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2021年の祈願

 令和3年のお正月は例年とは異なったものになりました。

 昨年来の新型コロナウイルスの感染者数が増加しているため、神社の神事を含め、新年の行事は殆どが取りやめとなっております。

 そのため、例年であれば私は大晦日の夜中から神社に伺って皆様方に新年のご挨拶をしていたのですが、選挙に出馬して以来初めて、今年は家でゆっくりと新年を迎えました。頂戴した年賀状を拝見して、人出の少ない時間を見計らって、初詣をして令和3年が良い年になるよう祈願をしました。

 まず、新型コロナウイルスの一日も早い収束を祈願しました。医療関係者の皆様のご尽力のお蔭で新型コロナウイルスへの対応が図られ、諸外国に比べて日本の死亡者数・重症者数は共に少ないものになっています。2月中にも日本国内でのワクチンの接種が始まると見込まれていますが、新型コロナウイルス対応の病床数は逼迫しており、医師や看護師等の医療従事者の方々の負担も限界に近づきつつあります。令和2年度の補正予算等で医療支援策を講じておりますが、目に見えないウイルスとの闘いを克服するためには、私達一人ひとりにも密を避け、マスクを着用し、手洗い・手指消毒をする等の協力が求められています。

 次に、経済の再生を祈願しました。新型コロナウイルスの発生以来、殆どの分野が甚大な影響を受けました。厳しい経営状況の下で、世界中が歯を食いしばって頑張っています。令和2年度の補正予算等で給付金、雇用調整助成金等の支援策を講じていますが、いつまでもこのような大盤振舞いが続けられるわけではありません。ウィズコロナの状況でどのように経済活動を行っていくか、今後の対応が求められています。

 続いて、地球温暖化対策が成功することを祈願しました。2050年カーボンニュートラルに向けて経済界も含め、大きく舵が切られたことは画期的なことです。しかし、今後の30年間でどのように温室効果ガスの排出を0にしていくかについての工程表は未だありません。総論では合意されていても、各論で合意することは、なかなか困難です。技術的ブレイクスルーがなければ、簡単に達成できる目標ではありません。しかし、私達の次の世代にこの地球を少しでも良い状態で引き渡していくためには、世界全体で協力し、取組みを強化していく必要があります。米国のバイデン政権が発足すると国際協調路線に政策変更することが見込まれていますが、グローバルな課題に地球全体で立ち向かうことが求められています。

 欲張ったお願いをしましたが、神様にお聞き頂いて、今年が明るい年になることを祈念致しました。

 

 

【牛の図柄に植え替えられた花時計】

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