三軒目は目黒へ移行します。川崎ということで地元在住の元同僚に声をかけたところが、先方は都内に出て川崎へ戻るところだったため、中間点で落ち合うことになったというのが真相です。気まぐれで呼び立ててしまい恐縮ですm(__)m
このところ新規の店は教祖の事前情報に頼りっぱなしでしたが、今回は違う筋からの情報を得て駅前の「和創作 太」を選択します。「闇市倶楽部」が入る雑居ビルの奥にカウンターのみの店がひっそりと営業しており、例によって事前情報がなければまず気づかないような佇まいです。それにもかかわらずネット上には口コミがあふれ、満席で振られることも少なくない店だというのですから、否応なしに期待感が高まります。
10時を回ったこともあり首尾よく入店するや、店名の通り恰幅のよい店主から、品書きがなくおまかせのみになる旨を伝えられます。好みと予算を伝えて店主に見繕ってもらうというのがこの店の流儀のようです。おまかせといえば、これまで六本木や金沢の割烹でわずかながら経験はあるものの、いずれも居酒屋の予算をかなり上回る出費になっているだけに若干身構えてしまいますが、覚悟を決めて店主のお手並みを拝見することにします。
酒の種類は多くないものの、田酒、磯自慢など通好みの地酒が揃えられ、選び抜かれた酒が店の大きさに合わせて適切に管理されていることがうかがわれます。スクランブルエッグに雲丹を盛った先付けに始まり、温野菜、前菜二品、冷製スープの順で、素材を活かしながらも一ひねりを加えた創作料理が、箸の進み具合を見計らいつつ運ばれます。どれも鮮やかな色合いと盛り付けを楽しみつつ、素材をしみじみ味わうことのできる品々です。造り、かに真丈にメインのほほ肉煮込みが続き、最後はパスタで締めくくりとなります。二名でこれだけ呑み食いして福沢諭吉でお釣りが出るという良心的な価格設定、はしごの客には軽めのメニューで対応する気配り、店主の人柄やアシスタントの女性の笑顔も素晴らしく、まさに「いい酒、いい人、いい肴」の「居酒屋三原則」を体現した名店でした。目黒は職場から乗り換えなしでたどり着け、遠いようで近いエリアでもあります。仕事帰りに一人で盃を傾けるのもよさそうです。
★和創作 太
品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒1F
03-3779-0002
1800PM-100AM(日休)
カウンター×9
酒各自適当
おまかせ9品
〆て9000円(2名)
このところ新規の店は教祖の事前情報に頼りっぱなしでしたが、今回は違う筋からの情報を得て駅前の「和創作 太」を選択します。「闇市倶楽部」が入る雑居ビルの奥にカウンターのみの店がひっそりと営業しており、例によって事前情報がなければまず気づかないような佇まいです。それにもかかわらずネット上には口コミがあふれ、満席で振られることも少なくない店だというのですから、否応なしに期待感が高まります。
10時を回ったこともあり首尾よく入店するや、店名の通り恰幅のよい店主から、品書きがなくおまかせのみになる旨を伝えられます。好みと予算を伝えて店主に見繕ってもらうというのがこの店の流儀のようです。おまかせといえば、これまで六本木や金沢の割烹でわずかながら経験はあるものの、いずれも居酒屋の予算をかなり上回る出費になっているだけに若干身構えてしまいますが、覚悟を決めて店主のお手並みを拝見することにします。
酒の種類は多くないものの、田酒、磯自慢など通好みの地酒が揃えられ、選び抜かれた酒が店の大きさに合わせて適切に管理されていることがうかがわれます。スクランブルエッグに雲丹を盛った先付けに始まり、温野菜、前菜二品、冷製スープの順で、素材を活かしながらも一ひねりを加えた創作料理が、箸の進み具合を見計らいつつ運ばれます。どれも鮮やかな色合いと盛り付けを楽しみつつ、素材をしみじみ味わうことのできる品々です。造り、かに真丈にメインのほほ肉煮込みが続き、最後はパスタで締めくくりとなります。二名でこれだけ呑み食いして福沢諭吉でお釣りが出るという良心的な価格設定、はしごの客には軽めのメニューで対応する気配り、店主の人柄やアシスタントの女性の笑顔も素晴らしく、まさに「いい酒、いい人、いい肴」の「居酒屋三原則」を体現した名店でした。目黒は職場から乗り換えなしでたどり着け、遠いようで近いエリアでもあります。仕事帰りに一人で盃を傾けるのもよさそうです。
★和創作 太
品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒1F
03-3779-0002
1800PM-100AM(日休)
カウンター×9
酒各自適当
おまかせ9品
〆て9000円(2名)