日々是恒平

皮肉なユーモア人、森田恒平の日々の思い、企み、夢などが流れていく様を克明に書きつづる。

なんか凄エ小説、見つけた

2008年06月17日 00時40分21秒 | Weblog
いつものように書店をグルグル見て回ると、ふと印象的なタイトルが。

・『箱男』
なんじゃそりゃ!と手にしてみる。阿部公房の作だ。 内容は、ダンボール箱を頭からかぶった箱男についての話。
 一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、得たものを問う作品。

 他者との錯綜した関係や、ある女性との絶望的な愛など描かれているようだ。「こりゃすげえ!」と思い、飛びつくように買った。
衝動買いなのかも知れないが、私にとって意味のある衝動買いになればいい。

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1 コメント

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「箱男」読破〓 (もりしゃん)
2008-06-28 01:37:27
 「箱男」は読み終えました。興味深く堪能させてもらった。

 はじめは、安部公房の言い回しや展開の仕方に困惑させられた。
未知のタイプの作家だな、と身構えて読んでいく。

 しかし慣れていくにしたがい、軽妙さや洒落っ気を感じる粋な小説だと思った。
そしてまた読書が楽しくなった。
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