アッシリア:一口メモ
メソポタミアのティグリス川上流地帯、現在のイラク北部一帯に起こった民族。前9世紀に有力となり、前7世紀にはオリエントを統一して最初の世界帝国となった。
メソポタミア北部のアッシュールに都市国家を作っていたアッシリア人は前15世紀ごろミタンニ王国などに服属していた。その段階を古アッシリアという。彼らは前9世紀に鉄製の戦車と騎兵を使って有力となり、周辺の征服を開始し、西アジアの分裂時代を終わらせてメソポタミアを統一した。この段階から新アッシリアという。さらに前7世紀にエジプトを征服してクシュ王国をナイル上流のメロエに後退させ、オリエントを統一し、アッシリア帝国を形成した。これはメソポタミアとエジプトという二つの文明圏を含むオリエント世界を初めて統一的に支配した世界帝国であった。
メソポタミアのティグリス川上流地帯、現在のイラク北部一帯に起こった民族。前9世紀に有力となり、前7世紀にはオリエントを統一して最初の世界帝国となった。
メソポタミア北部のアッシュールに都市国家を作っていたアッシリア人は前15世紀ごろミタンニ王国などに服属していた。その段階を古アッシリアという。彼らは前9世紀に鉄製の戦車と騎兵を使って有力となり、周辺の征服を開始し、西アジアの分裂時代を終わらせてメソポタミアを統一した。この段階から新アッシリアという。さらに前7世紀にエジプトを征服してクシュ王国をナイル上流のメロエに後退させ、オリエントを統一し、アッシリア帝国を形成した。これはメソポタミアとエジプトという二つの文明圏を含むオリエント世界を初めて統一的に支配した世界帝国であった。