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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

【信州ワインサミット in 松本 2018】と安曇野の古刹・法蔵寺(妻女山里山通信)

2018-06-11 | 男の料理・グルメ
 松本パルコ南側の花時計公園で開催中の「信州ワインサミット」に行ってきました。約50ワイナリーが参加。140種のワインが提供されていました。開場の11時からずっと大賑わいで、来場者も若い女性や子連れのファミリーから熟年と多彩。フードメニューも充実。ジャズの生演奏もあり非常に和やかなリラックスした雰囲気でした。
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(左)少し早めに着いたので、春にできた信毎メディアガーデンへ。檜細工師・三浦宏氏の「江戸の町並みジオラマ展」。江戸の長屋の部屋の再現。小物までよく作られています。(中)寿司の屋台。当時の寿司は今の4倍ほどの大きさがありました。(右)会場へ向かう途中で、松本のサイクリストなら知らない人はいない岡田バイシクルへ。店頭に積んであるのは決してゴミではありません。残念ながらこの日はお留守でした。岡田バイシクルの紹介記事

(左)開場したてですが、もうたくさん来場していました。(右)まずは、重めの白ワイン2種。Kidoワイナリーのピノ・グリと、ワイナリーは忘れましたが定番のシャルドネ。つまみは、浜焼き海鮮居酒屋いざなみの白ワイン蒸し牡蠣。合いますねえ。個人的には、ソーセージやアイスバインとザワークラウトやアヒージョやピルピルのタパスをあてにでガッツリ食べてがぶ飲みもいいのですが、真っ昼間の酒はまわりが早いのでほどほどに。

(左)フードブースで、好きな料理を買います。インドネシア料理やラーメンも。(右)重めの赤ワイン2種。アルプスの塩尻カベルネソーヴィニヨン2015と同じくアルプスの塩尻シラー2016。matsumoto Mt.BARUの骨付き子羊ソテー。ちょっとピリ辛のオリーブのペーストとクスクスがつきます。非常に美味で赤ワインとよく合いました。私はグルメ関係の仕事もしていたので、オリジナルレシピ集 MORI MOPRI RECEPIもあるのですが、オッソブッコ(牛すね肉のトマト煮込み)は、重めの赤ワインに合いますね。

(左)エイワ穂高ブルワリーのアルトビール。カラメル麦芽の甘い香りにホップの苦味。コクもあって美味でした。(右)ペールエール。これもホップが効いて切れ味もいいビール。気に入ってお代わりしました。日本のビールは最近ホップの感じられないものが多い中で、こういうビールは貴重です。トラットリア ジアソーレのピザ・マルゲリータ。ビールも香りや味がよく分かる程度の冷え方なので、ピザとの相性も抜群でした。訪れる人もどんどん増えて大盛況でした。

(左)梅雨入り後なのに梅雨明けの様な晴天。子供達は噴水でびしょ濡れでした。(中)酔い覚ましに散歩へ。市街にはこんな水場があちこちに。(右)縄手通りへ。

(左)途中から北へ小路を歩きます。(中)暑さで猫もぐったり。(右)アイビーの絡まる小路を曲がって行くと綺麗な用水が。松本ホテル花月の前に出ます。左へ歩いて喫茶山雅を横目に見ながら縄手通りへ戻りました。

(左)焼鳥佐門でたこ焼きと生ビール。猫はボタンドールといって縄手通りのあるお店のタイの土産物です。車のキーホルダーにつけます。(中)帰りは橋を渡って松本駅へ。70年代にアンノン族に大人気だった珈琲まるも。松本民芸家具の並ぶノスタルジックな店内にはクラシックが流れています。珈琲とのセットがお勧め。(右)後ろは「丸茂旅館」。

(左)松本駅から大糸線に乗って豊科に向かいました。(中)豊科駅。(右)浄土宗 周岳山(しゅうがくさん) 信楽院(しんぎょういん) 法蔵寺へ。山門は長野県宝で、寛政元年(1789)に大隅流宮大工棟梁 伊藤(柴宮)長左衛門の作。代表作としては、私のブログでも紹介した諏訪大社下社春宮幣拝殿や、同じく記事を書いた戸倉町の水上布奈山(みずかみふなやま)神社本殿。
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(左)山門には見事な木彫が。木鼻の鷹ではなくて、これは鳳凰でしょうか。(右)唐獅子。

(左)牡丹。(右)象。

(左)楓の新緑が美しい参道。秋の紅葉は見事でしょう。(中)同じく伊藤長佐衛門矩重の作の鐘楼門。阿吽の仁王像と大きな錫杖が。(右)本堂は明治4年の廃仏毀釈により破壊されました。長いこと復興できずにいましたが、昭和25年から9年の年月をかけて再建されました。御本尊は阿弥陀如来。

(左)本堂にも素晴らしい木彫が。唐獅子と貘(ばく)。目には何か象嵌してありますが、材質までは分かりません。(右)虹梁には左右に龍が。その上には天女。大隅流の流れを汲む宮彫り氏の作と思われますが…。

 本堂から振り返る夕日の逆光に浮かぶ美しいシルエットの鐘楼門。鐘楼は上層にあり、向かって左に階段があります。ここは元々は武田信玄が作らせた城郭だった説があり、館主は成相氏と想定されるとか。慶長16年(1611)に、吉野から法蔵寺が移転したと標柱にありました。
 温泉に入ってテイクアウトの餃子やら私の山菜料理と、ビールとスコッチのティーチャーズでハイボール。安曇野の夜は更けて行きました。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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