そよ風つうしん

日々の暮らしの中で心に残ったことや、目にとまったすてきなものを、折々にご紹介しています。

第2室戸台風の記憶

2019年10月21日 | どんぐり屋のつぶやき
むかしむかし、それは今から50年も60年も前のお話ですけれど
大阪には毎年のように大きな台風が来ていました。

なかでも学生時代にやって来た第2室戸台風は、四国の室戸岬に上陸してから、私が住んでいた大阪湾沿いの岸和田市の海岸に再上陸しました。

平均風速は40メートル位でしたが、瞬間最大風速は60メートル吹きました。
家がミシッと音がして揺れ、ドキドキした記憶があります。

高潮もあったせいか、大きな船が陸地の紀州街道の辺りまで上がって来ていました。
陸の上で見る船の大きさに、ビックリ。

実家の庭には大きな樹がたくさん生えていたので、後片付けも大変!
でも若かった私は一人で大奮闘!!
張り切っていて不注意でしたが、古釘のついた木ぎれを踏み抜いてしまって、大慌てで隣家の内科医の所へ。
お医者さんにはたいそう叱られて、すぐに破傷風のワクチンを打たれました・・・

まあ、どうも無くてすみましたので、助かりましたけど。

そんなこんなでしたが、しばらくの断水や停電にも、あまり困った記憶が無いのです。

なんでだろ?
と振り返ってみると、当時の生活環境が今とは全然違っていたことに気がつきました!

つまり、こうだったのです。
  *井戸があって水には困らなかった
  *トイレはくみ取り式だった
  *お風呂は薪で焚いていた
  *ガスは使っていましたが、かんてきと炭も使っていたので、煮炊きには困らなかった
  *戦争が終って以来、長い間しばしば停電があったので、昔のランプがあった

なるほど、こんな暮らしをしていたのですから、停電や断水といってもあまり困らなかったのでしょう。
学校に定期試験の時には、お風呂の焚き口の前で、時々薪をくべながら勉強をしていた記憶もあります。

停電は電産(正式な名前は忘れました)という労働組合のような組織があって、要求を通すために電気を止めちゃうと言うけしからん(?)ことをしていたので、不定期に一寸長い時間停電することが、かなりしばしばありました。
「あ、またや!」といいながらランプを灯してすごしました。
ランプは、すすがたまるとガラスが曇って暗くなるので、お掃除をしなければなりません。
手が真っ黒になるので、かなりいやでした。

その点、今の暮らしはすっかり楽になっていますが、その結果何かあると苦労することになるのですねえ・・・

そうそうもちろんテレビもスマホもありませんでした。
みんなでラジオを聴いていました。
電話だけは、固定式のしかなかったので、しばらく不便でしたね~

という昔のことをふりかえってみて、「長生きしたもんだ!」とつくずく思ったことでした。



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