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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

坂城神社から村上義清の葛尾城跡経由で五里ヶ峯へ、北アの絶景を見に登る。(信州・妻女山里山通信)

2013-01-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
 気温マイナス4度の中を千曲市と坂城町の境にある五里ヶ峯に登りました。寒さで頂上近くの樹木には霧氷がついていましたが、雪がほとんどなく、ラッセルすることもなく登れました。難攻不落と言われた村上義清の葛尾城跡へは急登続きですが、坂城神社の裏手から、約40~60分で登れます。

 葛尾城跡からは南に、蓼科山と八ヶ岳連峰のシルエットがくっきりと見えました。パノラマ写真を撮ってから五里ヶ峯へ。撮影しながら約50分で山頂です。途中2年前にも出合った、ほぼ毎日登っているという長靴を履いたおじいさんと出合いました。

 山頂に近づくと霧氷と雪がありましたが、難儀するほどではありませんでした。ほぼ無風で陽も射して来たので体は寒くないのですが、むき出しの顔はこわばるほど冷たくなりました。

 五里ヶ峯の山頂は、東側と南側は樹木に遮られて展望はありませんが、西側と北側は展望が開けていて、北アルプスから戸隠連峰までの大パノラマが堪能できます。当日も、鹿島槍ヶ岳の近辺は雲で隠れていましたが、絶景が楽しめました。冠着山(姥捨山)の左奥に槍ヶ岳の頂きもくっきりと見えました。

 今回は行きませんでしたが、五里ヶ峯の山頂から北の尾根に下りると、山本勘助が葛尾城攻略の為に作らせたという「勘助道」があります。以前この勘助道がどこまで続いているだろうと、息子達と辿ってみたことがあります。結果、1kmほど東へ続いていることが分かりました。その探索ルポはこちらです

 麓の善光寺参りの精進落しの湯、戸倉上山田温泉からは、正午の鐘が聞こえて来ました。山頂を独り占めしながら昼食をとり、大パノラマを堪能しましたが、この言葉を失うほど美しい風景の中にも、福島第一原発の放射能で、汚染された地域が少なからずあると思うと、本当に腹立たしく悲しくなってきました。眼下の千曲市でもキログラムあたり10000ベクレルの汚染が見つかっているのです。

 確実に環境濃縮は始まっています。生物濃縮も。舞上がりによる吸引内部被曝は、食物による内部被曝と違い、100パーセントが体内に吸収され、非常に危険です。原発・放射能情報は、ツイッターで呟いています。情報収集にお役立てください。

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