森ぶらりん

森・山・川をぶらぶらしながら
外遊びを楽しんでいます

みちのくの旅4 夏草や兵どもが夢のあと(中尊寺)

2018年08月11日 | 古道・街道・古城

 

 

 

 今回の東北の旅は、もともと「そうだ、中尊寺に行こう!」と思ったからなんです。
ついでに寄れる山はないかと調べているうちに、なんだか山メインの旅になってしまいましたが・・・(笑)
でも最終日に目的はちゃんと果たしてきました。

 

 前日に泊まった宿の近くに「中尊寺の荘園」だったという地区を発見!最終日の朝に行ってみました。
骨寺村荘園遺跡」(←HP)という所で、
吾妻鏡や中尊寺に現存する古文書・絵図に、この荘園の詳細な記載があるとのこと。

 

今でも当時の痕跡がいろいろと残っていて、国指定史跡になっているそうです。

すごいな~。

 

駒形根神社

 

当時の絵図に「六所宮(ろくしょのみや)」というお堂が描かれており
それと一致する神社だそうです。

 

石段を上がっていくと・・・ 

 ヤマユリがたくさん咲いていました。

 

 

 

 狛犬のお出迎え

 

狛犬さん達の台座が自然石!不安定そう・・・。
しかもね、石段も真っ直ぐじゃないし、本堂もずれて建っているんですわ。

 

なんか微笑ましい。・・・古いものオーラが漂います(?)

 

 

 

まわりには美しい田園風景が広がっていました。 

イグネと呼ばれる屋敷林に囲まれた家々が見えます。
国の重要文化的景観にも指定されているそうです。

 

本当は、四角の水田ではなくて、曲がりくねった畦に囲まれた古いものを見たかったが
勝手に侵入しては農家さんに迷惑をかけるので、がまんがまん。

 

この地区からは、今でも中尊寺にお米の奉納を行っているそうです。

 

 

水田の中にぽつんとある小島、若神子社です。
これも昔の絵図にそのままの名前で描かれているそうです。
ワカもミコも巫女の古称で、ここは巫女さんのいた所らしい。
(今はお堂はなくなっている)

 

 

正確にいうとこの地区は、中尊寺経蔵で別当を務める人の所領(荘園)ということになるみたい。

 

ということは中尊寺って最盛期には多くの社寺があったらしいけど
その1つ1つがみな独自の所領(荘園)を持っていたということになるのかな?

 

ちなみに、この地区の現在の地名「本寺」は、骨寺が転化したものだそうです。
由緒ある地名なんですね。

 

 

さて、骨寺を出て平泉に向かいましょう。

途中で寄り道。
 ここは、行く前から調べてあった所。

 

窟に毘沙門天がおわすのですな。

 

 

 

なんと!毘沙門天様、窟がちょっと豪華すぎやしませんか?

 

「いわや」って言ったら、洞窟ですよね。
暗い天然洞窟に毘沙門天様が鬼の形相でカッと目を見開いて
仁王立ちしてらっしゃるのかと・・・。

 

参拝者は上段へ登れます。(仏像は撮影禁止)
毘沙門天様いました。窟ではなく豪華なお部屋の中に・・・(笑)

 

 

上段から見下ろす。

下の池は、奥州藤原氏が栄えた頃からずーっとあるそうな

 

 

崖にきざまれた石仏

胸のあたりは地震で崩落したらしい。

 

 

「昔、夜な夜な現れては悪さをするガマ蛙の悪霊がおっての、
困った村人は白蛇の神にお願いして、ガマを退治してもらったんじゃ。」

 

イケメンです、ヘビの神様♪

 

 

 

されこうべの杖を持つ方、どなたなんでしょう?
持っている杖のわりに愛らしい銅像でした。

 

 

 

 

 

さて、いよいよ中尊寺です。 

 立派な杉並木の参道です。1000年間変わらぬ風景ね。

 

 

 昔、金色堂が入っていた建物

 

 

 中央の柱は、屋根を支える柱ではなく、逆に屋根から鎖でぶら下がっている柱です。
確か免震構造に関係するのではなかったっけ?

 

能舞台につづく道。ここの杉も立派です。

 

 

平泉の突端は断崖で、その向こうは低くなっています。

 

ブラタモリでは、この断崖を境に大和政権(=奥州藤原氏)と蝦夷が争い
そのときの犠牲者を供養するために中尊寺を建てた、って言ってた。

 

一方ここのパンフの説明では、藤原氏の兄弟親戚が血で血を洗う権力闘争をやったので
その犠牲者を供養するため、となっていた。

 

 私は、兄弟で殺し合ったからの説に1票!

 

昔の人って何が一番怖いって、自分が殺した相手が怨霊となって、自分が祟られるのを最も恐れたらしい。
(殺しておいて、一番イヤって、何言っとんじゃい)
蝦夷とも戦はやったんだろうけど、兄弟の怨霊の方が祟ってきたらしつこそう。
兄弟の霊を鎮めるために、こんなに立派にしたんじゃないのかしら。

 

 

 

 

国宝 世界文化遺産 中尊寺金色堂 もちろん撮影禁止でございます。

なにも無いのはさみしいので、中尊寺HPから拝借。 

 まさに金の光

 

絢爛豪華

この豪華さは、単位面積でいったらベルサイユ宮殿も真っ青ね。

個人的には、この螺鈿を一番見たかった。

 

これ全部夜光貝を削ってはめ込んであるんですわよ~。
うちの柱もこうしたい。
(こんな太い柱どこにもありませんが。笑)

 

 

 

 帰りの飛行機から  鳥海山  いつかあの頂へ!

 

 

 みちのくの旅 これにて終了~

 

 

 

 

 

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みちのくの旅 その3 岩手・宮城内陸地震の爪痕

2018年08月08日 | 道外

 

 

ブログへの更新が前後しますが、東北旅行3回目です。

2泊目の宿へ向かう途中、「被災地展望の丘」という看板を発見したので寄ってみました。

 

ひゃー!なんだ?あれ!!! 完全に崩れ落ちてる!

国道342号線にかかっていた「まつるべ大橋」ということです。

岩手・宮城内陸地震で被災したらしい。

怖い。地震の瞬間に車や人はいなかったのか?

 

 

展望の丘に設置された説明板

 

なんと!震源のすぐ横!! (ここ、⑤の場所です)

 

地震による地滑りで橋脚ごと11mもずれたらしい。

橋脚がゆれで倒壊せずに橋を支え続けたのは、耐震設計のすばらしさを物語っていると思うけど

地滑りまで加わればアウトだろう。

 

 

高さ2.5mくらいの鉄板

 

 

 

 

黄色の矢印で山崩れの範囲が示されている部分が

下の写真。

 

山の上から川に向かって、表土が三角形に切れ落ちたのが分かる。

手前の川は一時土砂で埋まってしまったらしい。

おそらく右側の深い部分(水が青い)のような状態が、左の下流側にも続いていたのではないだろうか。

 

 

川を埋めた土砂を撤去したときに、川幅を広げるために削ったのだろう。法面が新しい。

地層の上に、山から崩れてきた土砂が堆積した様子が分かる。

 

 

 地層

 

 

 いやいや、ここへ来るまでこの地震のことは忘れていました。

というか正直言うと、これを見てもあまり思い出せないんですが・・・。(地元の方々、ごめんなさい)

崩れた橋は、保存工事を行ってまで残そうと決めたものだそうです。

災害を忘れないための物って、必要ですね。

 

 

 この日のお宿は、祭畤温泉かみくら です。

山の中の一軒宿で、温泉良し!お食事旨し!お部屋も良し!建物もすてき!

という、とっても良い所でした。

出発の朝、霧雨の中を外に出て見送ってくれた女将さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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大雪山黒岳3 石室~北海沢往復~下山 (8月2日)

2018年08月05日 | 支笏・洞爺周辺

 

 

 

お鉢平展望台から石室まで戻ってきました。

 

途中で見える「白鳥と千鳥の雪渓」

2羽のくちばしが溶けちゃって、何だかよく分かりませんねー。

くちばしが残っていると私には「フラミンゴとハトのキス」に見えるんですが・・・(笑)

 

 

石室から右折して進むと、赤石川や北海沢の源流部にある雪渓地帯に入っていきます。

お鉢方面の乾燥地とはまた違う湿性植物が楽しみ♪

 

 

 おー!咲いてます! 楽しみにしていた エゾコザクラの群落。

後方は雪渓です。

 

 

かわいい あざやか かれん 😊

 

 

エゾコザクラとミヤマキンポウゲの花畑♪

 

 

チングルマとアオノツガザクラの花畑♪

 

 

雪渓が溶けた所からチングルマが咲き出します。

 

 

チングルマとエゾノツガザクラ

 

 

 ゆでたまご

 

 

イワギキョウ

いいね~ こんな眺めを見ちゃったら、何度でも来たくなるね~。 

 

 

大好きな花 チシマクモマグサ

こんもりとした小さな株をつくることが多くて
そこに花がびっしり咲くと、ほんとかわいい。
今回は遠くにしかそういうのがなくて、ちょっと残念。

 

 

氷河期のなごりのポコポコ地形が見られます。

その一つ一つを違う花が覆い、自然の花壇のできあがり♪

 

 

色が薄く、拡大してみると花弁の毛が少ないようなので

多分 コエゾツガザクラ

 

 

ジムカデ

 

 

ミヤマキンポウゲ

 

 

マルバシモツケにしては葉が小さく
エゾマルバシモツケにしては大きい

いったいどっち?

 

 

 証拠写真程度のエゾコザクラ白花。初見です!

 

 

 

春の花はどんどん種になり・・・

 

 

秋の花が咲き出す・・・

 

季節は進んでいますねー。

 

 

 

さて、リフトの最終便17:30に間に合うように
黒岳頂上通過は遅くとも16:00
さかのぼって石室通過は15:00

この時間設定自体がかなり余裕を持たせているけれど、さらに余裕をもって帰らねばならぬ。
登山なんて何が起こるか分からない。ぎりぎりは事故の元。
それに途中でナッキーがいたら、時間かかるしね♪

もっと花を愛でていたいけど、そろそろ帰るか。

 

 

また来るよ~。

 

 

帰り道の途中にあるポン黒はナキウサギの住処。

ここで、とても立派なカメラをかかえた女性に、エゾナキウサギの居場所を教えていただきました。

おかげさまで私もナッキー撮影に成功!

 

目の輝きも入って、うれしー!

 

 

山頂近くで。 咲き残りの エゾツツジ

背丈10cmほどの小さなツツジです。 

 

 

 最後の登り返しが疲れた体には辛い・・・(笑)

 

すっかり人のいなくなった頂上に戻ってきました。

 

 

招き岩のモアイさん達が見送ってくれます。

 

 

下山は1時間の想定でゆっくり進みます。
疲れて集中力が落ちると、岩場で転んで怪我する確率高いのよね。

  

7合目リフト乗り場に無事下山。

 朝とは違うシマリス登場。
(しっぽのふくらみが違う)

 

 かわいい 😊 子リスかな? またね!

 

 

本日の軌跡

左の突端がお鉢平展望台。 中央下が北海沢。

 

 

 

 

 

 

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大雪山黒岳2 七合目~山頂~お鉢平展望台 (8月2日)

2018年08月04日 | 大雪山系

 

 

 

黒岳7合目を出発!

すぐにいろいろな花が咲き出します。
8月に入るとさすがにもう終盤のものもあったけれど
標高が上がるにつれフレッシュな花が多くなってきました。

 

ウサギギク

ぶんぶんぶん ハナアブが飛ぶ♪

 

 

日本三大有毒植物 トリカブト

これは、大雪山固有種のダイセツトリカブト(だと思う)。

葉が細くさけているのがエゾトリカブトの特徴で、
その中で大雪山系特有の特徴を持つものがダイセツトリカブト。

でも、顕微鏡レベルの差なので、見分けは難しい。
ここに生えているんだから、ダイセツトリカブトってことにしておこう。(笑)

色の薄い個体。

 う~ん、内部のシベの様子が毒々しい・・・。

 

 

ミヤマキンポウゲ

咲き残りがきれいです♪

 

 

ナガバキタアザミ

高原の雰囲気になってきました。峡谷をはさむ東~北大雪の山々もくっきり。

それにね、とにかく空気が涼しくて爽やか。

このあいだの早池峰山とは大違い(笑)

 

 

エゾノレイジンソウ

 

 

 チシマノキンバイソウ

9合目から上で満開でした!

 

 

 

終盤の トカチフウロ

美肌です(笑)

 

 

咲き出し中のハイオトギリ

 

 

まねき岩

この辺は春先にウコンウツギの大群落が見られます。
その時期もいいよ~。

 

 

昆虫みたいな名前の エゾミヤマクワガタ

 

 

 1時間20分で黒岳頂上に到着。

残雪のこる溶岩大地の風景が、どーんと目に飛び込んできます!

山頂に完全に登り切らないとこの様子は全く見えません。

この劇的な風景の変化が、黒岳の醍醐味ですね。

 

冷風がすーっと吹き抜けて、気ン持ちいいんだわ~。

 大休憩したら出発、あの奥へ!

 

 

ここから植生は一変し、乾燥した風衝礫地に適応した植物に入れ替わります。

 

メアカンキンバイ

 

 

コマクサ

ほとんど咲き終わりでした。

このコマクサはむき出しの裸地にいち早く進出するパイオニア植物です。

よく高山の女王なんて言われるけど、深窓の令嬢ではなくてたくましい開拓者ね。

 

 

チシマツガザクラ

かわいい~ 花火みたい

 

 

所々にハイマツ林もあって

ハイマツの上には ノゴマちゃん。

 

ハイマツの下には、針葉樹が好きな ゴゼンタチバナ

 

 

タルマイソウ

ここのはみんな背が低くて、写すのに一苦労。

風が強いんだね。

 

 花束みたいな コガネギク

 

 

地面に少し湿り気があると・・・

ミヤマリンドウ

あちこちで満開☆ 深い青紫が写真でうまく出ないな~

 

 

これ、色が薄いから コエゾツガザクラだと思うんだけど、横に膨らんでますね。ということは

その中の一品種の ユウパリツガザクラ でいいのかな?

とにかく、かわいらしくてよろしい。(笑)

 

 

爽やかな眺め。これぞ大雪!

 

 

一瞬、雲がとぎれたので大急ぎで写した チングルマ綿毛

 

 

 ヨツバシオガマも高地ではまだまだ旬です。

 

 

 

最後の登りを終えると・・・

  

 巨大爆裂火口の縁に とうちゃこ~~~

 

すごいねー、ダイナミックだねー、眺め最高だねー!

 

 

 来た道を振り返る。

 

 

 

 記念撮影♪

 

 

 

 

 

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大雪山黒岳1 お久しぶりのシマリー

2018年08月03日 | 大雪山系

 

 

今季初の大雪山!

花! 動物! 鳥! きれいな景色!

楽しみだね~✨

 

 

層雲峡ロープウェイとリフトを乗り継ぎ、楽して7合目へ。

そこで準備をしていると・・・草むらから元気よく走り出てきたのは

エゾシマリス

 

 シマリー、お久しぶり! 元気だった?

 

 

あちこち走り回るのを眺めてると、なんとシマリーが登ってきた!

どこを登ったって?

 

 

なんと、ベンチに寝せるように立てかけてあった私のトレッキングポールを

ハシゴ代わりにして登ってきた! かなりの素早さでするするする!

むむ、おぬし、さては慣れとるな。

っていうかー、リスはこんなこともするんかい。

 

 

 

ベンチの上、私の横(間にザックがあるけど)に来ると

きょろきょろしてます。

きっと餌をあげる人がいるんだね。

 

 

 

なんもないの?

と言わんばかりにカメラをのぞき込むシマリー。

あせって、足にピントが合っちゃった。

 

 

 

この人は何もくれないと分かると(ごめんよ~)

またハシゴ(笑)をするすると降りて、草むらに帰っていきました。 

 

 

 

 

 

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