野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

10月21日(水) 皆に感謝。欠席するということ。

2015年10月21日 | 園の外で
子どもが朝起きてきて、しばらく体調が悪いことに気付かず
いつものように普通の朝を過ごしていることがあります。
今日がそうでした。


もうすぐ出発。8時45分。
Sな「おしっこするから、後で拭いて~。」と言いました。
母が拭いた後、「あれ!?何か体が熱いよ!!」と気付き、検温。

37.4℃。
母は、今日はお散歩の日。体に響くから、休むことを勧めます。
Sな「いやだ!!!休みたくないもん。」「絶対に休まない!!」 
体温計を手に持ったまま、頭をガンガンと壁に打ち付けます。
そして、「体温計なんて捨ててやる!!」ゴミ箱に投げ捨てました。
母より「どうしてたまごを休みたくないの?」
Sな「好きな人がいるから。今日Sなが休んで、もし、明日好きな人が熱で休んだら、
   ずっと会えないじゃん。」っと。
(よく分らないけど、Sな自身は熱があっても1日で復活し、次の日はたまごに行くことができるはずで、
 でも、自分が熱が出たくらいだから、好きな人もきっと熱がでてしまうのでは?と思っている様子。
2日間がずっとという意味でなく、体感的にずっとと感じるとよく「ずっと」を多用している。)

ん~~確かに理に適ってはいる。

ここで母として大切にしたいことが2つできました。
・恋する乙女、応援してあげたい。
・Sなの行きたい気持ちに寄り添って、最後は自分で納得して休めること。


そうはいっても、ね。
好きな人に熱が移ってしまう話、自分も重症化したら、たまごに行けない、好きな人に会えない話、
自分を大切にすることが好きな人も大切にしていることになる話、
などしましたが、行きたい気持ちが変わりません。


そうだ、前にたまごOG母が、「実の母の前より、よその母の前では素直なんだよ。」と言っていたのを思い出した。
きっとたまごの母なら察してくれるはず。
色々な人から声をかけてもらったほうが、自分から休むと言えるチャンスが増えるね。


母「今日の保育場所まで行って、車の中で熱を測ってみて、高くなっていたら休むってっどう?」
Sな「そーする。」


ここで、すでに集合時間を過ぎていました。
今日お当番のみえちゃんに電話し、事情を説明したら、
切れ切れの電波の中から、気持ちよく「いいよ!」をもらい、現地へ。


駐車場にて再検温。。。38.0℃。
それでもSな、納得できません。ダッシュボードを蹴り続け、体温計を折ろうとする仕草。
母一人で、お当番さん達に説明しに行こうにも止められます。


送りにきている他の母からも「無理しないように」「ゆっくりしたら」
と声をかけてくれます。少しずつ気持ちが片寄ってきています。
見かねて、当番のともちゃんも車まできてくれました。
ともちゃん、Sなの額に手をあてて、「熱いね。今日は頑張って、休もう!」と声をかけられ、
Sなは顔を傾けながら、最後は素直に「うん」と。自分から言えました。




気持ちは寄り添うけど、行動は寄り添わない…
ピッコロの中島さんからはじめて聞いたときは、これができたらなんて素敵だろうと思ってやってきたけれど、
なかなか上手く行かない我が家です。


言葉も寄り添うけど、行動も半分くらい寄り添うくらいがSなには、うまくいくなーと感じる今日この頃。
そんな母の気持ちにつきあってくれた、みえちゃん、ともちゃん、たまごの母達、
Sなが来るか?休むか?決まるまで待っててくれたたまご園児達、ありがとう。



(みさと)

========================================
「森のたまご」お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052

最新の画像もっと見る

コメントを投稿