東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

小池百合子の狂態

2007-08-23 08:36:07 | 社会・経済

昨日の夕刊フジに小池百合子の作文が出ていた。しかも主要ニュースがくる第二面のほとんどのスペースを使っている。最初は取材記事かと思ったら、はじめから終わりまで小池百合子の作文である。

最初は当然夕刊フジの記者の書いたインタビュー記事だろうと思ってしまった。どうも文章が妙だと感じたが、文章の最後はこうである。『(防衛大臣) 毎週水曜リレー連載』。

フジは何人かの政治家に定期的にコラムを与えている。その一つらしいが、普段はずっと後ろのページにはるかに少ないスペースで、読む前からはっきりと寄稿記事と分かるレイアウトになっている。それは知っていたが、昨日のは全く違う。これで思い出したのは、週刊誌などで怪しげなサプリメントの広告なのに記事の体裁で自画自賛しているページだ。パチンコやギャンブルの必勝本とか電話情報サービスでも記事もどきに偽装した宣伝ページがある。あれだね、これは。

夕刊フジはいったいどういうやり取りが裏であって昨日の異例の取り扱いになったのか、興味のあるところだ。

さて、これからの防衛政策の抱負を読ませてもらえるのかと思ったら大間違い。最初から最後まで今回の次官人事のドタバタの自己弁護である。新聞という公器を使ってこんな弁解を垂れ流させていいのかね、夕刊フジさん。しかも異例の紛らわしい扱いで。

同じ日の夕刊フジの一面には安倍官邸チームの問題をジャーナリストの上杉隆氏のインタビューを中心にまとめてある。そこで彼が言った言葉、「私が月刊誌に書いた記事について世耕氏から反論が来たが、すべて自分に関する反論だったのに驚いた」とある。

小池百合子の場合はもっとひどい。世耕氏の反論は執筆者にあてたものである。小池の場合は一般読者むけの新聞という公器に自己弁明を長々と書いたものである。これだけで政治家失格である。

さて、小池百合子の文章であるが普通の人間の神経だったら恥ずかしくて人に読ませられないような幼稚な文章だ。一つの特徴は女学生なみの空疎で陳腐な「きめつけ言葉」がやたらと出てくることだ。噴飯ものだ。

「人事権を有する大臣として当然の仕事をしたまでである」、「、、、もってのほかである」、「「国家管理のイロハである」、などなど。だれもあんたのような欠陥政治家に国家管理のお説教をしてもらおうと考えていない。そんなにツッパラカラナイデ、優雅に言えないものかね、ご老嬢。自己弁明に終始している問題はいわずもがな。また、世間やマスコミから指摘されている問題点は徹底的に無視している。当然だろうが、自分の作文だから自分のペースで自分の都合のいいことしか書かないわけだ。

うそもいっているようだ。「想定外の報道先行や」とあるが、小池百合子が守屋次官を追い込むために、意図的に人事をマスコミにリークしたという観測が有力である。事態の経緯をみると有力なようでこうあっさりと片付けられると困るんだよね。

こんなのもある。「もとより有望視されていた人材が次期次官として落ち着いたわけで、これは安倍総理自らの決断があったからこそである」。負け惜しみを糊塗しているとしか思えないよ。そしてちゃっかりと安倍さんに媚を売っている。

つづく


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