森に恋して

静・緑・健康

雨の小天狗山(2010/10)

2010-11-01 | 六甲山ハイキング
2010/10/31(日)曇りのち雨     
阪急芦屋川駅北側広場に、8:50女3・男1が集合し9:03発の芦屋ハイランド行きのバスに乗り込みます。
バスには私たち以外にも、10人余りのハイカーが乗り込んでいます。
奥池のバス停で全員が降車しますが、奥池方面の道を下ってくる人は、5人のハイカーのみで他の人はどこに行ったのでしょう。

奥池の住宅の紅葉もすでに始まっています。


通常奥池と呼ばれる池の正式名称でしょうか、池の正面に「奥山貯水池」の記念碑が立っています。


本日台風一過で快晴の予定で計画を立てたのですが、台風の足が速く予定が狂ってしまい早朝には青空が見えていた空が、早くも曇りがちの空模様に変わり、奥池も何となく沈んで見えます。


奥池園地の横の公園内で同じバスで降りたハイカーが体操をしているのを横目で見ながら、公園を通り抜け熊笹峠を経て六甲最高峰へ、と書かれた道標から北に踏み跡をたどります。
奥の青い道標には、石宝殿・六甲最高峰・社家郷キャンプ場・小笠・船坂・西宮・宝塚の名前が掲示されています。


しばらく進むと、六甲最高峰への分岐が有り、私たちはそのまままっすぐ進みます。


更にその先では、熊笹峠分岐も素通りします。


大藪谷へ向けて下ります、途中大きな石が道の真ん中にころがています。


よく整備された山の小道を気持ちよく歩きます。


盤滝方面からのための表示と思われる道標が木にくくりつけられています。

その先で小川を何気なく渡って、先を急いだのですが、ここで大変な間違いをしたことになります。


その先の仁川通常砂防堰堤とかかれた堰堤でプラ階段を上下し、堰堤下の広場に着きます。


大きな石のベンチが設置してあるような広場で、その場所が大蛇谷の入り口ではないかと近くの谷を覗きますが、路らしきものもなく更に前に進みます。



トラロープが張られたやや急な坂道と片側が崖状態の道を、気を付けて通り先を急ぎます。
下の写真は通り過ぎてからとります。

仁川の上流の水無谷から流れ出る川の堰堤が左に見えます。


飛び石を渡り、対岸に渡るとこんな道標に、右・盤滝口、左・上盤滝橋と書いてあり、なんか変だよとやっと気が付きます。


ガードレールの橋からアスファルト道に出てみると、ブログで拝見したことのあるごみ箱が有るではありませんか。

盤滝方面への道を知らない事も有り、上盤滝橋を見ておこうと上流へ向かいます。
この辺りから、雨がやや強くなって来た為、雨具の用意をします。



綺麗に紅葉した木が道の端に立っています。


更にその先には、公衆トイレまで設置されています。


その上にある堰堤の横にある掲示板の柱には、明治32年4月4日と言う札が張られ、堰堤の表示板には「通常砂防工事(補修第一号)仁川堰堤 兵庫県」と書かれその下に平成8年と記されています、明治に建設され平成8年に補修されたのであればすごいことだと思います。

上盤滝橋を覗き、元に戻り小天狗山登山口を探しに元来た道をさかのぼります。
トラロープの道を通り、プラ階段の堰堤を上り、渡渉場所まで辿ると、左の方から大勢のハイカーが現れ、ここが3谷合流の場所と確認し、小天狗山登山口を探します。


3谷合流場所から少し盤滝寄りの北側に、雑木林の細い踏み跡の入り口にテープが赤・黄・青と数本張られているのが見られます。


すぐに、左へ薄い踏み跡は大蛇谷への道、右のかすかなふみ跡を尾根道と確信して登り始めます。


初めは緩やかに始まった道も、徐々に急になり、一気にピークに近づきます。


小さなピークは岩場ですぐにまた下ります。


下ったところにイノシシのぬた場が道の真ん中に残っています。


更に急な坂道を上り、次のピークを目指します。


やや緩やかになった道を進み、一息つきます。


目の前に比較的高い山が見え、小天狗山と感じます。


一度下り十字になった峠を越え、雨が強くなった坂道をさらに登ります。


二つ目になるでしょうか、ピークを目指し急な坂を上り、なだらかな道を進み次の坂に挑みます。


急な坂を上り。


岩場が現れ、雨に濡れた岩に滑らない様、足元に細心の注意を払いながら登ります。


岩場を過ぎると次に現れたのは、ロープ場で岩をまいてトラロープが張られ次のピークに向かいます。


ピークから、やや右に寄り道して展望を楽しみます。
今まであまり展望もなく雨がしとしと降り続いていたため、久しぶりに見た景色が新鮮に見えます。


急な坂道を登りきると、小さな道標がかかり、左・奥池、右・盤滝、直進・小天狗山と表示されえていますが、実際には右が小天狗山になるようで、右に曲がると、



小天狗山の標識がぶら下がっており、その奥には基準点が埋められています。
問題は、4~5枚の表示板に書かれた標高が、2枚は587m、その他は557mとなっていることです。
国土地理院では、557mとなっているので二枚は間違いなのでしょうが、何故??


元の分岐に戻り、奥池方面へ進み、すぐ下の木が茂っている所で、木に傘をかけ雨よけにしながら昼食にします。
側にはまるで花でも咲いて居る様に、赤い葉っぱを見せつけている木があり気持ちが癒されます。


昼食を済まし、一旦下り上り返したところに大きな松の木があり、存在感を振り撒いています。 

この山登りが実は大間違いで、どこで道を見落としたのか、下の底のあたりで右に下る道があったはずなのですが?・・
とにかく登り切り向かいの谷間に下りますが、後で地図を見ると西南に下るべきところを南に下り途中で道が消えてしまい、急な坂を木々を手助けにしながら、転げるように下ります。
帰宅後ちづを見直し考えると、私たちの到着した谷は、どうやら大蛇谷の上流の様です。


雨の為水の流れる谷間を、足元が滑らないよう細心の注意を払いながら下ってゆきます。
大きな堰堤にぶち当たり、道を探しますが明確な道はなく、少し手前から右の土手を上ります。

堰堤より高い辺まで登ると、上手の方から道が現れやれやれで、堰堤を越え道なりに進んでゆくと、またまた道が途切れてしまいます。
木の階段が谷に向いているので、谷まで下りますが、どの道も棘で前に進む事が出来ず、再度上に戻り道を探します。
藪漕ぎの末またまた木の階段を発見し、今度は大丈夫とどんどん下りますが、今回も道は消えています。


西の方で自動車の音が聞こえ、砂防堤の向こうに芦有道路のガードレールも見え道路がが近いことを感じますが、間に深い谷がありその向こうはかなりの急坂でとても上がれそうにありません。

南へ向けて下り、左からの谷が上がっている場所で、黄色のテープを見つけます。
ここからは、黄色のテープを頼りに下り、かなり下で左から大蛇谷と出会い、3谷合流地点へ出ます。
結局、小天狗山まで一周してきたことになりましたが、上記で大きな松の木がありましたがあそこでバックしておれば熊笹峠への道を探せたのかも知れません。
私たちのようなドジを踏む人は少ないかもしれませんが、このコースはお勧めできません、大きな松の木と出会えばバックするか西南への道を探すことをお勧めします。




 





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