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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

真田幸隆と昌幸が眠る長谷寺、信綱の信綱寺、国楽館戸倉ホテル、姨捨駅、長楽寺(妻女山里山通信)

2017-01-09 | 歴史・地理・雑学

(左)昨秋、仲間と砥石城跡に登ったのですが、その時に行けなかった寺院巡りをしました。まず腹ごしらえにと、十割手打そば処福田へ。(中)天ぷら付もり蕎麦。をいただきました。青木村産のタチアカネの玄蕎麦を石臼で自家製粉した十割蕎麦です。蕎麦湯も飲んで満足して長谷寺へ。(右)真田山種月院長谷寺(ちょうこくじ)。連休なので参拝者が次々に訪れていました。『真田丸』のブームはまだ続いています。

(左)大きな藁馬(わらうま)。絵馬が奉納されています。(中)本堂内部。可愛い招き猫のおみくじがあったので求めました。大吉でした。(右)中央が真田幸隆、右に真田昌幸、左に幸隆の正室の恭雲院の墓。

(左)墓所全体の様子。後から来た地元のご婦人が、綺麗になったと、昔はもっと荒れていたと言っていました。(中)新しく立てられた真田信繁(幸村)の慰霊碑。賽銭は皆、六文銭の形に並べて置いてありました。私も囲いの上に並べてきました。(右)右脇にある石仏。

(左)次に、真田幸隆の長男の真田信綱が眠る大柏山信綱寺(しんこうじ)へ。そこから見上げる真田本城。(中)桝形から少し登って黒門。(右)その脇にある線刻の馬頭観音。ヒンドゥー教の最高神であるビシュヌが馬の頭に変化して敵を倒したとされる神話が起源。

(左)黒門からは、村上義清の砥石城跡が見えます。(中)楼門。(右)本堂。信綱の墓所は、右へ回ってコンクリートで舗装された急な細い道を登ります。

(左)真田信綱の墓。天正2年(1574)5月に幸隆が亡くなり家督を継ぎましたが、天正3年(1575)5月21日の長篠の戦いにおいて銃撃に遭い弟の真田昌輝と共に戦死しました。そして昌幸が家督を継ぎました。(中)楼門の四隅には獅子の木彫が。(右)上田に戻り柳町の旧北国街道沿いにある天然酵母のパン屋さんのルヴァンへ。以前、調布市のつつじヶ丘に工場があった頃は、小さな息子を連れてよく買いに行きました。息子を連れていったのは、必ずおまけをたくさんくれるからです。今回は大きなカンパーニュを買いました。前日のものなので割り引いて540円でした。ここのパンは本当に美味しい。有毒の柔軟剤を使っていないので、しばらく置くとカチカチになりますが、霧を吹いて蒸すと柔らかくなります。

(左)もう少し回りたかったのですが、雨が降ってきたので早めに新年会が行われる戸倉上山田温泉の国楽館戸倉ホテルへ。(中)レトロな昭和の雰囲気が漂う和室。和みます。(右)源泉かけ流しのお風呂。露天風呂のある風呂もあり、日替わりで男湯と女湯が入れ替わります。飲用もできます。次々に仲間が訪れ、N氏は手作りの野沢菜のおやきを持ってきてくれましたが、超絶美味でした。

(左)皆揃って宴会の始まり。今回は日本酒は初めだけにして焼酎をメインに。黒霧島、二階堂、いいちこを飲みました。それとK氏とS氏が作ってきたどぶろくを2本。こういうわがままができるのも、ここの主人が高校の同級生だからなんです。(中)食事はお膳で郷土会席料理。これにさらに大きなブリのカマ焼きがつきました。ボリューム満点です。左にある信州の郷土料理の鯉こくも美味。まず右下のとろろ蕎麦でお腹を満たします。よく食べて飲みました。会話のレベルは非常に高く専門的で、いつもいい情報が得られます。(右)朝食。これで酒代も入れて15000円弱とリーズナブルです。お土産に六文銭まんぢうと干支の絵が描かれた湯飲み茶碗を頂くのも恒例です。

(左)翌朝の千曲川畔にある駐車場から見る温泉街。(中)そのまま直帰もつまらないのでスイッチバックで有名な姨捨駅へ。松本行きの普通列車が、長野行きの快速列車の通過待ちをしていました。快速列車の運転手は若い女性でした。近所に勤めている女性がいるのですが、もしかしたら彼女かな。(右)ホームのベンチは善光寺平方面を向いています。日本三大車窓の絶景が有名ですが、ガスがかかって何も見えません。ここからの夜景は、それは見事です。ぜひ映画やアニメで使ってください。駅前には駐車場はないのですが、長野方面に200mほど行った三叉路の先に姨捨駅専用駐車場があります。またホームへは無料で入れます。

 普通列車は年配の男性が運転手で、若い男性が車掌でした。列車勤務はトイレにも行けないし、変速シフトだし、必ずしも土日や祭日が休みではないので、大変だろうなと思います。人の命も預かっていますしね。2015年の時と異なり、今回は撮り鉄はいませんでした。不景気が原因ですかね。
姨捨駅の上の姨捨SAのさらに上にある403号の千曲川展望公園からの善光寺平暮色

 次に訪れたのは、駅の下にある姨岩のある長楽寺。2015年の初詣は息子達とここに参拝に来ました

 最後に妻女山展望台へ。茶臼山も北アルプスも見えません。完全に上雪(かみゆき)でこちらは雨降りだった様です。松本や飯田の方が積雪がありました。しかし、冬の本番はこれからです。酉年は、過去に天変地異が多く発生しているというデータもあるそうです。平穏な年であるといいのですが。政治的には国民の生活や命を粗末にする現政権が完全崩壊するといいなと思います。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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