「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

魚は氷に上るロダンの肘の夢 及川原作 「滝」4月号<滝集>

2014-04-30 05:26:35 | 日記
 ロダンと言えば「考える人」がスッと見えてきます。肘に
注目したことも然る事ながら、思索にふける人物描写とされ
る像に「春眠し」を纏わせた詠みの柔軟さに思わず感嘆の声
を上げてしまいました。考えることから解放されて見る夢は、
割れた氷から魚が躍り出る軽快感に似て、明るい陽射しの中
に背伸びして、柔軟体操をしそうですね。(H)

3 コメント

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 (みどり)
2014-04-30 06:27:58
「考える人」のあの肘を「肘の夢」だなんて、
源作さん、何て素敵な発想なのでしょうね!
誰も考えないような発想に驚かされました。
源作さん、懐かしいなあ~☆
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肘の夢 (紀美子)
2014-04-30 13:30:21
「肘の夢」発想が素晴らしいですよね。
男らしい風貌の源作さん、実はとてもナイーブな繊細な
夢のある素敵な方です。
昨年みどりさん達と受賞対談されたのですよね。
「波の会」で楽しく句会をさせて頂いております。
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肘の夢 (博子)
2014-04-30 22:59:08
原作さんの句は楽しいですね。
あまりお話する機会がなくて残念です。

「蔵の会」の投句締め切りが明日なのに
まだ詠めていなくて、もうちょっと頑張ってみます。
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