16日は美容院へ。
めんどくさいので延ばし延ばしにしていたが
さすがに収拾がつかなくなってきて、エーイと一念発起で家を出る。
前回行ったのが夏で、そのときは店長さんから
「あれ! 細くなったね~」
「これやったらどんな髪型でもイケるよ!!」 と言われた。
もちろん、多大なるリップサービスだろうけど。
今回は当然、な~んにも、これっぽっちもそんなことは言われなかった
まあ、「アチャー。 戻っちゃったね」 と言われなかっただけマシか。
でも、久しぶりにサッパリして気持ちいい。
これでシャンプー後がラクになるなあ(ヘアカットの一番の目的はコレ)
7時に船越くんのお母さんがみえる。
玄関で顔を合わせた瞬間、お母さんの表情がくずれそうになった。
少し休憩のあと、昆陽池公園の「阪神大震災 追悼のつどい」へ。
今年は震災から20年ということもあり、また時刻も早めだったせいか、子ども連れのファミリーも多く、
いつもよりにぎやかで明るい雰囲気だ。
手作りローソクを作りたかったが、人の列がすごいのであきらめる。
こういう会は運営もなかなか大変だろうが、いつまでも途切れることなく大切に思いをつないでいきたい。
追悼のつどい
お母さんは翌日、宝塚市の遺族代表として神戸の式典に参加されるので
あまり遅くならないうちに中山寺で別れる。
曇っていた空も、いつの間にか星いっぱいになっていた。
17日(日)
今年もこの日がやって来た。
清荒神9時半集合で、増田、安用寺、野間、川崎、山崎、糸谷、澤田、大石、千田、竹内、
船越君のお兄さん、森家3人、それにY新聞の方が集まる。
早めに来て、駅そばの喫茶店でモーニングをとってる子もいたようだ。
アパート跡地へ行き、いつものように船越くんの写真を立て、いつものようにひとりづつ手を合わす。
一年のうちの、ほんの一瞬のことだが、貴重な貴重なひと時だ。
それから電車で逆瀬川へ。
今年は、武庫川の「生」の文字は見られなかった。
逆瀬からバスにするかタクシーにするか迷うが、幹事の澤田六段の好判断でバスに決定。
初めてICOCA使用で乗車、よくわからないのでちょっとドキドキする。
ゆずりは緑地公園に到着。
寒いけど、ここではいつも青空だ。
記帳してお花をいただき、鎮魂の碑の前で献花、そして記念撮影。
今年は、私たちの他にも人が多い。
それから再びバスで逆瀬川へ。
川崎四段が北海道旅行で牡蠣にあたった話しを延々と聞かされる。
思わず酔いそうになった。
逆瀬から電車で宝塚へ。 そこからホテルまでS字橋を歩く。
いつものことだが、吹きっさらしの橋の上は寒い。
武庫川の河原にはユリカモメがいっぱいいて、Nが立ち止まって写真を撮る。
弟子たちも寒そうに肩をすくめながら見ていた。
今年は丁度いい時間に着いたので、あまり待つこともなく予約室へ入る。
いつものミニ会席で、内容も毎回似たようなものだが、そういうのもかえっていいかも知れない。
最初に鳥獣戯画の湯のみで出される昆布茶も楽しみだ。
食事の中頃から、今年のお題 「自分を漢字ひと文字で表わすと」 と
澤田六段が考えた 「1億円あったら何に使う」 の2つを順に発表していく。
詳細はNが書くはずなので、日々あれこれ日記のほうでご確認ください。
個人的には、「漢字ひと文字」がK士とかぶったのが驚きだった。
後半は徐々にくだけてきて(飲む人間はほとんど居なかったのに)、ここには書けないこと(?)の予想など。
私のメモ帳には、その時の記録がしっかり残されている(極秘物件)
食後は、仕事や用事で半分ほどが帰り、残った7人(安用寺、山崎、澤田、大石、竹内、森夫妻)で階上の温泉へ。
体を洗って湯船に入ると、木製のボーリングの球みたいなのが2つ、プカプカ浮いている。
引きよせてみると、かなり重そうだが、特に香りもなく辺りに説明書きもない。
他の入浴客からもなんの関心も持たれず、ただプカプカと浮かんでいるだけだ(あとで聞くと、男湯には無かったらしい)
露天へ行くと、今年はちょっと熱めだった。
岩風呂のそばに小さくかたまって咲く黄色いスイセンが、いつもの光景でホッとする。
お風呂を出て、畳敷きの休憩所へ。
男性陣はまだ誰もおらず、サービスの黒豆茶(すごくオイシイ)を飲みながら一人ボヤーッと過ごす。
しばらくすると高齢のおじいさんが介護の男性と入ってきて、黒豆茶を飲んだあと、仰向けで畳に寝転んだ。
枕が無いので、ちょっと不自然な姿勢なのが気の毒だ。
手持無沙汰なのでトイレへ立つと、男風呂の方からNの声が聞こえて来る。
オシャベリしながらゆっくり着替えてるのだろう。
サッサと出てくりゃいいのに。
ちなみに、1番最初に出てきたのは竹内四段だった。
全員そろってから、恒例の若水額前での個別記念撮影。
大石六段の手のかたち(膝への置き方)が去年とまったく同じなのが可笑しかった。
最後に1階のロビーでティータイム。
N、山崎八段、竹内四段がケーキセット。
大石六段がいちごのスムージーで、私はウエハースの乗ったアイスクリーム。
1番若いであろう澤田六段が、しぶくコーヒーを注文。
竹内四段のケーキがオイシそうだったので、ちょっとだけ分けてもらうが
私のフォークの差しかたが悪く、お皿の上で引っくり返ってしまった。
ゴメンネと謝ると、イヤな顔もされずホッとする。
ホテルを出たあとは、再びS字橋を渡って宝塚駅へ。
温泉で温まってはいるものの、やっぱり寒い。
行きと同じくユリカモメがいるが、今度はさすがに誰も立ち止まらなかった。
宝塚からは竹内四段のみJRで、あとは阪急で帰る。
清荒神で降りたあと、誰か振り向かないかなーと思いつつ電車を見送るが
結局だれも気づいてくれなかった。
「あーあ。 やっとノビノビできる」
「それにしても師匠の奥さん老けたなあ。」
「師匠もかなりヨロヨロしとったで」
「それより、カラオケって言いだされなくて助かったなあ」
などと羽をのばしていたのであろうか
まあ冗談はともかくとして、今年もみんなお疲れさまでした。
前日対局だった子、仕事で徹夜だった子
朝5時台の電車で来た子
仕事の合間を縫ってアパート跡地へ駆けつけ、再びトンボ帰りしていった子
皆、寒い中をご苦労さま。
そして最後に、名幹事だった澤田六段もお疲れさま。
来年の幹事は千田四段に引き継ぎです。
船越くん、また今年も一年、みんなのことをよろしくね。
おわり