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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

厳寒の中で手作り信州味噌の仕込み。自家栽培大豆に高級黒大豆の味噌も。激旨の昼食(妻女山里山通信)

2018-01-28 | 男の料理・グルメ
 厳寒の週末は、仲間たちと栽培した大豆と黒大豆で味噌の仕込みをしました。もちろんどちらの豆も自家栽培です。最低気温がマイナス11度! S氏の外の温度計はマイナス16度だったとか。最高気温も氷点下。皆防寒対策を万全に整えての作業です。日本人の最も大事なソウルフードが味噌。遺伝子組換え大豆がまかり通る中、ささやかな抵抗です。実際、この味噌をもらった人からは、絶賛の嵐が届いています。食品添加物もなく保存料もなく、一口食べれば誰でも分かるほどやさしい味で美味です。
味噌は血圧を上げるの嘘。味噌の血圧上昇抑制効果。[マルコメ]

(左)前の週から豆を洗浄したり茹でたりの作業を交代で夜に行いました。これは仕込みの前夜に大豆と黒大豆を茹でているところ。薪の火力は偉大です。ガスではこうはいきません。食べて美味しいところまで茹でて、熾き火を残して帰ります。朝には指でつぶれるほど柔らかくなっているはずです。(中)翌朝。凄いです。最低気温マイナス11度なのに熾き火だけでまだこんなに湯気が出ているのです。充分に柔らかくなった大豆をザルにとって水気を切ります。(右)こんな感じです。このまま食べても美味です。納豆菌を交ぜて保温すれば、極旨の納豆ができます。もちろん豆乳や豆腐や湯葉も。豆腐ができたら油揚げや厚揚げもできます。酢大豆もいいですね。

(左)これを蔵王という名称の豆磨り潰し機にかけます。(中)こんな感じで出てきます。(右)で、10キロの大豆に6キロの塩麹を交ぜます。もちろん塩麹も手作りです。

(左)これをこれをグニュグニュと混ぜ合わせ捏ねていきます。(中)混ざったら丸めて仕込みバケツに叩きつけます。(右)こんな感じで叩きつけ、空気を抜きます。大豆の仕込み作業は午前中いっぱいかかりました。

(左)お待ちかねの昼餉。鍋は私が作ったブラジル豆(フェジョン・プレット)の煮込み。このブラジル豆も自家製です。ニンニク、タマネギ、合いびき肉、ウインナーソーセージが入っています。豆は半分潰します。フェジョン・コジードといってブラジル人のソウルフードです。大好評。右下はこれも私が作った信州産豚バラ肉と人参、玉葱、占地、大蒜をデルモンテの濃厚リコピンリッチのトマトジュースで煮たシチュー。赤ワインも入ってます。これが大好評。左下のS氏が夢力で作った自家製パンと食べると馬鹿旨でした。(中)で、メインディッシュ?は、私が採ってきたクリタケとムキタケにもち豚のバラ肉と自家製長ネギ、信州人のソウルフード・ビタミンちくわを今回の黒大豆の煮汁で昨年作った手前味噌で味付けした煮込みうどん。残念ながら昨年の様にK氏が自家製の幻の小麦イガチクオレゴンでうどんをうっている時間がなかったので買ってきた地粉のゆでうどんでしたが、これも超絶美味。A氏手作りの醤油豆を加えると箸が止まりません。(右)食品添加物フリーだし、放射能もおそらく大丈夫でしょう。畑はガイガーカウンターで測っています。昼食が美味しすぎて食べすぎたので夕食はほぼパスしました。

(左)午後はいよいよ黒大豆の味噌の仕込みです。いやあ色が味噌の色じゃないです。モンブランみたいにも見えるし…。(中)材料もこんな色。(右)なんか味噌というよりはあんこかなという感じです。

(左)黒大豆の皮が入っていますが、ポリフェノールがたくさん入っているので、これは最強の健康味噌になるでしょう。(中)近所のお婆ちゃんから譲り受けた機械なんですが優秀です。アタッチメント作ればソーセージ作れるかなと仲間が。スペイン語圏でチョリソー、ブラジルではリングイッサですね。私は血のソーセージが大好きなんですが日本ではなかなか入手できません。スペインではモルシージャ、フランスではブーダンノワール、イタリアではサングイナッチョ、ドイツではブルートヴルスト、沖縄ではちーいりちー、韓国はスンデといいます。できるかな。(右)で、私は大豆味噌を14キロ、黒大豆味噌を12キロ持ち帰りました。味噌蔵で保存します。夏頃には新味噌として食べられるようになります。特に今回はじめて作った黒大豆がどんな味になるのか楽しみです。大豆味噌とのブレンドもいいと思います。焼きおにぎりにしてみたいですね。鮎の味噌焼きなども美味しそう。手作り味噌で作る味噌汁は格別ですが、味噌ラーメンも馬鹿旨です。塩分のとり過ぎと思うう方もいるでしょうが、味噌汁は30%の減塩効果があるとか。塩分が不足すると大変なことになります。それ以上に危険なのが砂糖。上白糖って日本にしかないのを知っていますか。私は甘みが欲しいときは、100%沖縄のサトウキビの黒糖か、麦芽糖、純正蜂蜜しか使いません。砂糖は最も有害な食品のひとつです。調べればすぐに分かります。

 翌日、所要のついでに茶臼山動物園の北口下から撮影した善光寺平、川中島です。手前は林檎畑。手前は篠ノ井の市街です。少し右奥は真田十万石の松代。中央奥の山は根子岳と四阿山。左奥は志賀高原の山々。

 望遠カット。幹線道路は塩カルが撒かれているし除雪されているので積雪はありませんが、ちょっと脇道に入ったり橋の上などにはアイスバーンがあります。どんな高いスタッドレスでも危険。妻女山への道は溶けてアイスバーンになった上に薄雪があるのでスタッドレスでも危険です。また雪を屋根に乗せたまま走るのは後続車の事故を誘発したり、フロントグラスに雪が落ちて視界ゼロになるので絶対にしてはいけません。長野県の条例違反です。
 冬の信州に車で来るときは、スタッドレス、車の雪かき、融雪スプレー(ダイソーの手動スプレーがお得)、いざという時の毛布や寝袋、非常食が必須です。雪国をなめたらあかんぜよ。死にますよ。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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