ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

346       廃線跡

2006-06-18 23:29:10 | Weblog

※生瀬の赤い鉄橋そばの橋、釣り人が約1名 クリック♪

Nが京都行きなので6時に起床。
まぁ、冬の6時に比べれば天国みたいなものだけど・・・
きょうも晴れそうなのでチャッチャと洗たくをする(スイッチ入れただけだけど)
その後ソファーへ横になって30分ほどウトウトする。

きょうは子ども教室があるので、9時にS君、少し遅れて京都からN君が来る。
Nが不在なので、きょうは2時間きっちり子ども教室を見学(監督?)した。
10時少しオーバーしてからS君の大盤解説開始。
毛布をかぶせたゲージから突然源さんの声が聞こえてビックリ!
(あ~、Nと思ったんだろうなぁ・・・)と、いじらしく感じる
子ども達はわりと真剣に聞き入っていた。
大盤が終わってN君が手合いを発表するが、相変わらず地獄の底から響くような低音(こわい)
普段は2,30分しか見ない子ども教室なのだが、きょうは久しぶりに、しかもNが不在という事もあってか
かなりイライラさせられる。
一手指すごとにペッチャラクッチャラ、足は立てひざ、対局のジャマをする、時計をバシバシたたく、ペットボトルで遊ぶ・・・
最初は、「○○君、ダメだよ」とやさしく注意していたが、最後は、「イイカゲンにし!!」になる。
集中している時は良いのだけど、いったんオフザケモードに火がつくと延々と止まらない。
そんな中でも、集中力を持ち続けてがんばっている子も何人かいる。
これは年齢に関係なくあるようで、生まれ持ってのものが案外大きいのかも知れない。

昼食にヤキソバを食べたあと、午後の教室は2人に任せて外出する。

ベガの「ヴァイオリン発表会」を30分ほどのぞく。
みんなアカデミックな作品をマジメに演奏しているのだが、なんだかズーッと「調子の狂った蓄音機」を聴いているような気分になってきて途中で出る。

どこへ行こうかと考えながら取り合えず宝塚へ出る。
バスにでも乗ってみようかと停留所へ行ってみるが、特別行きたい先も見つからなかったので
そのまま176R沿いを西宮方面へ歩く。

1歩中の道を入るとマンション群が現れた。
ちょうど宝塚市と西宮市の堺にあたるところだが、いつの間にこんなになってしまったのだろう。
その上さらに、これから建設中のマンションも1つや2つではない様子。
高層ビルの合い間を複雑な気持ちで歩いた。

再び176Rに出る。
前方にはJRの赤い鉄橋、右に見える高架をくぐって向こう側へ出ると、「宝塚北部観光マップ」とハゲかかった文字で書かれた古い大看板につきあたった。
左は急勾配の上り坂、県道33R。この道はまだ通った事がないが、先ほどの観光看板によると
十万辻を通って武田尾方面へ出るらしい。
勾配がきつくて先が見えないが少しだけ歩いてみる事にする。
車がけっこう引っ切り無しに走ってくるので注意しながら歩く。
歩き始めてすぐ、右手山側に生コンの工場跡のようなものが見える。
石段がツタでおおわれ、コンクリートを流す機械もかなりサビているので
今はもう使われていないのだろう。
雑草が茂り放題になっている石段を登りかけようとしたのだが、なんとなく危険なムードを感じてヤメる。
(あ~ こんな弱虫じゃあ到底「軍艦島」なんかムリだなぁ)

また少し登ると、今度は左手にチラッと線路の枕木が見えた。
低いクサリをまたいで入ると、引込み線のようになっている廃線跡だった。
あとで調べてみると、<昭和61年に複線電化された以前に使用されていたもの>とあるので
生瀬~武田尾間の有名な「廃線敷きハイキングコース」から続く廃線の一部なのだろう。
ただ実際に歩くのは、もっとJR生瀬寄りの辺りからだと思うが・・・
雑草の生い茂った寂しげな線路跡を夢中で撮っていると、不意に電車が近づいてきたような感覚に襲われドキリとする。
(どこかで味わったような気分だな・・)と考えてみると、以前、九州のボタ山に登った時の事が思い出された。
半分砂に埋もれた枕木、風にそよぐ雑草をしばらくジッと見ていた。

33Rへ出てもと来た道を下る。
赤い鉄橋を撮りたいと思いながら歩くと、ちょうど格好の場所に出た。
ちょっと昔までは、武庫川をはさんで左手に「ウヰルキンソン炭酸工場」のシャレた建物があり
この赤い鉄道と相まって、それはステキなロケーションだったのだ。
それが今やマンション群にとって変わられてしまったのだから残念でならない。

武庫川の山側沿いを歩いて帰る。
こちらの風景は全く変わっていなくてホッとする。
低い団地の屋上には古い型の給水塔も見える。
左側の小さな戸建てが並ぶ一角に古い知人の表札を見つけ(ああ、元気でいるかなぁ)と懐かしい顔を思い浮かべてみた。

戻り岩を越え、間もなく左手に「ワシントンホテル」や「ソリオ」のベージュの建物が見えてきた。
青空に白い雲がノンビリと浮かんでいる。
イヤな事も多いけれど何とか生きていこう。

宝塚温泉の前を通りS字橋を渡って無事に宝塚へ到着。
お腹がペコペコだったので阪急でパンをたくさん買って帰った。

おわり
コメント (12)
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