春ショール纏ふときめき透けぬやう 栗田昌子 2018-06-22 05:41:43 | 日記 春先の寒さをしのぐための肩掛けの、厚からず薄からずの素材の感じや、ふわっと巻いて、解けないように胸の辺りに添える手が見えてくる。そんな仕草を「ときめき透けぬやう」と乙女チックなフレーズで心の春に転換した手腕は見事に私の胸を打つと言うよりは射って、秘めざるを得ない恋など思わせて、『また小説書いて見ようかな』などと、ぼんやりとヒロインのイメージを立ちあげようしている自分に戸惑ってしまう句だった。(博子) « 数式のてつぺんに揚雲雀かな... | トップ | かなへびのまなこ真つ黒絶交... »
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