11月30日(土)
Nが徳島1泊の出張で8時過ぎに家を出る。
気持ちはかなりナーバスだが、きょうはこのあと予定もあるのでメソメソしてもいられない。
洗濯物を干し、クロのマッサージをしてから宝塚へ。
ソリオのロビーで、地元の野菜や体に優しそうなお菓子が売られていて思わず買ってしまう。
急いで帰り、早めのお昼を済ませて家を出る。
きょうは吹田のメイシアターで桑原しんいちさんのギターリサイタルがあるのだ
ちょうど注文していた本が届いたところだったので、ゆっくり読めるよう、乗り換えの少ないJRで行く。
先週のピピアの教室時、「円広志がいた」という話しを聞き、(へえ! あの 「飛んで飛んで・・・♪」 の人か。 なつかしいなあ)と思い
何気なくPCで検索したところ、
過去、かなりひどいパニック症を患っていたようで、その頃の本が出ており、思わず注文してしまった。
私も人ごみや暗闇が苦手なプチパニック症だが、ひどい頃は、電車も飛行機も美容院も映画館もコンサート会場も
考えるだけでダメだった。
これは、なった人でないと決してわからない感覚だと思うが、円さんの場合は、私の何倍もひどかったようだ。
吹田へ着き、線路沿いを真っ直ぐに歩く。
右手にアサヒビールの工場があり、辺りの自販機もASAHI系のものがほとんどだ。
15分程でメイシアターに到着。
ここは、Nが理事をしていた頃、羽生さんと作家の保坂和志さんの対談イベントのあったホールなのだが、建物自体は全く記憶に無い。
対談シーンはさすがに覚えているが、もっとも印象に残っているのは、Nと一緒に控え室の羽生さんに会いに行ったこと。
ドアを開けたとたん、羽生さんの真っ青なジャケットが目に飛び込んできた瞬間を、今でもハッキリと憶えている。
入口奥の小ホール受付けで風船かずらさんにご挨拶。
トレードマークのカーリーヘアはきょうも健在だった。
半円形のホールの席で(ああ、無事に着けてよかった~) とホッとしながら座っていると、間もなくiさんのお母さんに声をかけられる
そのまま隣りに座ってもらい、最後まで一緒に聴いた。
1部は、ふだんのコンサートでよく歌われる曲も多かったが、『♪かわいそうな私のタバコ』 と 『♪恋する鳩の踊り』 が印象的だった。
原語で歌われる前に、ちょっとだけ日本語訳というか、歌詞の説明がボソボソとあるのだが、それでイメージをふくらませながら聴くのがとても楽しい。
この日は、桑原さんのお弟子さんで、一門祝賀会にも参加して下さったQさんも登場。
ケーナや朗読、息の合った漫才の相方(?)として、しっかりと師匠をサポートされていた。
あと、ラスト付近の 『♪エストレリータ(名曲だがタイトルは知らなかった)』 と 『♪ベサメムーチョ』 の人気ナンバーも美しい演奏だった。
第2部は、ちょっと意外性のある曲が多かった。
桑原さんといえばアルゼンチン・フォルクローレのギタリストだが
最初は純クラシックから始められている。
当時の師匠で、最近亡くなられた大西慶邦氏の追悼コンサートで演奏する際に作られたという 『♪手紙、おとうさんへ』 は
作詞が、恩師の実の娘さんであるという説明のあと演奏された。
すなおに心に染みいる歌詞と、暖かく慈愛に満ちたギターの音色に、涙があふれて困った。
あと、ギターを習い始めて間もない頃の発表会で弾いたという『ビラ・ロボスのプレリュードNo・1』 も斬新な感じで良かったし
これ無くしては始まらない(!)、定番中の定番、『♪アルフォンシーナと海』も、相変わらず素晴らしかった。
私にとってはちょっと久しぶりな桑原さんのステージだったが、やっぱりいいな~。
光と影、静けさと力強さがほどよく混じり合う世界は、時おり角度は変わるものの、それでもいつも、ある種のなつかしさに包まれている。
桑原さん、きょうはシアワセなひと時を本当にありがとうございました。
閉演後はホール内の食堂でiさんとティータイム
色々しゃべったのだが、1番ビックリしたのは、iさんが美輪明宏のコンサートに何度も行かれてるという話し。
向こうは向こうで、「むかし私はスージー・クワトロだった(!?)」という事実に仰天された(若い頃はもうちょっとスリムでした)
それと、(あの時、リンダ・ロンシュタットの名前が出てヒット曲はと聞かれて答えられなかったのですが、今考えてみるとコレですね!
♪デスペラード
帰りはiさんのお説に従い阪急を使うが、乗り換えをうっかりして「天六」まで行ってしまい、あわてて淡路まで戻る。
ふつうならそこから十三まで出るのだが
なぜか、「宝塚行き特急(塚口経由で、しかも西北は止まらず、門戸から各駅停車というワケのわからないもの)」という電車が丁度目の前に停まり、よくわからないままに乗車。
他の人達も、なんとなく不安そうな表情で車内をキョロキョロ、出たり入ったりしていた。
(あとで調べてみると、この時期だけの京都~宝塚間の特急だったようだ。 運がよかった。 ありがとうiさん)
ちょっと長くなったので続きはまた明日。
おわり
Nが徳島1泊の出張で8時過ぎに家を出る。
気持ちはかなりナーバスだが、きょうはこのあと予定もあるのでメソメソしてもいられない。
洗濯物を干し、クロのマッサージをしてから宝塚へ。
ソリオのロビーで、地元の野菜や体に優しそうなお菓子が売られていて思わず買ってしまう。
急いで帰り、早めのお昼を済ませて家を出る。
きょうは吹田のメイシアターで桑原しんいちさんのギターリサイタルがあるのだ
ちょうど注文していた本が届いたところだったので、ゆっくり読めるよう、乗り換えの少ないJRで行く。
先週のピピアの教室時、「円広志がいた」という話しを聞き、(へえ! あの 「飛んで飛んで・・・♪」 の人か。 なつかしいなあ)と思い
何気なくPCで検索したところ、
過去、かなりひどいパニック症を患っていたようで、その頃の本が出ており、思わず注文してしまった。
私も人ごみや暗闇が苦手なプチパニック症だが、ひどい頃は、電車も飛行機も美容院も映画館もコンサート会場も
考えるだけでダメだった。
これは、なった人でないと決してわからない感覚だと思うが、円さんの場合は、私の何倍もひどかったようだ。
吹田へ着き、線路沿いを真っ直ぐに歩く。
右手にアサヒビールの工場があり、辺りの自販機もASAHI系のものがほとんどだ。
15分程でメイシアターに到着。
ここは、Nが理事をしていた頃、羽生さんと作家の保坂和志さんの対談イベントのあったホールなのだが、建物自体は全く記憶に無い。
対談シーンはさすがに覚えているが、もっとも印象に残っているのは、Nと一緒に控え室の羽生さんに会いに行ったこと。
ドアを開けたとたん、羽生さんの真っ青なジャケットが目に飛び込んできた瞬間を、今でもハッキリと憶えている。
入口奥の小ホール受付けで風船かずらさんにご挨拶。
トレードマークのカーリーヘアはきょうも健在だった。
半円形のホールの席で(ああ、無事に着けてよかった~) とホッとしながら座っていると、間もなくiさんのお母さんに声をかけられる
そのまま隣りに座ってもらい、最後まで一緒に聴いた。
1部は、ふだんのコンサートでよく歌われる曲も多かったが、『♪かわいそうな私のタバコ』 と 『♪恋する鳩の踊り』 が印象的だった。
原語で歌われる前に、ちょっとだけ日本語訳というか、歌詞の説明がボソボソとあるのだが、それでイメージをふくらませながら聴くのがとても楽しい。
この日は、桑原さんのお弟子さんで、一門祝賀会にも参加して下さったQさんも登場。
ケーナや朗読、息の合った漫才の相方(?)として、しっかりと師匠をサポートされていた。
あと、ラスト付近の 『♪エストレリータ(名曲だがタイトルは知らなかった)』 と 『♪ベサメムーチョ』 の人気ナンバーも美しい演奏だった。
第2部は、ちょっと意外性のある曲が多かった。
桑原さんといえばアルゼンチン・フォルクローレのギタリストだが
最初は純クラシックから始められている。
当時の師匠で、最近亡くなられた大西慶邦氏の追悼コンサートで演奏する際に作られたという 『♪手紙、おとうさんへ』 は
作詞が、恩師の実の娘さんであるという説明のあと演奏された。
すなおに心に染みいる歌詞と、暖かく慈愛に満ちたギターの音色に、涙があふれて困った。
あと、ギターを習い始めて間もない頃の発表会で弾いたという『ビラ・ロボスのプレリュードNo・1』 も斬新な感じで良かったし
これ無くしては始まらない(!)、定番中の定番、『♪アルフォンシーナと海』も、相変わらず素晴らしかった。
私にとってはちょっと久しぶりな桑原さんのステージだったが、やっぱりいいな~。
光と影、静けさと力強さがほどよく混じり合う世界は、時おり角度は変わるものの、それでもいつも、ある種のなつかしさに包まれている。
桑原さん、きょうはシアワセなひと時を本当にありがとうございました。
閉演後はホール内の食堂でiさんとティータイム
色々しゃべったのだが、1番ビックリしたのは、iさんが美輪明宏のコンサートに何度も行かれてるという話し。
向こうは向こうで、「むかし私はスージー・クワトロだった(!?)」という事実に仰天された(若い頃はもうちょっとスリムでした)
それと、(あの時、リンダ・ロンシュタットの名前が出てヒット曲はと聞かれて答えられなかったのですが、今考えてみるとコレですね!
♪デスペラード
帰りはiさんのお説に従い阪急を使うが、乗り換えをうっかりして「天六」まで行ってしまい、あわてて淡路まで戻る。
ふつうならそこから十三まで出るのだが
なぜか、「宝塚行き特急(塚口経由で、しかも西北は止まらず、門戸から各駅停車というワケのわからないもの)」という電車が丁度目の前に停まり、よくわからないままに乗車。
他の人達も、なんとなく不安そうな表情で車内をキョロキョロ、出たり入ったりしていた。
(あとで調べてみると、この時期だけの京都~宝塚間の特急だったようだ。 運がよかった。 ありがとうiさん)
ちょっと長くなったので続きはまた明日。
おわり
久しぶりの桑原節が聴きたかったです
(o_ _)o
それは残念無念
次回チャンスがあればゼヒゼヒ一緒に楽しみましょう。
でも、来週末あたり、
もしかして御登場でしょうか!?
デスペラード…洋楽にはあまり明るくない私にも馴染みのある名曲でした。
ネットで画像を見て奥さんのリンダ・ロンシュタットのルックスの例えを思い出し、妙に納得して笑ってしまいました。
久しぶりにYoutubeでスージー・クワトロも見ました。ベースボーカルかっこいい…そこからRunawaysも梯子してあれこれ想いを馳せる私…ボーカル見たかったです。
思いがけずマニアックな?話ができて(もっとお話したかった)本当に楽しい時間でした。
桑原さんの切々としたギター&歌も心に沁み入り、
かれこれ数時間があっという間でした。
電車の件、今思えば梅田行きと天下茶屋行きがあることをお伝えするのをうっかりしていたんだと思います…自分でもがっかりするくらい慌て者なので…
中途半端な説明をしてしまってすいません。
でも、運良く宝塚行きが来てくれて良かったです。
また、機会がありましたら桑原さんのリサイタルも行きたいと思いますし、奥さんのお話ももっと聞かせて下さい!
初コメで緊張してダラダラ長くなってすいませんでした。
こちらこそ
先日は楽しいひと時をありがとうございました。
お互い「楽しいビックリ」の連続でしたね!
あとでNにも色々報告したのですが
「へ~え」と目を丸くして驚いてました(特に美輪明宏のコンサートの件)
そうそう。
電車(宝塚直行便)のことはNも知らなくて
「何かの間違いじゃないの?」と驚いてました。
今考えると本当にフシギな偶然で
ishiさんには何か念力みたいなものがあるのでしょうか
次回はゼヒ、音楽の続き話しをいたしましょう。
それでは私は今から、パティ・スミスのyoutubeを観ます
先日は、リサイタルへお越しくださりありがとうございます。
ルンさんのブログは、しばらく訪れていないとすごい量になってしまいます。うぁー・・・と言う感じの量になっていますね。
驚きます。
今回のリサイタル、地元を離れての初の自主公演でしたが・・・集客は力不足で伸びませんでした・・・演奏は反省点も多々あったりします。ぼつぼつしか進めないのかも知れませんが・・・また、これに懲りずに足をお運びください。
そしてishiさまありがとうございます。ライブへはいろいろと足を運ばれているご様子・・・また、将棋以外に音楽のお話もしたいものです。
ではでは、ルンさま、ishiさまありがとうございました。
ルンさま、またお宅へ寄せていただきます。今度ももちろん将棋がらみになると思います。土曜教室で・・・森先生によろしくお伝えくださいませ。
失礼します。
本当にシアワセなひと時でした
ありがとうございます。
>地元を離れての初の自主公演
そうだったんですね。
ちょっと意外な気もしますが・・(でも、こちらとしては、「吹田」 と知った時点で大喜びでした)
客数ですが、ホールの広さからすると
あれぐらいの、少しゆったりめの空間が、むしろ心地よかったです。
新しい試みも随所に感じられ、ギターの響きも美しく
ishiさんも私も、とても満足のいくステージでした。
来年はもっと聴きに行きたい!!と思ってますので
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、次回お会いできる日を楽しみに!(ishiさんJr.との対決も楽しみです)