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趣味の世界と零細企業末端社長としての近況報告。
書きたいことを書き、たまにアッと驚くことを発表する。

机上の空論

2008-01-23 13:15:33 | 永住できる目黒区を考える

先日、ある人と会ったときに、こんなことがありました。

  この人は、残念ながら事業があまりうまくいっていなくて
 どうしたらいいか、と相談しにきた人です。

  あるとき、事業資金を借りるために銀行に行ったそうです。

  そのときに、手ぶらでいくわけにはいかないから、事業計画を
 つくって持って行ったそうです。
  
  それは、いいですよね。

  なんの資料も持たずに「融資してくれ」っていっても、
 話にもなりませんからね。

  問題は、その事業計画の作りかたです。

  その人は、事業計画なんてつくったことがないので、
 あるコンサルタントに頼んで、事業計画をつくって
 もらったそうです。

  そして、融資の申し込みのときに銀行に同行してもらった、
 というのです。

  銀行の人にその事業計画をみせたところ、
 「鼻で笑われた」と言っていました。


  話を聞いていて、そうだろうなあ、と思いました。

  たぶん、この人は、事業計画を作ったことがない、
 ということを言い訳にして、自分の事業の将来を
 真剣に考えたことがないのです。

  銀行に持って行った計画書も、コンサルタントが
 勝手に作ったもので、その説明はコンサルタントが
 したのでしょう。

  そういうコンサルタントいますからね。

  それでは、銀行は「机上の空論だ」という印象しか
 持ちませんよね。

  経営者が自分のことばで語らなければ、どんな事業計画も
 絵にかいた餅にしか見えません。

  なので、この人にも
 「あたりまえです。
  融資は、社長を見て貸すものです。
  自分で考えた計画を、自分のことばで説明できない人
 を、だれが信用してくれますか?
  事業計画は、自分で悩んで自分で考えるしかないんです。」 
  という話をしました。
  
  そういう話をしたら、
 「もっと親身になって相談にのってくれる
  税理士を探してたんだけど・・・。」
  みたいなことを言われてしまいました。

  こっちは親身になって、この人にとって
 一番大事なことを話しているつもりなんですけどね。


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