどまり、天頂には青空が広がっています。西側の山並みは既に朝日を浴びており、日が昇ってくれば昨日以上の快晴になるかもしれません。
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色づく秋の北国へ 六日目

2013-10-03 00:52:30 | 北海道
本日も日付をまたいで全行程終了です。15度前後で無風の条件は昨日と同じだったにもかかわらず、虫の声が一段と控えめだったように思います。道内でも有数の寒冷地だけに、季節も一歩先んじているということなのでしょう。満天の星空を仰ぎながらの晩酌は最高でした。いい夢が見られそうです…
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