裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

再び飛ぶ

2011年02月09日 16時56分09秒 | Weblog
「空を歩く」という、ファンタジーのふりをしたハードボイルド小説を書いてます。
「空を歩く」
物語を編むとき、神様が降りてくるから書きとめる、というひとがいますが、ぼくは違います。
デスクに垂れ込めて考え詰めてひねり出す、というのとも今回は違います、ぼくはいつもこっち派だけど。
今回のは、文字を打ち込みはじめると、自然に画が立ち上がってくるので、それをスケッチしてく形です。
だから考えるのも反応するのもすごくはやい。
びっくりしてます。
言語表現ってのは、ひとつのデッサンの様式だとぼくは思ってて、いかに自分に見えてる光景を記号に置き換えて相手に伝えるか、ってことだと思うのです。
そしてそして、ぼくの頭の中の画づらは音楽と密接に関係してて、常にメロディラインというか、ぶ厚い音が脳裏に目に見える形で内在してます。
うまく言えないけど、その三つは全部でひとつなのです。
というわけで、ぼくに「空を歩く」を着想させた音楽を聴いてください。
ぼくはどういうわけか、5拍子とか、7拍子とか、変拍子の曲が好きなのです。
興味ないや、というひとは、聴かないでください。
「そのはやぶさはふたたびとぶだろう/ブラッド・メルドー」

今日の豆知識

2011年02月09日 16時56分09秒 | Weblog
マリー・アントワネットの時代のベルサイユ宮殿は、華やかさの一方で、うんち、しっこは庭中で垂れ流されてたらしいよ。
貴族たちは夜な夜な開かれるパーティで豪華な料理や飲み物を堪能し、たまってくると庭に出て、きらびやかなドレスをたくし上げて事をすませてたんだ。
それが十人や二十人のものではないので、常に宮殿中ににおいが立ち込めてたんだと。
時の使用人が革命の後に、トイレで用を足すたびに、ああこのにおい、と、舞踏会やらんちき騒ぎの思い出にふけった、という述懐が残ってるんだ。
優雅だねえ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園