
世渡り、渡世のひとつの術でもある。
そんなことができるようになるには時間はかかりますし、
場数を踏んでいかないとね。
間違っても・・
「いやこれはこれで・・」とか。
「いや・・ 今日はこうやってみました」とか。
「これも、ライブの醍醐味なんで」とか。
「確信犯」でいいです。
セッションしてても、毎回出てくるフレーズが違うのは、
当然のこと。
実は、「失敗ありき」で始まってます。
少なくとも私は「覚えたフレーズを上手に弾きましょう」なんて
微塵も思ってない。
かといって、何も考えずに弾けるわけでもない。
少なくとも、キーとリズムと曲の構成くらいは当然共通事項なので
心得てはスタートします。
あとは、野となれ山となれ・・。
セッションたる目的は、突発的で、偶発的で何があっても
おかしくない・・ そんな時間を求めてます。
そんな音とリズムのぶつかり合いはもとてもスリリングで
リスキーな時間です。
それは、ライブていう現場であるからこそ得られるエネルギーをもってして
今日の自分の殻を破っていくことにあります。
でも、BandSquareで固定曲を演奏している皆さんも同じ体験を
少なからず味わっているはずです。
なんせ、バンドでいきなり合わせますので・・。
そして、場所もレッスンルームではない。ホールのステージです。
音の大きさも何もかもが違う。
他人に見られていることも大きな違いでしょう。
それでいて、しっかり皆さん演奏してますよね。
それは、「自分がすべきことがわかっているから」です。
他人に追従することもなく、自分は自分のすべきことをする。
雨が降ろうが、槍が降ろうが・・
自宅でも、ホールでも、レッスンでも・・ 自分は自分でしかない。
無論、ヘタウマなんてどうでもいいことです。すべきことがわかっているか・・
そこを評価すべきことですね。
つまり40年弾いている私も、始めたばかりの皆さんも
「自分」を全力で全うしようとしていることにまったく違いはないのです。
そして、40年前の私も、皆さんと同じでした。
もしくは、もっとしどろもどろだったでしょうね。
情けねぇ・・男が少しずつできるようになってきたのは、
なかなかできるようになせなくても、好きで40年想い焦がれて
続けてきたおかげです。
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