駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

チンチコーレ!

2007年06月10日 | 日記
廉価版の発表のせいか知らんけど、2480円とそれなりに安かったんで、ニ、三日前にPSP版の『街~運命の交差点~ 特別編』を買って遊んでたりする。一応、全員分の「完」はみたんだけど、なかなかにお腹いっぱい。最初はプレイを開始して5分もしないうちにバッドエンドを迎えてビビった。

序盤のツカミは正直微妙だと思ったけど、各々の話がリンクしはじめると面白くなってくるというかそんな感じ。主人公Aでドアを閉めてしまうと、主人公Bが閉じ込められてしまったり、主人公Aの続きの話を見るためには他の主人公の話を経由して進めないといけなかったり…こういうところはしっかりゲームしてると思う。ゲームじゃないと出来ないよなぁ。こういうのは。

どういうゲームで、どういうジャンルのお話なのか…というのを説明しづらいのが困るけど、どの話もなんだかんだと続きが気になってしまうのが不思議な感じ。一本の話を最後までぶっ通しで読むのも面白いけど、こういうのもアリっちゃアリだなとは思う。各主人公の行動がそれぞれ影響しあい、それでいて破綻せずに終わっているのは見事。実写だからと正直、敬遠してたけど、今から数年前の渋谷の街並ってのは意外といい。サウンドノベルが好きならひとまず楽しめると思う。なかなか面白かった。個人的には七曜会、市川、牛&馬の話が好み。

ただ、サウンドノベルシリーズの中では、私的には、かまいたちの夜>街>弟切草かしら。チュンソフトのサウンドノベルシリーズの中ではかなり取っ付き辛い作品だと思う。フラグ立てとか、そういうのを他のサウンドノベルより意識しなきゃいけないワケで。ゲームに慣れてる人ならいいだろうけど、サウンドノベルをやるのが初めてって人にはちょっとどうだろね。難易度設定が出来るから問題ないのかもしれないけど。

個人的な感想としては、ザッピングで話がブツ切りになるってのが少し残念で面倒だったっつーか…なんだろう、色々シナリオを転々としてるせいかなんかお話の印象が薄く感じてしまった気がするのがちょっと残念だったかもしれない。ザッピングしてバッドエンドを見ると、他の主人公まで先に進めなくなったりするからバッドエンド集めもいまひとつやる気起きないし…。文章スキップとか欲しかったなぁ。

…それはさておき、しばらくしたらまた一通りクリアするまでやりたくなると思うっていうか、そんな感じの作品だったと思う。このゲームをやった後だと他者とのつながりって凄いのかもなぁ…とか思っちゃうわけで。例えば、自販機で100円落としたらそれが既に他人の行動になんらかの影響与えてるかもしれないよ…っていう奇妙な情景が湧いてくるわけで…。そういった人のつながりというものを再認識させるゲームなのかもしれない…と思った今日この頃。