ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

1081    小さくないのにチビ

2008-08-07 23:25:33 | Weblog
※ きょうから森家の一員に加わりましたチビです。
  愛媛から来ました。
  どうぞよろしくお願いいたします。


先日の愛媛母からの電話で、保健所送りになったチビの話を聞き、ソッコーで我が家で引き取る事になった。
チビは、愛媛母と同じ住宅に住む男性が飼っていた犬で、私も帰省するたびに会うのを楽しみにしていた犬なのだ。
愛想はないが賢そうな犬だった。
飼っていた男性が病気で倒れ、しばらくは近所の人たちで世話をしていたのだが、いよいよそれもムリになって、泣く泣く保健所送りになったという事だった。
朝8時半に家を出てお昼に愛媛到着。
母と3人で季の屋で昼食。
そのあとで、市役所~保健所~再び市役所とまわり、無事チビを確保することができた。
チビは思っていたよりも大きく(かんぺきに中型犬の体格)、そして大人しかった。
綱を引っぱるチカラもかなり強い。
あとで母に聞くとメスとのこと。
歳は14,5歳らしい。
人間で言うと、もう80に近い高齢犬なのだ。

犬の年齢


Nがチビを抱いてクルマに乗せ(最初何回かはイヤがった)、住宅に戻って別れのアイサツをする。
チビと仲良しだった4,5人の方が出てきて、「よかったよかった♪」 「アンタみたいにシアワセな犬はおらんよ」 「宝塚でかわいがってもらいーや」 「向こうへ行ったら、ぜひチビの写真をくださいね」 と、口々にお見送りのコトバをいただく。
病気で倒れている飼い主の男性も、なんとか引き取り手をと望んでいたにも拘らず飼い主が見つからなく、断腸の思いで保健所行きを決心されたとのこと。
「保健所行きが決まったときは、さすがに泣いとったねえ」
一刻も早く、チビのことを伝えて欲しいと思った。
みんなで記念撮影をしたあと、チビと私が後部座席に乗って宝塚へ出発。
「元気でなー、チビ」
「ちゃんと言うこときいて可愛がってもらうんやでえ」
チビは知らん顔で、クルマの中のにおいをフンフン忙しく嗅ぎまわっていた。

ひんぱんに休憩を入れながら宝塚へ向かう。
車の中では終始落ち着きなく、暴れはしないもののソワソワウロウロ。
シートから落っこちたり、膝の上に立って窓の外を眺めたり、時おりジーッと不安そうな悲しそうな目を向けたり。
あと少しで宝塚というときに渋滞に巻き込まれ、そのせいだろうか、最後はほんの少しだが戻してしまった。

帰宅後、すぐにトビオとクロを抱っこして対面させる。
まず最初に先住犬の存在を知らせておくことが、これから先うまくやっていく上で非常に大事なことなのだ。
忙しいので、源さんとの顔合わせは次の機会にする。
とりあえず玄関先につなぎ、ドッグフードと水をやって夕食に出る。
もう8時過ぎでお腹もペコペコだった。

太鼓亭でカレーうどんを食べてHIROで一服。
チビ疲れのせいだろうか。 新聞記事を見てもアタマに入らない。

帰宅すると、チビは玄関前で丸くなりグッスリ眠り込んでいた。
ドッグフードのお皿も空になっていて一安心。


こういう事態にになるとは思いもよらなかったが、まあ何とかなるだろう。
案ずるより産むが易しなのだ。


最後に、忘れずに書いて置かなければならないことが1つ。
保健所でチビを貰うとき、他にも引き取り手のない犬達がいて、ウオンウオンと悲しそうに泣き叫んでいた。
心の中で、(ごめんね、ごめんね) と言いながら顔を伏せておもてへ出る。
背中のうしろで扉が閉まると同時に、犬達の鳴き声もピタッと聞こえなくなった。
多分、ずっと忘れられない光景だろう。


追記

帰宅すると源さんがタマゴを産んでいた。

ドッと疲れた。


おわり
コメント (14)
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