門司港に着きました。門司まで足を延ばした目的の一つはもちろんこの門司港駅です。
一年前に訪ねたばかりとはいえ、天気はその時と違って快晴、機材もデジタルに変わって、再訪する理由には事欠きません。駅の周辺は近年やや俗な観光地に変わってしまったとはいえ、重要文化財の木造駅舎を初めとして、頭端式のホームやその脇の車両基地、さらには連絡船の遺構など、あらゆるものが大切に手入れされつつ残されている様は何度訪ねても秀逸というほかありません。何もかもが小ぎれいに手入れされているという点で、鳥栖と折尾の薄汚れた雰囲気に比べてやや異質ではあるものの、これはこれでよいものです。