「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

地震見舞都育ちの春キャベツ 堀籠益子 「滝」7月号〈滝集〉

2011-08-03 19:59:33 | 日記
6月、昔の職場の仲間とランチをしたとき、一人が自家製
のキャベツやら玉葱やらを持ってきてくれた。セシウムが心
配だったら捨ててね、と彼女は言った。そういう言葉を言わ
ざるを得ない環境なのだ。怒りを抑えてわたしは全部食べた。
都育ちなら安心して食べられたろう。友達はありがたい。(K)

2 コメント

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都会育ち (今村征一)
2011-08-03 20:57:29
的を得た句評ですね。都会育ちの野菜なら大丈夫だろう。
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春キャベツ (博子)
2011-08-04 06:16:12
 放射能の心配のない土地からのキャベツの贈り物に、送ってくださった方の「心配」の心が見えて、それを句にした作者の「ありがとう」がよくわかる句ですね。
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