企画の内容を、許せる範囲で知人に話し、反応を観察して制作に生かすということをよくやる。
「それって、まるで特攻隊の話ですね」
これが、現在準備中の企画のもっともスタンダードな反応だ。
「猫の恩返し」のあと出会った企画のうち、人の生き死にに関わる物語がいくつかあって、それらには惹かれるものがあった。そうした流れの中での今回の企画で、今さら怖じ気づきはしないけれど、自衛隊の海外派遣や憲法改正論議を通し、「戦争」というものが身近に感じられる昨今、企画の性質上、脚色には相当の気構えが必要との印象はもつ。
「生け贄の話じゃないですか」
と、これは原作を読み込んで、独自に解釈を付け足した少数意見だけれど、気に入っている。早速、生け贄の意味を調べ直してみる。
「ひとつの命と引き替えに、他の多くの命を救うこと」
或いは
「神への感謝のしるし」
など、いろいろな意味が出てくるが、その中に
「罪の償い」
というものがあった。
私は原作の「ヒロイズム」と直結した「特攻隊的な話」に抵抗を感じていたが、そこに「罪の償い」という要素を加えると、バランスがとれる気がしてくる。
人の生き死にに関わる物語に興味があったのも、死の影にこの要素が隠れていたからではないかと、今、思いを巡らせている。
「それって、まるで特攻隊の話ですね」
これが、現在準備中の企画のもっともスタンダードな反応だ。
「猫の恩返し」のあと出会った企画のうち、人の生き死にに関わる物語がいくつかあって、それらには惹かれるものがあった。そうした流れの中での今回の企画で、今さら怖じ気づきはしないけれど、自衛隊の海外派遣や憲法改正論議を通し、「戦争」というものが身近に感じられる昨今、企画の性質上、脚色には相当の気構えが必要との印象はもつ。
「生け贄の話じゃないですか」
と、これは原作を読み込んで、独自に解釈を付け足した少数意見だけれど、気に入っている。早速、生け贄の意味を調べ直してみる。
「ひとつの命と引き替えに、他の多くの命を救うこと」
或いは
「神への感謝のしるし」
など、いろいろな意味が出てくるが、その中に
「罪の償い」
というものがあった。
私は原作の「ヒロイズム」と直結した「特攻隊的な話」に抵抗を感じていたが、そこに「罪の償い」という要素を加えると、バランスがとれる気がしてくる。
人の生き死にに関わる物語に興味があったのも、死の影にこの要素が隠れていたからではないかと、今、思いを巡らせている。
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